チャネリング
エクトン&リチャード・ラビン インタビュー
リチャード・ラビン
1955年5月5日、ニューヨーク出身に生まれる。カウンセラー、ヒプノセラピスト。大学では心理学を専攻。催眠療法、過去世回帰療法、TM瞑想、気づきのトレーニングほか、心理療法の手法を幅広く修得し、そのカウンセリングの内容は多岐にわたる。日本には1988年以来定期的に訪れ、東京、大阪はじめ各地で公開セッション、ワークショップ、個人セッションなどを行っている。ハワイ在住。
エクトンのチャネリングを26年続けるリチャード・ラビン。エクトンとリチャードがつむぎだす穏やかなエネルギーにあふれた講座は、毎回大好評。今回は、リチャード・ラビン氏にチャネリングを通じてのエクトンとの関係やスピリチュアルについて、そして過去からつづく人々との交流についてなど、様ざまなことを伺いました。
−−リチャード、あなたはエクトンのチャネラーとしてエクトンから様ざまな情報がおりてくるわけですが、それは普通の人の直感みたいなものですか?また、それを日常的に使うことはありますか?
リチャード:日々の生活ではエクトンと私は分かれています。1時間ぐらいエクトンと時を過ごしたことのある方ならご理解していただけるでしょうが、エクトンとのコミュニケーションは非常に密度が濃いので、日々の生活の中で、彼とずっとコミュニケーションすることは不可能なんです。ですが、本当に自分にとって大事なとき、問題があるとき、彼はいつもそばにいて、助けてくれます。
−−そもそもリチャードは、チャネリングで自分がエクトンとしゃべったことを覚えていないそうですが、後で書き起こしたものや映像を見るとか、テープを聞くとか、そういうことで内容を知るのですか?
リチャード:ええ、そのときの状況にもよりますが、チャネリングに関しては、思い出せるもの、あるいは意識的に記憶しているものもあります。自分自身に何かの問題、課題があって、それに対してエクトンからアドバイスを得たときは、トランス状態に入っていなないため覚えていることができます。けれども、ほかの人にチャネリングをしてあげるときは、もっとトランスが深くなりますから、記憶は少ないのです。
−−例えば、リチャードの人生のなかでも辛いことは起こると思いますが、そんなときに、そういえばエクトンはあんなことを言っていたな、と自分がもたらしたインフォメーションなのに自分と少し分離したところから自分が学ぶ、ということに対して、何か不思議な感じはしませんか?
リチャード:それはあまりないようです。自分自身の人生をどのように生きていけばいいのかということに対し、百科事典に匹敵する程のたくさんの情報を携えているので、人生の困難、辛い状況はあっても、めったにフリークアウトしてしまうということはありませんね。
−−私はいつも思うのですけれども、スピリチャリティーというのを深く学ぶ人は、頭がよくなるような気がするのですが、そういう感じってリチャードはありませんか?(笑)
リチャード:ある程度の時間を経過した後、確かにそうなるのではないかなと思います。つまり、最初にそういうことに興味を抱いた時期というのは、情熱が先に立って少しグラウンディングしにくい状態になると思うのです。ですが、その時期を超えると、賢明になっていくのではないかと思います。
−−スピリチャリティーと実生活というのは、ビギナーの場合は分離しますよね。スピリチャリティーは別のところにあって、実生活はここにある、みたいに。
リチャード:そのふたつは、様ざまな体験を経て、ひとつのものに溶け合っていくと思います。最初、スピリチュアリティーに情熱をもった人々の中には、自分がスピリチャリティーを探求していくことで、逆に自分自身の人生に問題が起きるとか、人間関係や家族との関係にひずみが起こってしまい、そういう事情に接したときに、あれ、スピリチャリティーというのは本来、人生そのものをよりよいものにする目的で始めたのに少しおかしいのじゃないかと、悩んでしまうと思います。ですが、どのように実生活とつなげればいいのかといった認識から、ふたつの融合は起きていくのではないかと思います。ときに、自分が落胆したり、あるいは自信を失ったりする時期もあると思うのですが、でもそれを乗り越えていくことで、それは解決できると思うのです。
−−ビジネスの世界でも、スピリチュアリティーというのが大事だと思いますが。
リチャード:私も同意見です。
−−90年代に日本はガーンと落ちて、失われた10年なんて言われた時期がありました。その中で、やっぱり会社って人間でできているから、心理学みたいなところまでは一応認めようとしている気がします。
リチャード:基本的に自分が思うのは、ビジネスの世界ではもちろんスピリチュアリティーがより理解される可能性はあると思います。自分たちのビジネス界にとって有効に機能するものであれば取り入れようという視点です。また、それだけではなく、私が素晴らしいと思うのは、ビジネスの世界で、より人格面というのか、思いやりというのか、あるいは自分の社員や顧客に対して尊重する、思いやりを持つ、そういった部分がいま開きはじめていることが素晴らしい点のひとつだと思うのです。それができるかどうかによって、会社の存続にまで影響するような時期にきていると思います。
−−確かにその通りですね。
リチャード:先日のチャネリングでエクトンは、「あなたの視点から見て、ある会社、あるいはそこが作っている製品がどうも好まないと、好きではない、やり方が好まないという場合には、彼らが作る製品そのものを買うことをやめるようにするといいでしょう」と言ったことがあるんですね。基本的には、それが消費者から会社に対する明確なメッセージになるわけですから。そうすると、ビジネスする側は、それを受け入れる必要があると。この展開というのは、基本的に現実的なものですが、スピリチュアルな性質のものだと思うのです。
−−そうですね。アメリカは今、徹底的に合理化して利益が出るというモデルを追求していると思うのですが、その一方で、プロダクトの素材はどうだとか、それがエコロジカルに土に還るのかとか、身体にそれが入ったらどうなるのかとか、電気を使うならそれはどこから持ってくるのかとか、そういうすべての局面で、ある種、それもスピリチュアルな発想だと思いますが、少し、目に見えるようになってきた気がします。
リチャード:ビジネスというものが環境に対して、あるいは社会に対して、より調和をするような性質のものになり、より賢明なものになるかどうかということは、ビジネスだけではなく、私たちの種族としての存続にもかかわっているのではないかと思います。例えば、投資会社というと典型的なビジネスの世界のひとつの典型例だと思うんですが、ある投資会社については、投資をする先の会社を選ぶときに、唯一いわゆる環境のことを配慮しているとか、そういった性質を持った会社だけを選択肢にしている会社もあります。
−−ビジネスとしてスピリチュアルなビジネスモデルみたいなものがあるとして、それが非常にうまくいって、プロフィタブルだということが分かると、そこがどんどん大きくなるという可能性は、何十年後先か分かりませんけど、ありますよね。
リチャード:もちろん、私も同意見です。でも、スピリチュアルという言葉そのものの響きがまだビジネスの世界では一般的に、ちょっと待ってくださいよ、という印象だと思うのです。
私が考えるのは、いわゆる通常のスピリチャリティーという言葉を使うよりも、さらに大事なのは、本来のスピリチャリティーそのものの基本的な性質である“愛”ですとか、“心優しさ”、“慈悲”、“思いやり”、そういうものが浸透していくことが大事なのではないかと思います。
いつもエクトンのセミナーに出ていて思うのですが、セミナーの会場で皆さん、かなり個人的なことについても質問し合ってますよね。
リチャード:はい、私はそういう場で個人的な質問をしてくださる勇気ある方々を称えたいです。彼らはいわゆる神の前で自分自身を完全にさらけ出す気持ちを持っていらっしゃるのですから。ふつう誰でも自分の一番深い、暗い秘密をああいう状況の中で、ほかの人の前で話したいとは思わないものです。ですから、そういった人々が安心して自分のことを話せるような環境づくりには心がけています。つまり、セミナーでの情報は一切外に漏れる心配はありません。そして、私たちはすでにいろいろなストーリーを聞いてきましたから、安心してどんなことでもお話しいただきたいと思っています。
お客さんの質問に対して、エクトンのフォーカスの仕方というのは何か特徴がありますか?
リチャード:質問した方が、本当に勇気をもって個人的なことをみんなの前で話してくださったわけですから、それに対してエクトンは、自分が持ついかなる方法を使ってもあなたの勇気に答えられるよう、あなたの人生がよりよくなるために全力を尽くして助けたいと、例えそこにリスクが伴ってもです。そして、とてもはっきり分かることなんですが、エクトンは助けること、役に立つことを心地よく思っています。もっとはっきり言えば、好きなんですね。そしてそれを楽しんでいます。もちろん私もそうです。
チャネリングの内容や対象によって、エクトンのエネルギーは違いますね。エクトンが教室に入ってくると、バシャールのときはエネルギッシュで、普段は部屋全体がぽっと明るくなったような、柔らかい、暖色系の感じがあります。
リチャード:それはうれしいです。
エクトンって人間関係をすごく大切にしていますね。
リチャード:私が思うには、それは、彼が私たち人類と、私たちの目から見てかなり長い間、かかわりを持ち続けてきているからではないかと思います。そして、実際にエクトンもそのことを言ったことがあります。だからエクトンは、リチャード=私のことが、彼が使う最初のホテルではないとも言ったことがあります。
ちなみに、どれくらい昔からこの世界におりてきているのでしょうか?
リチャード:エクトンは、時間と空間の枠組みのなかに存在しているわけではないので、なかなか答えにくいのですが、ずいぶん長い間だと思います。彼は、私たち人間のように、困難を伴ってもこの物質的な世界にフォーカスして、そこから様ざまな経験をし、学ぼうとしている人たちのことを心から称えている感じがします。
私たちもエクトンの、何か役に立っているのでしょうか。
リチャード:もちろんです。エクトンが何回も何回も言ったことがあるのですが、「皆さんとこうやって交流するから、私も得るものがたくさんあり、だからこそ、私は皆さんと交流しています」と。
個人セッションが終わるとき、クライアントの方が、「エクトン、どうもありがとう。今日はとても役に立ちました」とおっしゃると、それに対して彼ははっきり「いいえ、あなたが受け取っているだけではないのです。覚えておいてください。このコミュニケーションは双方通行なんです。私もあなたとやりとりすることからたくさんのものを受け取り、そしてここで得たことを、私はまた次の方との交流に生かすことができるのですから」と。そうやってエクトンは、何千年も様ざまな人と交流しているのかもしれません。
何千歳になっても、学ぶことがあるというのはいいことですね。
リチャード:私たち人間として生きている場合、転生というものを考えると、何千年と生きているのかもしれません。そして、学ぶことはずっとあるのだと思います。



