【1996年11月号】魂の刻印をモチベーションとする時、人は最強のパワーを発揮する。


1996年 11月号

魂の刻印をモチベーションとする時、人は最強のパワーを発揮する。

人は、モチベーションのないことをやらない。人が動くとき、そこには必ずモチベーションがある(除く、神様)。通常「生存欲」「金欲」「性欲」「権力欲」「名誉欲」「愛されたい欲」など爬虫類の脳+αがモチベーションとなって「力」が出るわけだが、(爬虫類のモチベーションは強力であるが、いかんせん悲しい・・・)同時に、その人固有の「私の穴を埋めたい」というモチベーションも、それに輪をかけて強力である。

「フィールド・オブ・ドリームス」という美しい題の映画があった。コーン百姓のケビン・コスナーが、コーン畑の中で聞いたご託宣「それを作ると、彼が来る」の意味を探りながら、家計を無視。コーン畑を潰して草野球場を作ると、ぬあんと、この世に未練のあった往年の名選手(シューレス・ジョーだっけ)が、めっぽう野球のうまい、活力にあふれた亡霊となって(西洋の亡霊はジョークを言ったりして、なかなかよい)野球をやりにくる、という話だ。(ラストではお金も来る)彼がなんで草野球場をコーン畑の中に作るのが夢なのか。それは生まれる前に、彼の魂に刻印されているからだ。

最近出た、うちの本で「ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる」が、なんか知らないけどよく売れている。これバシャールの「ワクワクによる人生の目的自然達成法」なのだが、「天職」があなたに「力」を与えるのだ。「魂の刻印」をモチベーションとした時、人生はあなたに味方する。だって神様が加担しているからね、しょーがないよね、味方しないと。新年は、暇にまかせて「魂の刻印」を知ろう。

それをモチベーションにするとき、もう誰もあなたを止められない。

  喜多見 龍一


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