VOICEのワークショップでも大きな反響を集めている、Dr.マーガレット・ロジャース・ヴァンクープスのパワーストーンを使ったオリジナル・ヒーリング法「クリスタル・アキュパンクチャー」と「テラグラム・セラピー」。スピリチュアルカウンセラーであり、ヒーラーであるマーガレット博士が考案したこのセラピーは、身体面と精神面、美容面にポジティブな変化をもたらしていきます。そのセラピーの実践法と解説をまとめた一冊がいよいよ発売に！症状別のヒーリングテクニックなども詳しくガイドされ、だれでもすぐに実践できる内容です。マーガレット博士に本書について聞きました。
■本書はマーガレット博士の集大成というべき本であり、「クリスタル・アキュパンクチャー」と「テラグラム・セラピー」が一冊にまとめられている点においても大変画期的だと思います。博士ご自身からみた本書の魅力とは？
マーガレット：この本では、「クリスタル・アキュパンクチャー」と「テラグラム・セラピー」をわかりやすく解説し、基本テクニックや症状別ヒーリング法など、あらゆることについて詳しく説明しています。読者は簡単にこのテクニックを理解でき、すぐに自分や家族に対しても取り入れることができるでしょう。子どもにもできるくらい簡単です。
クリスタル・アキュパンクチャーとテラグラム・セラピーの素晴らしさは、病気や身体の不調だけでなく、過去の感情的問題まで回復するよう手助けしてくれることです。副作用は一切ありません。薬を服用したり、手術や治療を受けたりすることなく、自然に良くなっていくのです。はじめのうちこそ些細なものに感じられるかもしれませんが、性格や態度は変容していきます。
なぜなら、物理的な肉体をとりまくエネルギーが動くと、過去の記憶や感情が解放されていくからです。一般の人々は自分のエネルギーや、それがどのように流れているかについて、まったく知識がありません。経絡が淀みなく流れチャクラが回転していると、良いエネルギーが発生し、最終的には精神や肉体、スピリットが健全に育まれていきます。本書は、そうしたセラピーについての詳細な解説と実践テクニックをわかりやすく公開した一冊です。
■前著「ブレークスルーセラピー」と本書の関連について。
マーガレット：前著では、固定観念によって生み出される心理的、感情的、肉体的な作用について説明しました。過去に身につけたレッスンのせいで条件付けが行なわれて生じたブロックや、「自分の望みどおりにはいかない」と考え、「拒絶症候群」から抜け出ることができない状態など、心理的な制限で私たちが陥ってしまう罠について理解いただると思います。本書掲載のセラピーをより効果的に深めるためにも、前書もお読みいただくことをおすすめします。
■博士が石に関心をもったきっかけは？ また、その後の人生においてそれがどう影響したのか教えてください。
マーガレット：私は幼少の頃から石のオーラを見ることができました。それはまるで太陽の光に照らされてきらめく宝石のようでした。当時、子供同士で遊んだとき、友達の体に石を置いてみるとリラックスして寝てしまい、彼らのオーラがシフトするのが見えました。彼らのスピリットやスピリット・ガイドとのつながりも見え、スピリット・ガイドは石の価値やその使い方についても私に教えてくれました。そうした流れの中で、私は石に興味をもったのです。やがて石はクリスタルとして知られるようになりました。
のちに私はテラグラム・セラピーを行なうようになりました。テラグラムはアゲート（メノウ）の原石をスライスしたもので、この原石は私にとって力の源でした。主要チャクラのバランスを取り、回転を促す力が秘められているのです。チャクラや不調をきたしている体の部位に置いて用いると、たちどころにヒーリングが起こっていきました。
私は35歳の時にパーキンソン病と診断されました。現在は65歳になりましたが、喜ばしいことに症状はほとんどなくなっています。私は毎日クリスタルを使って５つの体（肉体・エーテル体・スピリット体・ハイヤーマインド体・ソウル体）のバランスを取っています。そして私はクリスタルを用いてさまざまな病気をヒーリングする機会に恵まれました。中には治療法がなく、医療の専門家に見放されていたケースもありましたが、どれも癒されていきました。私は病気になると薬瓶の代わりに、クリスタルを手に取ります。
■本書で紹介しているエクササイズでおこった事例を教えてください。
マーガレット：ありとあらゆる臓器の癌、医学的な診断が下された多くの病気は癒されました。また、気分の落ち込みや恐怖、不安、欠乏、人間関係、怒り、痛みなどの、ありとあらゆる状態もたちどころに癒されていきました。脊柱が損傷を受けても歩けるようになり、アルコールやドラッグ、薬物への依存症だった人は、さまざまなトリートメントやカウンセリングを受けて、自らの行動を改善していきました。
■心身の様々な問題解決にストーンが役立つこと自体が驚きです。ストーンの「癒す力」について教えてください。
マーガレット：人類ははるか昔より自然界に敬意を払い、その力を活用していました。中でもストーンは、身につけるとネガティブな攻撃から守られます。最近では、くつろいだり、関節痛をやわらげたり、ネガティブな影響を与える家族から身を守るためにストーンが用いられるようになりました。現在は「クリスタル」と呼ばれ、世界中で見つけることができます。どんなストーンを選んだとしても、それはあなたにとってふさわしい石であり、持つ人の波動に良い影響を及ぼします。ギリシャ人やエジプト人、中国の古代文明やアトランティス人はこうした秘密やストーンに宿る力を知っていました。
■病気やトラブルは、最終的には本人の意識が変わらないと解決できないのでは？
マーガレット：「クリスタル・アキュパンクチャー」を行なうと、微妙ながらも数多くの変化が起こります。トリートメントを行なうと、夢心地のうちにネガティブなものが解き放たれ、起き上がってみると思考がポジティブになっています。多くの人は何が変化をもたらしたのか、はっきりと認識していません。体内で起こっている変化を意識できる人もいれば、トリートメント中に体験する人もいます。このセラピーは心や意識、身体の癒しにきわめて効果的です。
■ストーンと上手につきあう秘訣を教えてください。
マーガレット：ストーンを使いたいという願いがあってこそ、エネルギーを動かす力が生み出されていきます。ストーンはそれぞれ特有の大地の波動を宿し、それが人間のエネルギーと結合すると魔法が起こります。秘訣はありません。ただ良くなりたいと望めばよいのです。
■この本を特におすすめしたい人とは？
マーガレット：私たちはみな程度の差はあれ助けを必要としています。ですからこのセラピーをあらゆる人に学んでほしいと思っています。頭痛に悩むのが10代の若者であれ、高齢の女性であれ、痛みはたちどころに消え去ります。すべての人がこのセラピーを学び実践すると世界中の病気はなくなることでしょう。１人がやり方を覚えてほかの人に教えていけば、最終的に(101匹目のサルの話にあるように)、すべての人が不調を感じたらストーンに手を伸ばすようになるでしょう。
■最後に読者へメッセージを。
マーガレット：私たちはみな自分の両親や教師、友人を観察して真似することを学びます。５歳になるまでの間にこうして身につけた振る舞いは、自分のやり方であり自分で選択したことだと信じこむよう条件付けされてしまいます。その結果、怒りや感情的な痛みを伴う恐怖を引き起こしていきます。そして10代になる頃には、社会的な要求を満たすためにあらゆる人の真似をするようになるのです。世界人口の90%の人々は、何かに挑戦するたびに失敗するのではないかと思っています。常に批判的な考え方をし、自分の失敗を他人のせいにします。そうすると健康状態は悪化していきます。
クリスタル・アキュパンクチャーを使えば、「何もできないのではないか」という考え方ができなくなっていきます。マインドに新しい意識が生まれ、変化は楽しいものになり、自立心が育まれ、決断ができ、自信がつきます。このような急激な変化が起こると、チャクラは以前よりも速く回転するようになっていきます。そんな時にテラグラムを用いると、マインドと心のバランスが保たれていくようになるでしょう。この２つのセラピーを組み合わせて行えば、変化を受け入れて楽しめるようになります。
「本当の自分」は、私たちがこの世に誕生して以来、表現される機会が訪れるのをずっと待ち焦がれてきました。「本当の自分」を発見すると、どんなことでも可能になります。神が人生のあらゆる側面に介在していることを知りつつ、スピリットとしての自分に宿る力を思い出し、スピリットの課題を学びながら、変化することの喜びをかみしめていけるのです。
長年にわたり日本で教えるうちに、信じられないような変化を遂げた人々を私は目にしてきました。殻を脱ぎ捨て、リーダーになってください。そして自分の夢がかなうことを受け入れてください。本書で紹介しているセラピーは、変容を望むすべての人に役立っていくでしょう。
Dr.マーガレット・ロジャース・ヴァンクープス
米国在住のイギリス人。幼少の頃からサイキック･ヒーリング能力を発揮し、5〜6才で退役軍人の第2次世界大戦の心の傷やオーラの浄化を行い、安らぎと喜びを与えた。イギリスの意識工学及び超常現象の科学的解明、研究機関の先駆者となる。サイコメトリー、チャネリング、透視など様々な能力を用いて国内外に多数のクライアントを持つ。ユニヴァーサル･クライスト･チャーチ牧師･教育指導者･理事。米スマリスサイキック教育センター設立者･会長。メタフィジオ・セラピスト、カウウンセラー、筆跡学者。臨床・認定の催眠療法士（American Hypnosis Association, American Board of Hypnotherapy, International Hypnosis）。イギリス国際サイキックフォーラム共同創立者。