【アニー・ボッシンハム】インタビュー

◆ 私を含めた全員が、更なる自分へと成長したと思います

SJ
今、第1期のモジュール3の途中で、コースも後半戦に入ってきたところです。
アニーさん初めての年間コースですが、始めてみてどのような手ごたえを感じていらっしゃいますか?
アニー

この一年は、私の期待をはるかに超えたものでした。生徒さんやメッセンジャーオブライト、見えない世界の存在達、参加してくれたすべての存在達に深い感謝を感じています。

クラスが非常に団結しているのもいいと思います。皆さん非常に心が広くて、気前のいい精神の方たちです。また、すごく好奇心旺盛です。こうやって皆さんの変容の過程に参加させて頂けていることを、本当に光栄に思っています。

クラスがスタートした最初の頃は、ほとんどの方がすごく大人しくて控えめで、ヒーラーという自己イメージをこれから持つにあたって、少し居心地の悪さを感じているようでした。慣れない感じというか。でも、今は全員、ヒーリングの時は非常にスムーズで綺麗ですね。

また、それぞれが本当にメッセンジャーオブライト(以下MOL)との関係を築き上げ、心の繋がりも感じているようです。私を含めた全員が、更なる自分へと成長したと思います。

ですから、第2期のことを考えると、とてもワクワクします。0期と1期というのは、地図を作る作業をした人達でもありわけです。今後のクラスの為の下地を作りました。クラスを重ねるたびにもっとワクワクして、1人1人がもっと早く成長していくと思います。地図が出来ましたから、これから道が広がっていくと思います。

◆ 自分なりのヒーリングスタイルを作っていって欲しい

SJ
第1期の方々が卒業した時に、どのようなヒーラーになっていて欲しいと思いますか?
アニー

まず、勇気を持って欲しいと思っています。私は下地を提供したに過ぎません。これからは自分なりのヒーリングスタイルを作っていって欲しいと思っています。 MOLと共に、どんどんヒーリングのやり方を進化させていって欲しいですね。MOLにはつながる人ごとに個性があって、ヒーリングの仕方も違います。その人のスピリチュアルな系譜や能力に基づいて、そのヒーラーを選んだと思うんです。或いは、過去世との関係があったから今回協力しているのかもしれません。ですから、それぞれの生徒さんがヒーリングをしながら、その技術、技法の職人になって欲しいと思います。そして自分の限界値のところまでいって、さらに勇気をもってその限界を超えていって欲しいです。

そして何が起きてもとにかく信じること。何が起きても、それは自分らしい個性ある世界へのギフトだと思って信じて欲しいです。

私は誰もが同じような、画一的なヒーラーを望んでいません。一人ひとりがヒーリングの匠として、職人として成長して欲しいです。一人ひとりがユニークな個性を持ったヒーラーであって欲しいです。それがアーティスト、芸術家ということですからね。

芸術家は自分なりの道を発見します。自分が見ているもの、感じているものを知っていることを信じてやっていくのです。ヒーラーもそうです。また、ヒーラーというものは、いつか学んだテクニックを手放して、独自のものが展開するように任せるものです。

もちろんこれまで習ったテクニックを全く使わなくなるわけではありません。ただ、必要な時はテクニックを手放す、という気持ちも必要です。MOLに委ねながらテクニックを手放して、その瞬間に必要な新しい領域へと入っていくのです。

◆ メッセンジャーオブライトと“共に”ヒーリングする

SJ
クラスで教えるヒーリングには、手順があるわけではないのですか?
アニー

いくつかのヒーリングの手法を教えますが、決まった型と呼べるものはありません。MOLと“共に”ヒーリングをする、ということです。

まずクラスの最初の方では、チャネラーになる為の下地を作っていきます。
見えない世界の存在達に、自らの波動を開いていきます。私はこの養成講座は、声を使わないチャネリングのコースでもあると思っています。このチャネリングの下地はとても大切です。エネルギーで繋がっていく、というプロセスですからね。

また、クラスの前半で個人のヒーリングをします。ワークに参加する前に、過去世のトラウマを癒す必要のある方もいらっしゃいます。そうしなければMOLを敬うことにならないと思います。そして個々の生徒さんを敬わないことになってしまいます。私はクラスを教える時に、生徒さんもMOLも尊重したいと思っています。

SJ
まずはMOLをチャネリングする為のプロセスがあって、個人の傷をヒーリングしていくプロセスがあって、最後にヒーリングのやり方を教えるという段取りになっているんですね。
アニー
そうですね。最初の2つは同時にやっていく感じです。最初の2つに併せてヒーラーとはどういうことかということを教えるし、健康と健康ではない状態についても話します。不健康とは病気、“disease=楽ではない状態”と教えていますが、それは単純すぎる理解です。不健康と健康とはいったい何かをもう少し詳しく説明していきます。ですから下地を作るのもかなり複雑な工程です。
SJ
先ほど、モジュールとモジュールの間に受講生の皆さんに配信するフォローアップ動画の撮影で、アクシオトーナルアライメントのデモンストレーションを見せていただきました。手を使ったすごく複雑な手順がありましたね。
アニー
アクシオトーナルは、ヒーラーとしての自己イメージを更に広げてもらう為に、クラスの中で教えています。ある程度型があったらそれに頼ることもできます。型や手法をクライアントに提供することもできます。ただ、その型や手法を実践しようとしても、途中でMOLが入ってきてその型を変えていくことがあります。様々なテクニックを覚えると、ヒーラーとしての自己イメージが拡がり自信がつきます。するとそこへ彼らが入ってきやすくなるんです。そしてもし、MOLがそれとは全く違う方向へとヒーリングを持って行っても、恐がらずに信頼することが大切です。

◆ ヒーリングはアート 型に頼っても頼らなくてもいい

SJ
ヒーリングのやり方はどんな手法でも、人それぞれオリジナルでも良くて、その人の裁量に任せられるということですね。
アニー

はい。そしてそのオリジナルもどんどん進化していきます。MOLはその人の個性を尊重しますからね。それもヒーリングをアートにしていくことの一貫です。 MOLはその人の個性に応じながらやっていきますし、その方がパワフルな結果がでます。

クラスでは、アクシオトーナル以外にも、私が個人セッションで行う、ルーマ(※アニーがチャネリングするアルクトゥルスの存在)の使っているシンプルなテクニックも教えています。

ルーマが過去世のつながりをどう扱うか、エネルギー的にどんなことをしているかを、私は長い間見てきました。ルーマは感情のお荷物を解放する方法や、恥を解放する方法、サイキックな痛みの契約のコードを切る方法も使っています。そういった手法も教えています。クライアントさんへのセッションに使うことが出来ますからね。教えることが出来てとても嬉しいです。

さらに、MOLが使っているエーテル的なツールや装置を使う方法も教えています。光の種や鞘をインプラントする(植え付ける)方法とか、光の針や糸、光のスクリーンを使う方法です。バキューム、掃除機のようなものを使ったりもします。他にも彼らはクライアントのニーズに応じて、色んなものを使ってヒーリングを行うのです。

SJ
それらは、MOLのクリエイトしたツールということですか?
アニー

彼らが使っているものを人間が解釈したら、そういうものに映る、ということです。90年代の初め、私がMOLと初めてヒーリングした時にそれらを学びました。ヒーリングをしている時に、突然、手に針と糸があって何か縫っているような感覚がしたです。手を後ろに持っていったらホースがあったとかね。(笑)いろんなものを感じとりました。

先生に聞いてみると、確かに彼らはいろんな器具を使うんだ、そこを信じて流れに乗りなさい、彼らのツールを使って、手を使ってやっていきなさい、と言われました。

その後、もっともっと色んなツールが出てきました。MOLと一緒にヒーリングをしていると、そういうことが起きるかもしれません。だから予期せぬことが起きても、それを信頼できるようになって欲しいのです。そのためにまず下地を、信頼関係を築く為の下地をつくるのです。そうすれば、あとは型に頼ってもいいし、頼らなくても、自由形式でヒーリングできるようになります。

SJ
すごく自立したヒーラーになる感じですね。今のお話を聞いて、ヒーリングはアートだ、とおっしゃっていた意味がよくわかりました。ということは、MOLと繋がっていれば、人によってオリジナルのヒーリングの形や手法が、おのずと出来てくるという事ですよね。例えばMOLとつながった状態で、ヒーリングアートを描くということもあり得ますよね。歌を歌ったり、ボイスヒーリングなども。
アニー
もしそれが必要だったら、その人にふさわしいなら、もちろん、そのような展開もあります。
SJ
可能性が無限にあるということですね。

◆ 愛によってヒーラー自身がパワーアップする

アニー

MOLが持っている最も美しい、すばらしいツールは、彼らの愛です。愛によってヒーラー自身がパワーアップするです。クラスの中で、ある時点にくると、ヒーリングをしながらMOLの愛を受入れ始める、ということが起こります。すると涙が出てきたりします。最初のうちは、手順が出来ているかなどで生徒さんは不安ですが、だんだん頭ではなくハートのほうに移行すると、全身全霊でこのプロセスの一部になるです。そうすると、ヒーリングをしている生徒さん自身がMOLに触れ、ヒーラー自身が癒されるです。

MOLに関わって、自分だけ変わらないということはあり得ません。MOLの優しさと思いやりと愛が、あなたの波動を上げてくれます。それが他のクラスにはないかもしれない、おまけ、といえるかもしれませんね。

SJ
世の中にはたくさんのヒーリングメソッドがありますが、アニーさんはヒーラーとして、ヒーリングが起こる為に一番必要なことは何だと思いますか?
アニー
まずは、クライアントが変わりたい、という気持ちです。そしてヒーラーの役目はとにかくベストを尽くし、精一杯やること。相手に優しさと思いやりをもって、完全にそこにいてあげること。聖なる気持ちで触れ、良いヒーリングの場を作ってあげること。ただ、無理矢理誰かを癒すことはできません。口で何を言っても本心では癒されたくないと思っている人がいるからです。つまり病気のほうが楽しいとか、利益があると。ですから私の生徒さんには、その場の結果を見て、上手くいったいかないを判断しないよう伝えています。ただヒーリングすることで、エネルギーは動き始めます。最終的に癒しが起きたのを目撃できないかもしれませんが、どのように癒しを消化、統合するかはその人のペースなのです。

(2016年12月収録)