不安とパニックに悩まされる日々を克服し、パニックをパワーにする本!
わたしもパニック障害だった
2,310円
(税込/本体価格 2,100円)
増刷・重版未定
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ISBNコード | 978-4-89976-073-3 |
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ページ | 372 |
判型 | 四六判 ハードカバー |
著者 | ルシンダ・バセット |
訳者 | 片山奈緒美 |
監修者 | 星野仁彦 |
発行日 | 2004-09-22 |
同名の障害とカミングアウトされた女優さんがいたことで世に知られるようになった「パニック障害」。この本の著者もパニック障害でした。いまは回復して、
パニック障害のサポートグループを運営しています。パニック障害は、広くいうと不安障害の一種。強迫性障害や広場恐怖症などと同じグループに分類されるの
をみてもわかるように、強い不安からパニックを発生させます。パニックにおそわれると、脈拍が速くなったり、呼吸困難、目眩、むかつき、下痢、ほてりなど
の症状が現れ、心臓発作や狂気や死に至るかのような強い怖れが、あらたな恐怖を生む悪循環に陥ります。
著者はこの本で「回復の方法」にフォーカス。パニック障害で、実際になにが起こっているのかを克明にチェックしたのちに、パニック障害から抜け出すため5
つのテクニック(1. 自分に思いやりを持ち 2.自分自身を認め 3.心を開きつづけ 4.不安に過剰反応しない 5.日記をつける)
や不安を引き起こすネガティブな考えをポジティブに置き換える具体的方法などを豊富に紹介。自制心を保つには、未来にではなく「現在」にいることが大切と
説き、あなたが不安のなかにいることで得ている「二次利得」を考えさせ、あなたが逃げ込める場所はあなた自身であるようにと「思いやりの自己対話」を提案
しています。
<不安の正体を知り、パニックをパワーに変えよう>
- ◆なにごとも、そうなると予想しているほど悪くはなりません。
- ◆自制心を保つには、未来にではなく「現在」にいることが大切。
- ◆あなたが不安のなかにいることで得ている「二次利得」はなんだろう?
- ◆あなたが逃げ込める場所はあなた自身であるように「思いやりの自己対話」を。
- ◆セルフイメージを高めて、被害者であることから抜け出そう。
- ◆「ねばならない思考」をやめて、それを「目標」に変えよう。
- ◆不安障害は変化を好まないが、唯一の回復法は「変化」です。
<目次>
- ◆第一部 発見
- 第一章 どんなことも可能
- 第二章 不安とは何か──不安のある人々へ
- 第三章 パニック発作の逃げ場
- 第四章 性格による不安の現れ方
- 第五章 予期不安──「もし~だったら」症候群
- 第六章 罪悪感・怒り・非難──誰のせい?
- ◆第二部 回復
- 第七章 自分の感じ方に一生責任をもつ
- 第八章 思いやりの自己対話(セルフ・トーク)
- 第九章 達成するための心構え──自尊心を高める
- 第十章 落ち込むのをやめて、目標に向かって歩きだす
- 第十一章 崖から飛び降りた自分のパラシュートになるには
- 第十二章 ストレスから不安を生じさせないために
- 第十三章 薬物治療すべきか、すべきでないか、それが問題だ
- 第十四章 思い切って信じてみる──ついに自由!