【リサ・ロイヤル】ロングインタビュー2022

2023年でスタートから15年目を迎えるチャネラー養成講座。
この数年はコロナ禍によりオンラインでの開催を余儀なくされましたが、海外からの参加も増え、国際的なクラスに成長しています。
最近のクラスについて、リサさんにお話を伺いました。

地球のエネルギーの加速に合わせて、吸収の速度がどんどん早くなっている

SJ
早いものでチャネラー養成講座も来年で15年目を迎えます。
第1期がスタートした15年前と今とでは、世間のチャネリングに対する意識も、受講生の皆さんもだいぶ変わってきていると思いますが、振り返ってみていかがですか?
リサ
はい、このクラスを初めて15年ですけど、その間に驚くべき変化がたくさんありました。
スタート当初の生徒さんたちは、プログラムの内容を理解し吸収するのに少し時間がかかりました。
しかし、年を追うごとにそのペースは加速しているようです。
どんどん吸収しやすくなっているんですね。
15年前に比べると、今の生徒さんたちはずっと早く前に進む準備ができています。
ですから私も、毎年新しいことを加えて、そして加速するエネルギーに合わせてクラス全体の内容を加速させていく必要があります。
また、最近のクラスの受講生の方は、何等かの形で既にチャネリングをしていたり、ハイヤーセルフと繋がっている、という方もとても多いです。
ですから、その繋がりやスキルをさらに磨いてレベルアップしたり、より確実なものにするために来る、という方が増えていますね。
また昔の生徒さんは、よりメンタルで、頭で考えてチャネリングをしようとする方が多かったのですが、最近の生徒さんたちは、マインド、つまり頭は静かで、ハートのほうがより強い方が多いですね。
これはチャネリングするにはとても良い状態です。
チャネリングするための種を植え付けやすく、土台を作りやすいんです。
SJ
何故そうなってきていると思いますか?
リサ
理由はいくつもあると思います。
一つは地球全体のエネルギーが加速しているせいです。
ふたつ目の理由は、エネルギーが加速しているから、多くの人が変わりたい、と切実に思っている、ということです。
自分が今まで持っていた自己破壊的なパターンをもう持ち越したくない、と思っています。
ですから、より今まで以上に自分を癒やし、そして目覚めたいと思っていらっしゃいます。
単にチャネリングをしたい、チャネラーになりたいだけではなく、トレーニングのプロセスの一環として起こる、意識や内面の成長を遂げたい、と思って参加される方もとても多いのです。
今、多くの人は、外の世界を見て、そこから答えを得ようとすることに飽き飽きしています。
グルや政府や、その他何でもいいですけれど、自分の外側に答えを求めることに行き詰まりを感じています。
そうではなく、もっと内側に入りたいと思っているんです。
チャネリングすることで、自分の内側に入って、自分で答えを得ることができます。
これが一番大きな理由の一つかもしれません。

エゴのワークをすることは、表層的な独りよがりのチャネリングを防ぐ

SJ
Youtubeがこの数年ですごい勢いで広がって、すごく気軽に色んな情報にアクセスできるようになりましたよね。
無料で得られるスピリチュアルな情報やコンテンツが溢れているし、チャネリングについて発信している方も大勢いらっしゃいます。
バシャールのチャネリングなども大量にYoutube上で見れたりして、興味を持つ人もより多くなってきているのかな、と個人的には思うのですが。
リサ
これは嫌がられる答えだと思いますが(笑)、答えはYesであり、Noでもあります。
一方ではYesなんですね。
つまり私やダリルや他のチャネラーの動画を見て、自分もチャネリングしたい、と思うようになる人は確かにいると思います。
しかし一方では、そういうものを見て、自分では自信がない、自分がチャネリングできると思えない、という人も大勢います。
例えばバシャールの動画を見て、こんなこと自分には決してできない、と思う人もいるでしょう。
ダリル・アンカや私のようなチャネリングができないのなら、チャネリングしたくない、する資格がない、と思ってしまう人はよくいるのです。
ですから私のクラスでは、このような方がたに対してもワークをしてあげる必要があるんです。
SJ
なるほど。
一方で最近はとても気軽に「私はチャネリング出来ます、つながってます」って言う方もすごく増えていると思うんです。
チャネリングのカジュアル化、というか。
個人的には「本当につながっているのかな、大丈夫なのかな?」みたいなことを感じることも良くあるのですが、これってジャッジなんでしょうか?(笑)
基本的にはいいことなのかな。
リサ
まず初めに、様ざまなチャネリングを見ること、あるいは、チャネリングにさらされる、というのは、とても良いことだと思います。
こんなことが可能なんだ、と理解りますからね。
チャネリングが露出されることはいいことです。
しかし私の経験上、自己流でチャネリングしようとしても、結局フラストレーションを感じる人が多いと思います。
手探りで、誰にも指導されずにやっているからです。
私のクラスに来る生徒さんには、これまで自己流でやってきたけど、袋小路に入ってしまったとか、他のところで訓練していたけれどもっと深い領域のものを求めて来た、という方も多いです。
だからこそ、私のクラスで教えているエゴに関するワークはとても大切だと思っています。
表層的な独りよがりのチャネリングをすることを防ぎますから。

オンライン化できたのは祝福だった

SJ
コロナ禍をきっかけにこの数年はオンラインでクラスを提供しています。
オンラインで行うということについてどのように感じていますか?
もちろん、リサさんが対面クラスが大好きなのは良くわかっています(笑)が、一方ではオンラインならではの良さもありますよね。
リサ
世界的なパンデミックの状況下で、オンライン化はある意味では祝福でした。
パンデミックが始まった時にちょうどZoomが出てきたのは、宇宙からのギフトだったと思います。
基本的にはいいことですよね。
なぜなら通常、何等かの理由で対面のクラスに来られないような方がたも参加できるからです。
でも、オンラインのクラスには限界もあります。
対面であれば、私は生徒さんたちの顔をちゃんと見て、彼らのエネルギーを感じ、感想やコメントも直接耳で聞くことができますが、オンラインではそれが出来ません。
オンラインのクラスはあくまでも、対面の会場に来ることができない人のための、良い入り口ではあります。
しかしその後、もっと深く入っていく必要があると思っています。
私はまた対面クラスに戻ることもとても楽しみにしています!
SJ
はい、2023年11月開催のモジュール3では来日していただき、対面+オンラインで開催する予定です。
おそらく来年こそは実現できるのではと思っています。楽しみですね!
一方で、場所に左右されないオンラインが功を奏して、海外在住者や外国人の受講生もどんどん増えていますね。
とても国際的なクラスになってきている、ということについてはどんなふうに感じますか
リサ
私が非常に忙しく、開催しているクラスの数が少ないこともありますが、日米両方の生徒さんが今どんどん統合されています。
SJさんには仕事を増やして申し訳ないですが(笑)、これは私の夢だったんです!
多くの生徒さんが、クラスに世界規模、地球規模のエネルギーが混じっていることが、すごくいいと言ってくれています。
色んな人に出会えて、世界中に知り合いができるので、とても楽しいと。
また、外国人の生徒さんたちは、日本人に比べるととても積極的で、クラスでもどんどん質問しますよね。
みんなもっとどんどん質問していいんだよ、というふうに、遠慮がちな日本の生徒さんたちにお手本を示してくれているのも良いことだと思っています。

「流れ」に繋がれば、100%自分に集中できる

SJ
話は変わりますが、リサさんがギャラクティック・ルーツカード(※リサがチャネリング情報に基づき銀河系種族の意識進化のプロセスを体系化したカード)を使って毎月のエネルギーのテーマをチャネリングしている「マンスリー・ギャラクティック・ガイダンス」では、フロー、流れに乗る、というのが今年の12月のテーマでした。
コントロールを手放して流れに乗る、ということで、チャネリングする際にもとても大切なことだと思いますし、個人的にはとてもしっくり来ているのですが、2023年のテーマも引き続き流れに乗る、ということなのでしょうか?
リサ
来年のテーマについて私はまだ繋がっていません。
ただ最近のワークショップでサーシャ(※リサがチャネルするプレアデスの女性意識)は流れに乗ることについて、以前よりもよく話しています。
2023年の主要なテーマの一つではあるでしょうね。
SJ
ただ状況に従って流れていくだけ、っていうと、なんか適当な感じもしちゃうんですよね(笑)。
流れに乗る、って一見、起こることに全部身を任せて、まいっか、まいっか、って惰性で過ごすことのように思いがちなのですが…
理不尽なことにも抵抗しないとかね。そのあたりはどうなんでしょうか?
リサ
すごく洞察に満ちていますね。
単に流れに従っているだけだったら、惰性になっている場合もあるでしょう。
流れに繋がることなく、ただ流れに乗ろうとしても、バランスがとれずにサーフィンしているようなもので、ひっくり返ってしまいます。
しかし、ちゃんと流れに繋がれば、バランスの取れた形で、全然違う形で流れに乗ることができますよね。
流れに繋がる、ということが大事なんです。
SJ
流れに繋がるって、具体的にはどういうことなのでしょう。
リサ
流れに繋がるということは、このエネルギーはどこに向かっているか、このエネルギーがあなたをどこに連れて行こうとしているか、を感じとる、ということです。
ただそれは、自由意志を諦めるということではありません。
流れの方向性を感じながら、そこに身を任せつつ、自分の意志も同時に使っていく、ということです。
このようにスピリチュアルで微細な話は、例え話で説明するのがわかりやすいと思います。
例えるなら、サーフィンはボードに乗ってバランスが取れていれば、流れに繋がって簡単に岸にたどり着くことができます。
つまり、流れに繋がっているからこそ、流れに方向性を与えることができます。
言い替えれば、流れに繋がることで、サーフボードに乗っている自分に100%集中することができるのです。
自分のマインドと流れのエネルギーが一つになれば、バランスをとり、波を乗りこなすことができるのです。
これで少しはクリアになりましたか?
SJ
このテーマで1時間のワークショップができそうな感じですね(笑)
例えば、自分が今乗っている流れのまま進んで行くと、このままでは破滅が見えているな、っていう時もありますよね。
そういう時は、流れに抵抗するのがいいのでしょうか?
このまま行くとこれ破綻するぞ、って感じたら、その流れから離れるようにすればいいということですか?
リサ
エゴは、流れは良いところにしか向かない、と思いたがります。
でも確かに、流れが破滅に向かっている時もあります。
例えば、何か手放すべきものがあったり、何か人生で変えるべきものがある時、そのままこれまでの流れに乗っていくと、何かが破滅するとか、崩壊する、ということはあります。
でももし流れに繋がることができれば、その流れが破滅に向かっているかどうかもわかるし、なぜその流れが起きているのか、その理由もわかると思います。
私自身の体験を少しお話ししましょう。
数年前にパンデミックが始まったとき、私はもう日本に行けないことに気づいて、この流れは、私と日本の関係を破滅の方向に導いていると思いました。
私のエゴは、これまで日本でやってきたことはこれで全部破滅する、壊れてしまう、と思い、それに必死で抵抗しました。
しかしオンラインのクラスを始めてみたら、抵抗はまだ感じましたが、破滅だと思っていたこの流れが、実は私を必要なところへと導いてくれている、と感じました。
つまり宇宙は、破壊というパッケージの中に、私に必要なものを全部入れてくれていたのです。
ちゃんと流れに繋がって感じてみると、私はもっと休んだほうがいい、あまり旅行しないほうがいい、そして今は、オンラインクラスのやり方を学ぶべきだ、というこの3つに気づいたんです。
それが私に必要なものであり、宇宙はそれをまさに教えてくれたのです。
SJ
とてもいい話ですね。
一見、自分では破壊だと思っていたものの中に、本当に自分が必要としているものがあった、ということですね。
でもしつこいようですが、本当の破壊や破滅に向かう流れもありますよね。
例えば、パチンコやギャンブルにハマっちゃって、借金してもやめられないとか…
リサ
それは流れじゃなくてアディクション、依存症です。
でも依存症も一つの流れ、と言ってもいいかもしれませんね。
最終的には行くところまで行って目覚めざるを得ませんから。
目覚めに向かう流れです。
SJ
怖いですね。できるだけ破滅の手前で目覚めたい(笑)
リサ
そのまま行くと破産するとか、色々ありますよね。
目覚める前に大きな破壊を、クラッシュを体験することもあります。
でも、宇宙には間違いはないんです。
起こっていることは、宇宙的な視点から見れば、全部起こるべくして起きています。
でも、それは必ず目覚める方向、私たちを目覚めさせる方向に向かっているんです。

(2022年11月収録)