マイケル・ヤプコ

【2017年11月11日〜14日】世界で唯一、ミルトン・エリクソン財団、アメリカ心理学会、国際催眠学会、アメリカ臨床催眠学会の全協会から最高勲章を受賞のマイケル・ヤプコ博士が来日します。「体系的/構造的」にエリクソン催眠を学べるので世界6大陸、40か国以上で大人気。ヤプコ博士が理事長を務めるエリクソン財団サンディエゴ支部から修了証も発行される本格的なトレーニングです。

マイケル・ヤプコは鬱病へのアプローチにおける心理学およびヒプノセラピー分野の世界的リーダーの一人です。傑出した教師でもあり、彼はウィットと叡智に富んだプレゼンテーションをします。

byジェフリー・ザイク

(ミルトン・エリクソンの一番弟子、エリクソン財団創設者・理事長)

親愛なる皆さまへ(マイケル・ヤプコーより)

物事がかつてない速さで進むこの時代に、「すぐには手に入らないものがある」などと言っても、忘れられた真実のように聞こえることでしょう。複雑な臨床スキルは大抵、教育とトレーニングに何年もかかるものですが、セラピーを最も効果的な方法で行うための明確で実践的な枠組みを築くには役立ちます。ヒプノは、そうした枠組みを提供するものなのです。

臨床催眠のトレーニングは、暗示の持つ必然的な役割を”あらゆる治療”で促進するだけでなく、人間の経験に対するユニークで主観的な感性をも育むものです。さらにヒプノは、私たちが持つ隠れたリソース(資質)へのアクセスを許可し(誰もがもっと簡単にできて然るべきものですが)、その過程において人々を大いに力づけます。こんなにインパクトのある手法を学べるとは、なんと光栄なことでしょうか!

この点において、ヒプノは『ポジティブ心理学』の新たな応用版と言えるのかもしれません。ヒプノを実践する者なら誰もが気づくことですが、人は自分で思っているよりもっと多くの能力を持っています。この、長所とつながり、様々な方法を駆使するよう人々を力づけ、新たなスキルの獲得を手助けすることこそ、臨床催眠の根本なのです。人は落ち着いて集中している時、より簡単に学び成長できますが、これを疑う人はいませんね?

実験的な証拠に裏打ちされたこの手法のメリットは、コース中、日課のように示されることでしょう。実際の科学が伝えるヒプノの恩恵についてはさておき、良いセラピーには少なくとも科学と同じくらいの芸術性が伴うものです。トレーニングでより焦点を当てるのは、少人数グループで行う体系化されたプログラム。参加者それぞれの興味を探求する十分な時間を提供し、独自のセッション・スタイルが身に着いていくことをお約束します。皆さんがヒプノをどんな形で仕事に取り入れるにせよ、スキルを伸ばすのに必要なステップを一つ一つ指導し、さらに科学的根拠についても理解を深めていきます。

私はこれまで、臨床催眠の向上のために人生を捧げてきました。実にたくさんのことを学び、また、多大な貢献をしてきと思っています。それは途方もない道のりでした。どうか、このコースに奮ってご参加ください。ヒプノを学ぶことがいかに魅力的で効果的か――それを皆さんが発見するお手伝いができるかもしれません。

皆様のご多幸をお祈りしつつ

マイケル・ヤプコPh.D

臨床心理学者
ミルトン・エリクソン財団・サンディエゴ支部長
米国臨床催眠学会特別研究員

ドクターヤプコ

なぜヒプノを学ぶのか?

納得のいく理由には事欠きません。以下はほんの一例です。

  • 暗示は“あらゆる”セラピーにつきものですが、その役割に気づいていない臨床家が多くいます。ヒプノを学ぶことによって暗示のスキルを磨き、セラピーの可能性を拡げることが可能になります。
  • ヒプノは人々の経験―ある症状の前兆となるような経験も含む――が“どうやって”生じるかについて深い洞察力を養います。セラピストは介入すべき要因がかつてないほど明確になり、そこに的を絞った、より戦略的・効果的なセラピーが可能になります。
  • 人々を力づけること(エンパワーすること)は、どんな治療介入においても必要不可欠です。ヒプノが特に重視するのは、人々が自分のリソース(資質)を上手に活かして人生の試練に向き合うのを助けることです。長所を褒めそやすのは、欠点をあげつらうより臨床的に効果が上がりやすいものなのです。
  • 直接体験することで最高の学びを得るのは科学的にも明らかです。ヒプノは“経験”に基づく学びに重点を置いた手法です。
  • ヒプノの効果について調査した研究は、ヒプノが治療の成果を高めていることを明らかにしています。ヒプノはセラピーというよりも、多種多様で有意義な治療介入を行うための文脈(コンテキスト)を与えるものだと言えるでしょう。
  • ヒプノを学ぶことにより、この分野でのエキスパートを求めている業界の関係者やクライアントに対して自分をアピールできるツールがもう一つ加わるでしょう。

◆私の友人でもありメンターでもあるジェイ・ヘイリー氏は次のようにまとめています。

“あらゆるセラピーに対してヒプノが及ぼした影響は十分に評価されているとは言い難い。セラピーにおける手法の大半は、その起源をヒプノにさかのぼると言ってもいいだろう。人々を観察し、複雑な方法でコミュケーションを取り、指示に従う気を起こさせるスキル。
自分自身の言葉、イントネーション、体の動きで人々に影響与えるスキル。それらはヒプノのトレーニングから生み出された。また、人は変わることができる、時間と場所に適応できるという認識、そして人々を自立へと向かわせるという明確なアイデアもヒプノに由来しているのだ。”

ジェイ・ヘイリー著
書籍『アンコモンセラピー』より

なぜ、マイケル・ヤプコ博士に学ぶのでしょうか?

ヤプコ博士は多くの点で、心理学と臨床催眠(クリニカル・ヒプノ)の分野で著名な存在です。その一例を挙げると…。

これまで、以下の分野における各領域で最高の評価を受けた世界で唯一の人物です。以下は主な受賞歴です。

  • ■ミルトン・エリクソン財団からは心理学における卓越した貢献に対し生涯業績賞を受賞
  • ■アメリカ心理学会(APA=The American Psychological Association)からはヒプノ・セラピストとしての多大な貢献に対し、第30部会賞を受賞
  • ■国際催眠学会(The International Society of Hypnosis)からは長年の業績と優れた臨床に対し、ピエール・ジャネ賞を受賞(ピエール・ジャネはフロイトと並び称される20世紀を代表する心理学者です)
  • ■アメリカ臨床催眠学会(the American Society of Clinical Hypnosis)からは功労賞を受賞
ヤプコ博士
  • ヤプコ博士はこの分野における主要なテキストを執筆しています。
    『Trancework(トランスワーク)―An Introduction to the Practice of Clinical Hypnosis(臨床催眠入門)』は660ページの超大作にも関わらず現在、第4版を刊行中。
    ※この分野において第4版までの増刷は極めて異例なことです。
  • 30年以上にわたる臨床経験に加え、国内外の専門家会議においてワークショップを開催・指導してきました。“体系化された明解な”指導法は非常に高い評価を得ています。また、博識で面倒見がよくユーモアがあって、“楽しく学べる”ワークショップになるでしょう。
  • アメリカ全土はもとより、6大陸をまたいだ40か国以上でトレーニングを行っており、国境を超えた多分化的な視点を有しています。
  • ヒプノに対する、広く深い知識はヤプコー博士の著作や講義においても明らかです。数多くの著作は言うに及ばず、権威あるブリタニア百科事典の医療・健康年報(the Encyclopedia Britannica Medical and Health Annual)へ、ヒプノに関する記事を書くよう依頼を受けたほどです。
  • ヤプコ博士はこのプログラムにおいて、より自然な形(“形式的”ではない)のヒプノ、いわゆる“エリクソン催眠”に重点を置いています。しかし、主要なヒプノのモデル“すべてが”総合的に配慮されることでしょう。つまり参加者は幅広い理解と経験を得られるはずです。
  • 近年「世界で最も重要な心理療法会合」とも位置づけられている『Evolution of Psychotherapy(エヴォリューション・オブ・サイコセラピー)』でもスピーカーを務めました。

コース概要(前半2日間・後半2日間のコースです)

合計4日間のコースで、ご都合のつく方は世界的巨匠から直接学ぶ事の出来る貴重なチャンスなので、全日程(11/11~14)の通し参加をお薦め致します。
しかしながら、今回はお一人でも多くの方にこのチャンスを掴んで頂く為、前半2日間のみでもご参加頂けるようなコース設計となっております。

★11/11・12:心理療法における臨床ヒプノシス

★11/13・14:識別力のあるセラピスト〜意思決定力を向上させるヒプノシス(上級者向け)〜

今回は一般社団法人変化と成長のコミュニケーション推進協会さんとの共同開催になります。

日本国内および海外でも精力的な活躍を続ける神崇仁氏が代表を務める一般社団法人変化と成長のコミュニケーション推進協会と、?ヴォイプロジェクトによる共同開催というスタイルでヤプコ博士を招聘致します。

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