人のもっとも貴重な価値「誠実さ」を深く見つめた良書。

誠実であるということ

1,870円 (税込/本体価格 1,700円) 絶版
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ISBNコード 978-4-89976-067-2
ページ 216
判型 四六判 ハードカバー
著者 ヒュー・プレイサー
訳者 袰岩ナオミ
発行日 2004-02-25

ヒュー・プレイサー(当社『心のシンプルライフ』著者)の晩年の作を、袰岩ナオミさんが2年の歳月をかけて自分のなかに言葉が染み込むように訳された「美 しい本」。若い人が読んでも人生経験を重ねた人が読んでも、なんどでも読み返したくなる、奥の深い本。現代でもっとも軽んじられているかもしれない人間の 価値「誠実さ」を、道徳としてではなく、著者自身の探求として書いています。著者が自分の心理の動きを客観的に見つめ、本質的なところまで深めた、深いス ピリチュアリティの本。章立てはなく、ちいさな文章がいくつもちりばめられていますが、流行りの軽い箴言集ではありません。自分に死が近づいているのを認 識しながら、それでもなお愛と勇気をもって人生を誠実に生きようとする姿勢が感動させます。当社刊のロングセラー『愛と怖れ』の続編のような本といったら いいでしょうか。日本版にビジュアルとして使ったピンホール写真がこの本の味わいを深めています。

こんな珠玉の言葉達が…

    ◆ひとは誠実である以外、どうやって人々に公平さと品位を示すことができよう?
  • ◆愛は心の姿勢に現れる。あらゆる筋肉、あらゆる仕事が正直に物語る。
  • ◆逆説的だが、他者を尊重することによって、自尊心は育まれる。
  • ◆仲の良いカップルが3カ月で離婚することもあるし、ケンカばかりの夫婦が離婚して仲良くなることもある。
  • ◆誰かを認められるようになると、自然に自己評価は高くなる。
  • ◆誰かを見下すとき、同じ内容が自分の一部になければ、それに気づくことさえない。
  • ◆人生には、なるようにしかならないサマを見守るしかないときがある。
  • ◆あらゆる問題は、それに直面することなしに自然消滅することはない。
  • ◆守るべきプライドがなければ、昔の敵だって赦すことができる。
  • ◆真実が述べられると、インテリの人々はすぐに却下する。
  • ◆自分を完成させるのは土台無理だが、精神の静けさに集中する自由はだれにでもある。
  • ◆なんだか知らないけど、神サマはいるんじゃないか。
  • ◆救いというのは、ひとりの人間を愛するところから始まる。
  • ◆自分の人生は多くの命の人生であり、自分の命と同じくらい大切なものがほかにもあることに気づかされていく。