あなたの「欠点」は「才能」だった!
人と深く繋がり、あなた自身の可能性が広がるエンパシー能力を使いこなすテクニックが満載

「エンパシー 共感力のスイッチをON/OFFしよう」
訳者:埴原由美さんインタビュー

エンパシー共感力のスイッチをON/OFFしよう相手の心の奥底に触れることのできるエンパシーという能力は、コントロールする技術を習得すれば、自身の才能をさらに伸ばすことができるといいます。自身もエンパスであるローズ・ローズトゥリーさんは、能力のスイッチを切り替えることで、苦しみからの開放と真の幸せを手に入れて欲しいと1冊の本を書き上げました。彼女の思いが凝縮された著書「エンパシー 共感力のスイッチをON/OFFしよう」の翻訳家であり、ローズさんのセミナーでは通訳としても活躍する埴原由美さんに、書籍の内容とローズさんのお人柄などをうかがいました!

ネガティブに思いがちの能力をプラスに使えるように

−−書籍のタイトルにもある『共感力のスイッチをON/OFFしよう』の、スイッチとは何でしょうか?

埴原:ローズ独自の表現で、エンパシー(共感能力)をコントロールするテクニックのことをいっています。エンパス(共感能力者)のほとんどの方が、その能力をネガティブにとらえてしまう傾向にあるので、ローズはそういった方々に、エンパシーという能力が、いかにプラスに使えるのかということを主眼に本書を綴っています。

−−ローズさんは、スイッチをONにすることで「他者の感覚がどのようなものか理解できます」とおっしゃっていますが……。

埴原:親しい友人と接するときや、カウンセリング、ボディワーク、ヒーリングをお仕事とされる方などがスイッチをONにすることで相手と繋がって、一緒にさまざまな障害を乗り越えられるそうです。その具体的なテクニックは、本当にたくさん書かれています。ローズがよくやる方法は、相手の手を握って相手のエーテル体に入っていく「トラベル・テクニック」。相手のボディ・マインド・スピリットのすべてにおいて、他者との一体感を得る満足感と、それを通してできる人への貢献はなんともいえない充実感があるそうです。

−−OFFにする方法は、どのようなテクニックが書かれていますか?

埴原:セミナーでも行っているのですが、「カミング・ホーム」というエクササイズがおすすめです。少し時間がかかりますが、自分の本質に戻っていくテクニックです。あと、「遊園地から脱出する」というエクササイズもあります。これは、自分のまわりで無意識に起こるエンパシー体験を遊園地に見立てて、そこを脱出し、自分の中心に戻るテクニックです。

−−なぜ、その方法が必要なのでしょう?

埴原:エンパシーを持っている人というのは、非常に意識が飛びやすいので、グラウンディングが難しいんです。意識が外に向いた瞬間、相手と繋がり、その人の感情や痛みを感じてしまい、地に足を着けることができない……。ですから、自分の中心(ホーム/ふるさと)に入り、誰にも邪魔されない空間を得て安心感を味わう「カミング・ホーム」という方法は、エンパスがグランディングするためにとても重要なエクササイズなのです。

悩みを克服するだけではなく それ以上の進み方を教えてくれる

人間を包むエネルギー体は、さまざまな感情が入り込んでくる場でもあり、私たちは常にその影響を受けている。

−−ローズさん自身、エンパスだと気づかれたのは45歳だったとか。

埴原:それまでの人生はボロボロだったようです。だからこそ、早い時期に能力に気づき、その力をプラスに使うことができることを本書で伝えたかったようです。彼女自身、若いころに多くの問題を受けて、自分を責めたり、葛藤する毎日を送っていたと聞いています。でも、エンパスであること知ってからの結婚生活は、とてもハッピーで深い関係を家族と築けているそうですよ!
 本書でも、母になることの恐れや子育てについて書いています。

−−エンパスは子育てにも役立つのですね?

埴原:子供も、それぞれエンパシー能力を持っています。その力を理解し、伸ばす子育てができれば、その子は非常に健全なエンパスとして生活ができます。本書の「エンパスの育て方」という章に、妊娠から子供をケアする方法までたっぷり書かれていますよ。

−−埴原さんは、ローズさんのワークショップで通訳もされていますが、セミナー中に目撃したローズさんのエンパシー能力に関するエピソードはありますか?

埴原:彼女は、OFFにする時間をすごく大事にしていますね。例えば、セッションが午前中に終わってお昼休みになると「これから私はひとりで食事して散歩する」と言って、運動靴に履き替えて出かけていきます。ワークショップのときでも必ず自分の時間を作って、1時間ほど散歩して自分の中心に戻ってきてから、会場に帰ってきます。夜は、瞑想をしているそうです。もともとローズは、TM瞑想の先生だったんですよ。
 そして、教えているときにはONになり機関銃のようにしゃべる(笑)。ONとOFFの切り替えが、凄くはっきりしている方です。

−−最後に、埴原さんが原書を読んだときの、最初の感想をお聞かせいただけますか?

埴原:まず、エンパシーとは本当にあらゆる可能性を秘めている能力なんだ、と思いました。それから、能力をコントロールできずに悩んでいる、私のまわりにいるエンパスたちにも役立つ本だと感じましたね。この本は、悩みを克服するだけではなく、そこから先に進む方法を教えてくれます。すでにエンパシーを使って仕事をしている方は、さらに能力をアップしてもっと効率的な仕事ができるでしょうね。
 そのためにも、ワークショップも体験することをおすすめします。実際に、テクニックを練習することで、より高いエンパシー能力を身に付けることができますからね。

ローズ・ローズトゥリー

プフェイス&オーラリーダー、エンパスとして活躍。彼女の主な顧客は、クリニークなど大手化粧品メーカー、NFL選手協会、USAトゥデイなど。夫と息子とともにヴァージニア州ステアリング在住。

埴原由美(はいばら ゆみ)

青山短期大学卒業後、ニッポン放送入社。その後、自己啓発セミナーやサイコセラピーに触れ、カナダ、アメリカ、インドなどを訪れて精神修養を重ねるとともに、ヒーリングや瞑想などを学ぶ。現在は、その経験を生かし、精神世界関係の通訳・翻訳業に携わる。訳書に、「ブレークスルーセラピー」(ヴォイス刊)、「50のパワフル・スピリチュアル・メディテーション」(ヴォイス刊)、「クォンタムタッチ」(ヴォイス刊)、「リヴィング・オン・ライト」(ナチュラル・スピリット刊)などがある。

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