【光一】インタビュー

光一
VOICEさんは、バシャールの初版本が出た時からファンです。
スタッフ
ありがとうございます。光一さんは、現在どのような活動をされているのですか?
光一

個人的に、グループセッションを月1回1時間やっています。
ひとりひとり私のリーディングをさせてもらって、その時のテーマに関して阻害している要因をピックアップさせてもらい、解除もしくは統合していいのであればヒーリングセッションをするという作業を、ひとり3分くらいでやっています。

あとは、クローズドの塾をやっています。その塾では、本来の自分が生きることをやっています。
この世界で本来の自分を生きるということは、幸せを生きまくるということ。
幸せをバラまきまくる為に、自分の本当の力を解放していく。その為にサイキック的な能力も含めて、やり方、トレーニングを含めてやっています、とってもディープな塾です。

スタッフ
自分の本当の力を解放していくことが目的なんですね。
光一

透視能力、リーディング能力も開発されていきます。あるいはサイコメトリー。
私の場合は、通常のボールペン等を握って情報をとるやり方です。
私の塾では「伝授」と言っていますが、成功情報を脳の周辺にダウンロードするやり方なんです。そうすると、練習しても結構すごい確率で、できるようになるんですよ。チャネリングも。

その他には人生の選択に迷っている時に、基本は「先生、どうするべきでしょうか?」ではなく、その人が自分で決められるように導く、選択のワーク、というのをやっています。

スタッフ
今回のワークショップの内容ですね。
光一

私自身に生き辛さがあったから、ずっとスピリチュアルな事を学んできました。自分とは、この世界とはなんだろうと、形而上の悩みとか。

ずっと追求してきたけど、どうも現実とマッチングしない人生なんです。
結局、意識というキーワードで全部つながってくるんです、私の中では。
形而上的なものも、成功哲学も、自己啓発系も生き方も、全部意識じゃないですか。
サイキック能力も繋がってくることが多かった。

でもなんか現実世界と分離してるんですよ。リーディングもヒーリングもできる。それなりに知識もあるから、若い頃は人生を変えられた気になってるけど、現実は全然変わらないわけです。明日食べるお金もなかったり、超貧乏だった。
やりたいことをやっていれば、いい仕事につけるんだ、と言いながら、某外食産業で出稼ぎ外国人のように数人で6畳に詰め込まれて生活してて(笑)なんなんだこれはと。

身体を持って、ここに生きている現実に、結果がもたらされないスピリチュアルは、ただのファンタジーだと僕は思うんです。それはそれで素敵と思います。余裕があって、趣味的にファンタジーとして楽しめるのは素晴らしいことです。でも私にはそういう余裕がなかったんです。

スタッフ
じゃあ、やってきたことが本当に現実に影響を与えて、今ここまでご自身が変化されてきたのですね。
光一

もともとは、人に教えたり、伝えたりしたい、という気持ちはあまりなかったんです。自己追求だったので。
「人生ってなんだろう、私って何だろう?」で、人生をバランスとって生きてきました。
ただ、飲み会でちょこちょこお遊びでエネルギーワークをやっていたら噂が拡がってきちゃって、ある時、エステサロンを経営する女性から依頼されたんです。
「人を綺麗にする仕事だけど、メンタルのところを改善していこうとしないと、本当に綺麗にはならない。人を集めるので、是非ひとりひとりにセッションをしてもらえませんか?」と。

私のセッションの特徴は早いんです。例えば、「美しくなりたい」という時、美しさに関してのネガティブなマインド、美しくなりたくないとか、美しくなっちゃいけないとか、そういうパートが実は結構あるんです。そこを統合してあげる、或いは解除してあげれば、美しさが間違いなく見た目に出てくるんですね。「ビューティーセッション」というんですが、そこから始まったんです。
すごい人だと、瞼の状態や、髪の毛の状態とか、すべて変わってきます。それを続けていると、見た目が綺麗になるだけじゃなくて、もっとすごい事が起き始めたんです。

人生がどんどん変わりだした。例えば3日後に元カレにバッタリ会って、1週間後にプロポーズされて結婚決まりましたって、次のビューティセッションで、ご報告いただいて、びっくりしたことがあります。
みなさん、人生が変わって、彼氏とか連れてくるようになるから、そのうち男性も来るようになりました。男性は初めは嫌がるんだけど、やると変わってくる。最初はいやいや彼女に連れてこられた男性が、毎回来るようになったりします。実際に人生が変わってくるからです。でも僕は、ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、とは言わないんです。本人の決定のサポートしかしない。

スタッフ
私も受けたいです、ビューティーセッション。
光一
いいですよ、やってみましょう。

※数秒間の髪の毛先を変えるセッション※

光一

もう髪の毛が変わってる。艶が出てきてますよ。はい! こうやって見てあげることがサポートになる。
ビューティーセッションでは、ひとりひとりにセッションして、大人数でそれを見る、ということをします。この世界はある意味共同幻想じゃないですか。自分でもなんか変わった気がする、その、なんか、は自分なんです。違いを見つければ、動き出すんです。そして周りが「ほんとだ!」って、後押しする。
注意事項として、「変わったかもしれない」とか「感じるだけよ」とは言わない。「変わりましたね」と言います。見届けて、違いをみてあげれば、大きいグループのエネルギーが動き出すんです。だからグループでやります。全部OKしてから、そこから動くんです。

今年の春分の日から、宇宙元年と言われています。私は自分の本当の力を取り戻して、ひとりひとりが幸せに生きるんだ、っていうことを言っています。すごく面白いなって思うんですけど、そういうことを、言ってる人達が増えてきてる気がするんです。本来の自分を生きている人達が固まって、ひとりひとりがいい情報を世界に拡散していけば、世界が変わっていくんじゃないか、と思います。

今までって、僕は否定しないけど、支配層がいて働く人がいて、組織として出来てる社会ですよね。
今度は逆。ひとりひとりが目覚めて貢献していく。この3角形とこの3角形が繋がっていくと、六角形になるんです、調和の象徴なんです。そうやって新しい地球になっていくんじゃないかと思っています。

今、本を数冊執筆しているんですが、そういうテーマの本も出版予定です。
まず自分を整えていくことから始める。「ダメだ、ダメだ」、「私は足りない、私は足りない」って言ってるから放浪しちゃうんですよ。
真面目なの。放浪しちゃうの。で、責めちゃうの、自分も、相手も、世界も。でも全部OKしちゃえば問題ないですよね。

ひとりひとりが目覚めれば、それが解けますよ。本来、組織の中に入らなくてもいいんだって。逆に組織を横でつなぐ。アライアンスして、ぐーっと縮まっていくんだって。

スタッフ
そうすると、私たちSJやVOICEみたいな組織は、どこにメリットがあるんでしょう?
光一

私も会社員をやってきてるのでわかるんですけど、本来は、組織がひとりひとりの個性をサポートしてあげるようになっていればいいんですよ。組織は使ったほうがいい。
私はこういう言い方をしています、会社員の人は会社を辞めなさいっていう人もいるけど、僕はそうは思わないと。
辞めてもいいけど、辞めなくてもいい。ただ、自分の場で環境を活用してください、って言ってます。

ひとりでやるというのは、素晴らしいことだけど、大変です。
でも会社にいれば組織を使えるんです。これは会社員の人がひとりひとり生きていくうえでのベネフィットですよと。そういう風に考えればいい。会社はなくならないと思うんですよ。ただ組織は、そういう風に変容していくんじゃないかなと思います。

すべては自分なんですよ。組織にいようとひとりで仕事をしていようと、自分があって世界を認識してるのです。
大切なことは自分に軸をもつことだと思います。自分が中心の生き方をすることです。
知らず知らずのうちに洗脳されて自分軸がぶれている場合がある。他人軸を生きている場合があるということです

スタッフ
どうやって洗脳を外せばいいんでしょうか?
光一
ひとつのメソッドとして、私が考案し「なほひゆい」「なほひふり」っていうテクニックがあります。
このテクニックの名前は私の造語です。
「なほひ」というのは四魂の奥にある直霊を表しています。「ゆい」っていうのは、自分の中にある神様、直霊と繋がる方法です。例えば、ネガティブな状況が起こる。でも状況って本来はいいも悪いもないんです。自分の中で反応してるんですね。ジャッジしてるだけ。
スタッフ
ジャッジしているだけ、ってよく聞きますけど、今一つ分からないんです。
光一

例えば犬を見た時に、「可愛い!」って反応する人もいるし、「怖い!」って反応する人もいます。
それは自分の中にある信念体系なんですね。もし、犬がいる、という状況で「犬は怖い」というネガティブな感情が出たら、「ゆい」、要するに神様に繋がっていくチャンスなんです。なぜなら神様はジャッジしないからです。
「ゆい」というのは身体の中にある情報を、必ず身体の中にありますから、それを見つけ出して変容させるやり方です。それを変えちゃったら犬見ても怖くないわけ。そうすると神様に近づきますよね。

次は情報の書き換えテクニック、信念体系を書き換える。これを「なほひふり」と言います。
直霊を活性化させて、そのエネルギーで情報を書き換える。だって神様ですから、勝手に情報を書き換えることはできちゃうんです。

スタッフ
そういうテクニックを私塾で教えてらっしゃるんですか?
光一
私塾は、もっと色々教えます。このテクニックは誰もが簡単に自分で神様に近づくことができて、気がついたら情報を書き換える。誰でも簡単に自分でできるように作ったんです。
私の著書の「ディバインコード・アクティベーション」には、「なほひふり」と「なほひゆい」のテクニックをちょこっと載せています。
「ディバインヒーリング」っていう課題ですけど、要するに神聖を目指していこうじゃなくて、今ここで神聖だって認めて発現していこうと決める。そして神様だったら、周りに敢えて豊かさと光を分け与えていくわけでしょう?それをやりましょう、という本なんです。
スタッフ
ディバインヒーリングと聞くと、癒してもらえると思ってしまいます(笑)
光一

私のセッションに対する考え方は、クライアントを完全に尊重しセッションに入るという考え方です。
クライアントはすでに完全であり問題をする力を持っている、とういう考え方でセッションに入ります。
クライアントを助けるのではなく、クライアントの自己解決力を支援する考え方です。

危ないのは、助けてやろう、という心です。それがすごく怖いんですね。それが愛だと思ったら大間違いで、助けてやろうっていったらエゴです。
ラポール(信頼関係)があるとき、助けますって心がセラピストにあったらクライアントは助けて下さい、ってなるでしょ。依存だよね。そうじゃなくて自立を促すんです。そういうのを伝えていけば、楽しくなるじゃないですか。

最近よく、「このメソッドを受けたら幸せばっかり起こる」って言ってる人が多いけど、有り得ないですからね。陰陽のバランスを取っていくのが私達の成長のドラマだと思うんです。だって、幸せしか起きないって洗脳されたら、違うことが起こった時にどう対応するんですか。

例えば、宝くじに高額当選した人が不幸になる、っていうデータがあります。何故かというと、これは陰陽のバランスを取ってないからなんです。だから陽が来たら、陰を積みなさいって言っています。
例えば、寄付をするとか、もちろん全額じゃなくていいんですよ。でも陰の活動をする。その辺の公共のトイレ掃除でもいいんですよ。そう考えると、トイレ掃除でお金が儲かるという理屈がなんとなくわかるでしょ?陰を積むんです。 そうやってバランスを取っていくと成長して、統合してシフトしていく。これが僕の理屈です。

スタッフ
すごくいい考え方だと思います。
今、引き寄せの法則とかまた流行ってますが、自分の欲しい物だけを引き寄せて手に入れる、ってそこしか見ていないじゃないですか。
それはそれであると思うけど、人生には無視できないネガティブ、陰の側面が絶対ありますよね。
それをどう処理するのか、というところの理屈がきちんと体系になってないものは、ちょっとどうかな、と思うんです。
私たちSJやVOICEでも、いろいろなメソッドを扱っていますが、やっぱり時々、ん? というものとかありますよ。そういうものはやめていかないといけないなって思っています。
光一
そうかもしれないですね。
ただ、VOICEさんがいろんなワークショップとか養成講座をやってますよね。そのクオリティを高めてくれるのも有難いと思いますけど、いろんなものをやってくれるのも有難いんです。というのは、いろんなものがあっていいと思うんです。
スタッフ
そうですね。私たちはいろいろなものを提供して、沢山の選択肢の中から、お客様が選べる状態になっていればいい。
でも、幻想を見せてしまうようなものとか、現実と乖離したファンタジーばかりを追い求めるようなものは、どうなのかな、と思うことがあります。
ある時期に、ファンタジーが必要な時もあると思うので100%否定はしませんが、難しいところなんですよね。
光一

わかります。ですから私はスピリチュアルをファンタジーというのも否定しないです。でもスピリチュアルをリアリティ、この現実のボディを通じて表現していくという道もあります。
その人のタイミングというのがあると思うんですが、ただ発想は知ってて欲しいんです。

さっきの引き寄せの話で、すべてはハッピーなんだ、これが全てなんだと思ってると、どっかで落ちちゃうから。
私が実際にそういう道を歩んで来ましたから、ほんとにそう思うんですよね。

初めはナポレオンヒルとか、二十歳くらいの時に、いわゆるニューソートの考え方に触れるんですけど、ずっと意識の探究をしてきて、確かに全部意識だから、俺がイメージングしたら何でも上手くいくんだな、って勉強もしないで浪人してイメージングしてて、この大学に入れるんだ、ってそこの校歌のテープまで買って、入った気になって、それで落ちたからね。(笑)

でも必ず秘密はあると思ってたし、ずっと真実を追求してたんですけど、結局わからない。
だからある時から、「この世界には、幸せを生きていく為に来てるんだ」って自分で決めたんです。

以前、チャネリングの練習をしてて、空海を降ろしたことがあったんです。質問者が質問して、僕が自動書記で答えを書いた。僕はフルトランスじゃないけど、意識は朦朧としてたんで、後で自分で書いた紙を見て衝撃を受けました。「人生の意味ってなんですか」って問いに「意味はない」って書いてたんです。「個」が意味を決めるんだって。

ずっとそれを追求してきた僕としては「え〜!?」ですよ(笑)
でも、あ、そっか、俺が決めるんだ、って。確かによく考えれば、ずっと追求してきたけどよくわからないんだもん。人生って何なのか。
だから、人生は喜びの表現なんだと決めちゃおう、と。

そして、人は理由を求めるんだ、ってことに気づいた。
「私の人生は幸せです。」という時に、「本当かよ?!」「その理由なんだよ?」ってマインドが問いかけてくる。その理由を求めてくる。

スタッフ
マインドですよね。なかなか変えられないです。
光一
心のクセを変えていくやり方が幾つかあるんですよ。人のいいところを見つける練習とか、自分に起こったいい事を見つける練習とか。自分を褒める練習とかね。
すると脳がそういう回路を創り出すから。そうすると物事が起こった時に、状況に関して僕は「おふりかえ」って言ってるんですけど、「おふりかえ」がすぐできる。
スタッフ
おふりかえ?
光一
一昨年、酔っぱらって骨折したんです。記憶がなくて朝起きたら痛い。病院行ったら骨折してました。最悪だ、と思いました。でもここで、「もしかしたら大事故に遭ってたかもしれないけど、これで済んだ、厄が落ちた、有難い」って振替るんです。
ネガティブな回路ができちゃうとなかなかそうは思えないから。私だってなかなか思えないですよ、最悪最悪って思います。そうするとワナワナしちゃう(笑)
スタッフ
転んでもただでは起きない、っていうのもありますね。
光一

そういう発想にしていくとプラスになる。これが実はカルマの法則なんです。カルマは原因と結果の法則ですよね。原因があったら、必ず結果が起こります。
でも、結果にどう対応するか。「俺はもっとここから上がっちゃうぞ!」って決めるか決めないか。それが新しい種を蒔くんです。その種は必ず刈り取る。

カルマの法則やカルマを怖いものと捉える風潮もあったりしますよね。でも私は、それを活用することを選べばいいんじゃないかと思っているんです。
「輪廻を今生で絶つ」っていう人もいるから、そういう人はそういう人でいいと思うんですけど、私はまだ輪廻を絶つつもりはないです。もっとこの宇宙を楽しむつもりなんで。

(2017年4月収録)