もっとも安定した、もっとも心あたたまるチャネル

リチャードに聞く!

ときに天使の羽毛のように温かく、ときに老練な賢人のように智慧にあふれた意識体「エクトン」。あなたはもう、リチャードとチャンパックの優しいエネルギーを体験しましたか?
喜多見が古い友人のようにリチャードに聞いた。

エクトン&リチャード・ラビン(通訳:チャンパック)


ーワークショップを始めてから、もう長いですよね?
リチャード・ラビン(以下リチャードと略):1981年に始めましたから、24年になりますね。日本に来るようになったのは、17年前からになります。もともと私はヒプノセラピーなどを学んで、カウンセラーをしていました。ところが、あるとき友達に実習で催眠を誘導してもらっていたら、突然ある存在がコンタクトしてきて、私の身体を通してチャネリングが始まったわけです。そのとき、その存在が「もし呼びたければ私をエクトンと呼んでください」と言ったのです。私はその『エクトン』という意識体を通してチャネリングをしています。

ーエクトンの存在を、どんなふうにとらえていますか?
リチャード:エクトンのことは、友人として理解しています。でも、チャネリングという仕事以外でエクトンと親密にしていることはありません。たとえば買い物のときなどにふとエクトンが出てくることはありません。自分が交流を求めているときには来てくれますが、同意なしに来ることは絶対にありません。それと同じことをチャネリングでも教えますので、コントロールを失うのではないかという心配はありません。あくまでも自分が主導権を持っているので、なにごとも自分で決められます。エクトンに関して、どこから来ているかという解説は難しいですね。大事にしたいのはアイデンティティよりも情報の質や価値なので、これに焦点を当ててほしいです。

ーリチャードさんにとっての、チャネリングの定義は?
リチャード:論理的なマインドでは得られない、情報やエネルギーに変性意識でアクセスできるものと考えています。変性意識は、ごく軽いリラックス状態から深いトランス状態まで、すべての状態を含んでいます。チャネリングには深いトランスに入って行なうトランスチャネルや、意識を保ったままで行なうコンシャスチャネルなどがあります。体験は人によって違います。

ーチャネリングの情報はビジュアルが見えるのでしょうか、それともコンセプトがいきなり入ってくるのでしょうか?
リチャード:エクトンがビジュアル的なものを伝えようとしているときは、映像で見えるときがあります。ちょうど夢のようなイメージですね。個人セッションの最初にエナジースキャンという過程があるのですが、その人のエネルギーフィールドの状態や形態が映像で見えるときがあります。私はエクトンの言葉を聞くことはできますが、それをつなぎあわせて論理的に考えることはできません。論理的に考えてしまうと、トランスが浅くなってしまい、いいチャネリングができなくなってしまいます。そこでエクトンによって伝えられているコンセプトが重要なものであったら、あとで思い出したり、ふと浮かぶこともあります。私にとっては仮眠をとっているような状態なので、干渉を加えないように、できるだけ睡眠に近い状態を保つようにしています。でも、危険があったときに自分に戻れる最小限の状態は保っています。基本的に自分の身体なので、自由にできるのですが、エクトンを信頼するようにしています。

ーチャネリングと直感は近いように思うのですが?
リチャード:直感は、自発的にわきあがってくるものです。ある意味、私たちの機能のひとつです。しかし、チャネリングは通常の意識では得られないもので直感より深い情報を得るために特別な環境をつくっているのです。でも、チャネリングの副産物として、直感や感受性がとぎすまされてくることはありますね。

ーサイキックとチャネリングの違いは何でしょうか?
リチャード:チャネリングはスピリチュアルなものであり、カウンセリングに力点がおかれています。ですので、自分をサイキックとは認識していません。チャネリングの背後には常に目的があります。単に証明したり、言い当てたりのための情報はありません。その人の人生をよりよくするために流れてくる情報です。私は、ESP(超能力)は6才の頃から信じていましたが、超能力の証明は必要だとは思っていませんでした。だからそれに時間を費やすことはしなかったのです。

ー「チャネリング・トレーニング」の全体的な構造は?
リチャード:自分のチャネラーとしての経験のすべてをつぎこみます。浅い意識から深い意識まで、どのようにして適切なトランス状態に入るか、そして、それをどのように日常生活で活かすか。さまざまに違ったチャネリングを実習しながら、おひとりおひとりがどんなチャネリングが合っているか判断していきます。お互い練習する時間もたくさん持つ予定です。それと同時に、チャネリングを学ぶということは、意識が拡大し、エネルギーも拡大するわけです。そういう過程で、自分をどうケアするか、いかに中心を保つかが大事になってくるんですね。そのコントロールの方法も充分にお伝えする予定です。さらに、クリアなチャネリング、明確なチャネリングができるようにしてゆきます。チャネリングをするうちに、自分の中で未完結な問題が出てくるかもしれません。その中で、問題をどう解いていくか、どう完結させていくか、バランスのとり方なども教えます。また、自分が持っていたさまざまな観念を変えざるを得なくなりますから、そういったときの自分のケア方法も教えます。私にとっては、チャネリングを学ぶのは自然なこと。しかし、クリアなチャネリングというのは難しいものです。でも、そこにチャレンジがあるのです。私たちひとりひとり、さまざまなフィルター、ヴェールといったものを持っているのですから。また、自分自身のためだけでなく、自分以外の人にカウンセリングしていく練習もします。チャネリングをこれから自分の仕事にしたい人のための勉強もかなり詳しくお話し、実習していきます。

ーエクトンとのコミュニケーションはどんな形になるのでしょうか?
リチャード:エクトンは自分のことを、マルチレベル・コミュニケーターと言ってるんですね。言葉だけでコミュニケーションするのではなく、そこにいる人たちのエネルギーと同調し合ったり、そのときのフィーリングや言葉のトーンやメロディーなど、全体的なものでコミュニケーションをとってゆくのです。参加している人たちは、エクトンのトーン全体と同調して楽しむことができるんですよ。情緒豊かな日本の人たちにとって、そういったコミュニケーションの方法はとてもなじみやすいのではないでしょうか。
ーチャネリングによる効果はどんなものがあるでしょうか?
リチャード:チャネリングでは必ずその人個人に焦点を合わせます。そして、『本来あなたは自分の現実をつくれるパワフルな存在なんですよ』と伝えます。その人が、自分でも気がつかないうちに身につけていた古い思い込みを解放できるように手助けし『その人自身の生き方』ができるような方向づけを援助します。また具体的な行動を起こすきっかけになるようなアドバイスをしながら進めていきます。そのときに、不必要な葛藤や痛みはできるだけ伴わないように気をつけながら。今までいろんな国の人と会いましたが、日本の人たちはとても直観的で感受性が豊かだと思いますね。だからこそ、自分が本来持っている質に気づくと、今までのやり方を手放して、自分の直観とか感受性をどんどん信頼し始めるのが速いんです。

ービジネスや創作活動への活用もできますか?
リチャード:ビジネスにおいては、より専門的に、さまざまな情報や知識を収集したいわけですが、チャネリングによって、情報が得られやすくなります。チャネリングによってふだん使わない意識を使うので、視点が変わったり、選択肢が増える可能性もあります。また、意識が拡大するので、トレンドや流れ、傾向に早く敏感に気づくことができます。でも、たとえば、ビジネスコンサルタントからコンサルティングをうけたときに、最終的に得た情報や知識をどうするか、選択権は常に自分にあるように、チャネリングも同じで、すべて自分で決められます。クリエイティブに使うときは、ビジネスとは少し違った感じになります。チャネリングを応用することによって、自分がなにをクリエイトできるか、違った見方や、何を作るかなど、創造性が広がります。チャネリングを使って創られた芸術作品には感動をおぼえますね。通常のマインドでは出てこない創造性を感じます。しかし、芸術的なものでチャネリングを使うときでも、最終的なものは自分にゆだねられています。

ーチャネリングでヒーリングもできそうですね。
リチャード:チャネリングによってヒーリングをするということも、トレーニングの中で実際に学んでいくことなんですね。ですから、この2つは非常に深いつながりがあります。セラピストなどが知っておくといいかもしれません。また、チャネリングは、人間が持つさまざまな技術や能力など、どれと組み合わせても役に立ちます。

ー各界の有名な方も受けていらっしゃいますよね?
リチャード:作家のよしもとばななさんも公開セッションに参加したことがあります。以前、「エクトン」の本を読んだらとてもおもしろくて、それで参加しようと思ったそうです。ビジネス関係で有名な人も多く受けています。ハワイでは個人セッションもしますし、そこでグループ・ワークをすることもあります。あと、アメリカ全国やヨーロッパに大勢クライアントがいますので、よく電話を通してチャネリングによるカウンセリングをしています。セッションに来る人は、生きる目的や方向性を真剣に探していますね。新しい自分の感覚をつかみたいという気持ちが強い方が多いです。皆さん、非常にエクトンを信頼してくれて来てくれています。長い間チャネリングを続けていることもあって、信頼してもらってると思っています。また、エクトンのメッセージは根本的なことで変わらず、一貫していることも大きいと思います。

ーエクトンのエネルギーはヒューマンでウォーミングな感じがします。リチャードさんは、数少ない上質なチャネリストのひとりだと思っています。
リチャード:ありがとうございます。エクトンは非情に聡明です。母親のように包み込んでくれます。エクトンの伝達のしかたが愛に基づいています。だから、困難な内容でも喜んで受け入れようという気持ちになるのではないかと思っています。

リチャード・ラビンさん

1955年5月5日、ニューヨーク出身に生まれる。カウンセラー、ヒプノセラピスト。大学では心理学を専攻。催眠療法、過去世回帰療法、TM瞑想、気づきのトレーニングほか、心理療法の手法を幅広く修得し、そのカウンセリングの内容は多岐にわたる。日本には1988年以来定期的に訪れ、東京、大阪はじめ各地で公開セッション、ワークショップ、個人セッションなどを行っている。ハワイ在住。
チャンパックさん

1958年5月16日、京都に生まれる。本名:飛世真人(とびせまさひと)。チャンパック(Champak)は1980年和尚・ラジニーシよりスワミ・ディアン・チャンパック(“瞑想の花”の意)の名前をもらい、以後瞑想やグループ・セラピー、ボディー・ワークなどを通じてニューエイジ・ムーブメントに関わるようになる。1988年に初めて「エクトン」の通訳を担当して以来、リチャードとは絶妙のコンビとして定評がある。自らも「チャンパックのワークショップ」を行なう。

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