わたしは誰か。それ帝(てい)より先に象(に)たり。道(タオ)を歩み真我を観る

ネクストステージ

1,151円 (税込/本体価格 1,047円) ラベル非表示 - カート有り
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ISBNコード 978-4-89976-206-5
ページ 160
判型 新書
著者 タオジャパン
発行日 2005-05-10

タオの祖である老子道徳経(老子五千言)は、真我探求者でないと理解できない内容が多く含まれています。本書はそんな真我探求者である著者が道徳経一言一言を吟味し、さらにヨガ・スートラ、バガバット・ギータなど先人達の智を借りて「わたしは誰か」という永遠の問いを解きほぐしてゆくものです。「道徳経」は、人としての生き方、また日常に於いての心の置き所を簡素に説いていますが、実はその中に「わたしは誰か」との問いを私たちに投げかけています。日々の生活の中で気づくこと、それが道(タオ)であると。本来、真我とは「わたしは誰か」を探求することであり、それは通常アートマンとして訳されます。そしてその到達こそが成就だといいます。しかし本書では、真我=アートマンではなく、タオの見地より「真」と「我」を分けて考えるところから始まっています。それは陰と陽からなる二元性こそがこの世界の在り方であり、それを理解してこそタオを語れるという信念に基づいています。本書はそのような真我への思惟の大地を、所々に置かれた老子の言を道標に歩んでいきます。さらに本書ではサマディ(三昧)における意識の物理的位置を著者が世で初めてダイアグラム化し、また別章ではそこに到るメソッドも公表しています。本書は何かに行き詰まり、次のステージ手前で迷っている方々に是非読んで戴きたい一冊です。


※表紙の同心円は写真が捉えた原子の姿をイラスト化したもの。