荒島　怜衣子さん
算命、気学、易学を究めるものの、占いでは計れない人生の深さを知り、小窪氏と共に、人生を根本的に立て直すリワインド・ユア・ライフを始める。現在7人家族の嫁、妻、母を楽しむ傍ら、古神道の研究も続けている。

【潜在意識下で人生を再体験？】
〜まず“人生を巻き戻す”という意味がどういう事なのか、お話し頂けますか？
小窪：人生を巻き戻すと言っても、よく亡くなった時に起こると言われているような、今までの人生が走馬灯のように蘇るという事ではありません。今まで体験してきた出来事全てを、あくまで潜在意識下で再体験しながら退行していくのです。ですから、意識のある状態で、自分の人生が巻き戻っている所を見るという事は余りありませんが、夢の中で人生を再体験したりする事は多いようです。

【制限、不安、恐れを開放する】
〜どんなセッションなのでしょうか？
小窪：人生を巻き戻していく中で、「あ〜あれはこういう意味だったんだ」みたいな、今まで気付かなかった問題や、今まで生きてきた意味に気付いたり、色々なことが繋がって意味をなしていたんだという事が分かってきたりするんです。また、トラウマ、記憶されてきた潜在意識の制限、さんざん抑えてきた感情などが、魂のレベルにまで戻ってしまうことでリセットされ、一気に開放されるんですよ。一度そこまで巻き戻ってしまったあとは、制限も不安も恐れもない。だから思ったことがすぐに形（現実）になったりするんですよ。

〜なるほど。そもそも、制限も不安も恐れも、今までの人生の中で勝手に自分自身で創り出してきたものなんですね。赤ちゃんにはもともとそんなものはないですから。人間は本来無限の存在なのに、それに制限を設けているのは結局自分自身なんですよね。
荒島：そうなんです。それと、親や社会からの刷り込みもあります。みんな平均的とか一般的といいますが、どれが平均でどれが一般かなんて誰が決めたのでしょう？　定義なんてあるようでないですよね。でもそれを疑うことなく受け入れてしまって、せっかく無限の存在なのに自分に大きな制限を作っていたりするんです。誰かが作った一般的という制限をね。
　でも制限がなかった状態まで巻き戻った時、今度は赤ちゃんの時と違って、いろいろな事を知った状態からスタートできるので、すごく楽ですよね。後は本気でやると決めるだけで、勝手に現実が追いついてきますよ。今まで邪魔していた制限、恐れ、不安がないから簡単です。

〜どのようにして巻き戻しが起こるんですか？
小窪：私達が宇宙の中心とでも言うべき所につながってバイパス役となり、クライアントさんをそこに繋ぐんです。すると、クライアントさんを構成するすべての情報をもった波動が魂に働きかけ、自動的に本質の状態へ戻ろうと巻き戻しを始めるんですよ。そして人によって本当に様々ですけど、多くの人は1〜2ヶ月で自動的に巻き戻しが終わります。そしてその1〜2ヶ月は体調を崩したり、感情の起伏が激しくなったり、疎外感や空虚感を体験するなど、様々なことを経験します。ただ、あくまで今までの人生で体験してきた事が潜在意識下で起こっているので、人によって出てくる症状は全く違います。なので、自分でもある程度予想がつくかと思います。自分の歩んできた人生ですからね。それをもう一度経験するようなものなので、多少勇気が必要な人もいるかもしれません。
荒島：逆に自分で決めて、ある程度思った通りの人生を送ってきた人にとっては、退行中にはほとんど何も起こらずに終わることもあります。それは理想的ですけどね。この巻き戻し中の症状は浄化と捉えると分かりやすいかもしれません。浄化が多く必要な人と、たいして必要でない人がいますよね。

【問題を作る前の状態に戻してしまえばいい】
〜どうしてこの巻き戻しを始めようと思ったのですか？
小窪：私は今までトラウマ療法や心理療法などを長年やってきましたが、ある問題をその時は消せても、また同じパターンにはまって、似たような問題を抱えてしまったり、ある問題を取っても取っても、どんどん新しい問題が浮上してきて、いい加減きりがないと思ったんです。たとえいくつ消そうとも、連鎖的に別の問題に繋がっていて、また別の問題が出てくるんですよね。また前世でやり残してきた事は、宿題のような感じで今世に持ち越されてくるといいますよね。その前世からの宿題や、今世で新たに創った問題を、全てとは言わなくとも出来る限り終えようと思ったら、とても今世だけでは無理だと思ったんです。中には自分で決めた通りの今世を送っていて、前世からの宿題も少ない人もいますが、殆どの人が今世の問題すら解決できず、自分で決めて人生を歩んでいない。今世どころか前世からの問題ばかりに足を引っ張られていたり、周りの人に決められた人生を歩んでいるんですよ。そういう人生を歩んでいると、今世でやると決めてきた事も出来ず、また来世に宿題をたくさん持っていくわけですよね。これを何度も何度も繰り返してきているので、問題の原因は無数にありすぎて、とてもじゃないけどそれを1個1個取っていくことはできないと思いました。じゃあ、それをまとめて出来る方法はないかと色々と試行錯誤しながらやっていた時に、魂のレベルでの開放が出来る事が分かったんです。ただし、前世でやり残したことに関しては、今世でやると決めてきていることなので、それまで取ってしまうようなカルマ解消は出来ません。これは後でお話しますね。それで最初はこんなことしちゃっていいのかな？みたいのがあったのですが、時代が求めているのか、宇宙から許されたのか分かりませんけど、結果として出来てしまった訳なんですよ。通常なら死なないと出来なかった事ですからね。

〜最後にお二人から、皆様へメッセージをお願いします。
小窪：今、「闇＝体」の時代は終わり、「光＝心」の時代に入ろうとしています。全ての人々が「闇」の時代に多くの事を学び、丁度「種子」が芽を出す様に、地下から「光」に向かって芽を出す時期に来ています。今まで何度もこの様な時期に差し掛かっては、発芽が上手く行かずに、何度も失敗してきました。本来であれば本人の力のみで乗り越えなければならないのですが、自力で乗り越える事が出来ない所まで環境が悪化してしまっています。今多くの仲間たちが、様々な方法でこの時期を乗り越える為に動いています。今回のこのセッションは、その流れの一つです。この方法は一種の錬金術の核融合の様なもので、一度行うと最後（その人本来の状態になる）まで反応が終わりません。そして、完了した時には「闇」の意識から「光」の意識に変化します。その際、激しく反応する人もいれば、ほとんど変化しない人もいます。これは、その人の「心と体と頭の一体度」の度合いにより違う様です（全て自分で決めて行動してきた人は緩やかな反応で、人に依存して生きて来た人は激しく反応する様です）。また、自分自身未解決のものは取り組まなければならない状態になります。「種子」も完全な形の情報が無ければ発芽する事は出来ないのと同じです。光の状態になるためには、貴方の心と体と頭の一体化が必要です。

荒島：「貴方は幸せですか？」と、聞くとほとんどの方が「幸せです。」と答えます。次に「思い通りになっていますか？」と聞くと、「思い通りになっていない。」と答える方が多いのですネ。思い通りにならない期間が長ければ、体は病気になりますネ。
　これも全部自分が思い通りにならないと思った思いを膨らませて、囚われに変えて、自分で動けなくしてしまっただけなんです。でも渦中にいる時は鬼ごっこみたい。逃げたり、追いかけたり、でも何処かで止めたら、鬼ごっこが終わる様に囚われは終わるんです。
長い人生の間には、雨の日、風の日、曇りの日がある様に、心模様も晴れの日、曇りのち晴れ、台風、穏やかな小春日和の日もありますよね。
　人生も、1日も、心一つで幾らでも変えられるってみんな知っているんです。だから私達は、身動きが出来なくなってまった人や、本当に変化したい人、そんな方達に、一歩前に出る御手伝いをしているだけなんですよ。