スピリチュアル・リーダー養成講座について若月先生に聞きました

    (※このインタビューは、2009年に収録したものです。)

10年目を迎えるロングランのスピリチュアル・リーダー養成講座について、講師の若月先生にお話を伺いました。

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若月さんには非常に古くからヴォイスにはかかわっていただいて、個人セッションやグループでのスピリチュアル・リーダー養成講座をやってくださっているわけですけども、何年ぐらいになりますか。
若月
個人セッションは、一番最初、1996年です。そしてスピリチュアル・リーダー養成講座が1999年の後半からですから、足かけ10年になります。
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もう10年ですか。ありがとうございます。そのスピリチュアル・リーダー養成講座なんですけれども、若月先生はスピリチュアル・リーダーという言葉に、どのような思いを込めていらっしゃるのでしょうか?
若月
スピリチュアルという言葉は非常に限定された世界に感じるかもしれないんですが、人はみんなスピリチュアルじゃないかなと僕は思っていまして、その人の中にある、ものすごく深いいろいろな能力を出す部分とか、ほかの人たちに貢献する力をいっぱい持っている部分があると思うんですね。その部分をできる限り引き出してあげることができたらな、そんな思いでスピリチュアルという言葉を付けていますけれど。
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いわゆる前世療法とか、幽体離脱とか、そういったものでなくても、スピリチュアリティーというのが比較的一般的になりつつあるような感じがありますよね。
若月
ありますね。ここ最近、1〜2年ぐらい、いろいろなメディアに出ている方とかの影響もあると思いますけどね。その中で、スピリチュアルというのはいろいろなとらえ方がされると思います。いわゆる守護霊様とかご先祖様とかいう世界から、ヒプノシスとか、心理学の中でも人の中にはそういう部分があるんだよという言い方をするような世界もありますよね。ある意味、その全部を人の中につないでいるものだと思います。
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例えば会社の中でマネジングしているマネジャーとか経営者とか、いわゆるビジネスをなさってらっしゃる方も、京セラの稲盛さんなんかはまさにその典型ですけど、上り詰めて、ああいう強大な組織の会長になられても、そのプロセスの中で自然にスピリチュアリティーを学んできちゃうことというのは多いみたいで、それとまさにリーダー、そういう方がスピリチュアリティーを自然に習得してしまうということもありますもんね。
若月
それはありますね。その人が自分の持てる本当の力を、その場その場で出そうとする。もしくは、周りにいる人たちの力を引っ張り出してあげようとする。それによってまとめていくとか創造するとか、もしくは持ち上げるとか、そういう意識があるところには生まれてくるんじゃないかなというふうに思っています。
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そうですか。確かにね。コミュニケーションとかスピリチュアリティーって結構、絡んでいますよね。
若月
そうだと思いますね。別な視点から見ると、やっぱり一番奥底に響く言葉というのは、誰でも持っている、平たい言葉で言う愛とか思い出とか、そういうところってスピリチュアルと関係していて、最後にコミュニケーションって、そこを何かつながるというか、情熱でつながるとか、本当に思いやってつながるとかですね。そういうところで本当の深いコミュニケーションだとか、スピリチュアリティーとか関係しているんじゃないでしょうか。
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モチベーションなんかのところでは、実は絡んでいる部分ですが、あんまりそういうところにフォーカスされないですが、本当は本質的には絡みますよね。
若月
そうですね。グローバルでとらえると、僕の見方ですけど、宇宙全部のテーマが進化しているととらえています。その宇宙が進化するというのは、やっぱり進む、進む、さらに大きくなるとか、さらにもっとできるようになるとか、さらに自分も人を幸せにしたいとか、進んでいきますよね。それがモチベーション。宇宙が進んでいくということの一部として、人が持っているモチベーションなんです。そして、その核になっているのはスピリット、宇宙が持っているスピリットです。スピリットというのは精神という意味ですね。そこから来ているんじゃないか。だから、本当のモチベーションを持っている人って、やっぱりそこから原動力が来て、だから進んでいくという感じかなと。
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ステップ1からステップ5まで、実際に来てらっしゃる方は、どうですか?ヒーラーになられたりしますか?
若月
そうですね。その方がどちらの方向に向いていたかによって多少違ってきますけども、スピリチュアルの世界で1歩外に踏み出して、本氣で自分自身でやりたいと思っている方は、1から5を真剣にやられると、ヒーラーになったり、リーディングとかスピリチュアルカウンセラーをやるような世界に完全に踏み込めるような状態には変わります。きちっとやっていただければ。
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なるほど。それ以外の方もいらっしゃいますよね。いわゆる個人のご興味で。
若月
そうですね。個人の興味でいらっしゃっていて、例えば、やっぱり個人事業主の方の方がやりやすいので多いんです。会社員よりも、その方が自分の人生に応用しやすいんですね。だから、そういう系統の人になりますけど、例えばファッションデザインにヒーリング的な要素を擁して、自分のブティックでそういう商品を売っているとか、そういう性能のものを売っているとか、今までのものに一味加わるので、やっぱり客層が広がって、お客様の層が広がって、売り上げが一桁増えたとか、そんなケースもありますね。
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それも面白いですね。直接的にヒーリングをやっているわけじゃないけど、でもそれはある種、お客様を癒しているんでしょうね。
若月
ということがありますね。
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その辺が、スピリチュアリティーというのは本質的なところですから、そこからいろいろなところに波及するんでしょうね。
若月
すべてに含まれているプロセスという感じですね。
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若月さんのコースは、わざとディプロマ(認定証)を出さないという方針でなさってらっしゃいますが、それはどのような意図がおありなんですか?
若月
一番最初にそれは多少こだわったんですが、当時、喜多見さんが最初バシャールを呼ばれて、ニューエージという世界をつくって、その中からそういうのをやりたいという人たちがいっぱい出てこられましたよね。その中で、いろいろなコースがだいたいディプロマを出されていまして、そのディプロマをもらうと嬉しいし、これで自分はできるんだと思うんですね。もちろん、ちゃんとやっていれば、それで実際にできるようになるんですけど、実際には、ある側面を積み残している人たちもいるなと思って、じゃあその積み残している、本当に自分という心と意識と人間の力の部分ですね。それは本当に変えたらディプロマがなくても自信が持てるじゃないかと考えたんです。本当はディプロマって自分の中にあるものなんだよというふうな部分を分かってもらいたくて、あえてディプロマは出しませんというふうに、ちょっと最初はこだわってみたんですね。
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やっぱりプロになろうというからには、たぶんアマチュアとプロの間に何があるかということになってくると思いますけど、どこが差なんですか。つまり、自分の中がクリアになっていないとか、そういうことなんでしょうか。
若月
もしそういう意識の側面的なことで言うと、自分のことをどれだけ素直に自分で知っているかというところだと思うんですね、平たい言葉で言うと。色眼鏡を掛けないで見ていられるか。自分のことというのは、やっぱり人ですから色眼鏡を掛けちゃうじゃないですか、どっちかの方に。ネガティブに来るか、不必要にポジティブに。そうすると、前に来たものに対してどんぴしゃに対応できないので、それでタイミングを逃したりとか、つかみ損ねたりとか、行き過ぎちゃったり引き過ぎちゃったりなるんですよね。でも、自分のことを分かっていると、ぴたっ、ぴたっと合わせていけるので、チャンスもつかめるし、出るところは出るし、引くところは引ける、基本的にそういうところだと思うんですね。
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うちの子供たちはまだ小学生なので、小学校の先生と面談したりするケースがあったり、授業参観で後ろから見ているという姿もあるんですけど、やっぱりすごく子供の中に深く入り込んでいるコミュニケーションが深い先生もいれば、形はしっかりやっているけど、子供は子供で知らんぷりしているような先生もいたりします。その差は何かということは、今のこととかなり近いと思うんですけど、まさにそうですね。形は覚えられるけれども、その形を超えたもの、本質的なものをどうやって持っているかということが、やっぱりプロとアマチュアの違いであるというか。
若月
ありますよね。ある意味、極端な言い方をすると、マニュアル通りにさえできれば、今のところ半プロにはなれるんですけど、プロ中のプロという、それになるには自分を知って相手を知っていること、それに一番いいように対応していく力ということですね。
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そこのところは、教えるカリキュラムとしては一番難しいところですよね。
若月
そうですね。これは、今、教えるという言葉がキーだと思うんですけど、言葉とか文字とか知識として教えるというよりは、その人自体の在り方がどうなっていくかという感じです。だから古い言葉になってしまうんですけど、自分を練り上げるとか錬磨していくとか、そんな感じの部分からじわじわじわと出てくる力というふうに感じるんですけどね。
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ある意味で、講座に出ているときから帰って、日常生活でその人がどういうところにいて、どうやって過ごしているかということになってきますかね。
若月
ものすごく大事ですね。ステップ5はそういうところにフォーカスが当たっていて、ステップ4までにやったことを、実際の日常でどう使っていくかということを扱います。会話の中でどう使うのかとか、ミーティングでどう使うんだとか、企画のときにどう使うんだとか、ステップ5では、そういうことにフォーカスを当ててやろうとしているところです。
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なるほど。だいたいステップ3ぐらいまでが基礎的なところをやるんですね。
若月
基礎ですね。もし学校に比喩すると手習いですね。
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手習い。
若月
文字が書けて読めてしゃべってというような感じがあるんですけど、もちろんスピリチュアルの部分ですので、呼吸をしたりとか瞑想とか、そういうような内容になっていますけど、比喩で言うとそういう感じですね。
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それでステップ4は戸隠でおこなうんですね。戸隠はすごくエネルギーのいいところで、私も本当に大好きなところなんですけど、本当にきれいなのが肌で感じられますね。
若月
そうですね。そういう良さが感じられますよね。交通の便がものすごくいいのに、あれだけの氣を保っている。冬の期間が豪雪地帯なので、スキーヤー以外行かなくなるので、夏はスルスル行けるのに、冬は閉ざされちゃうんですよね。それで、年に1回、必ず浄化される。雪で人が入らなくなりますよね。それがものすごくいいですね。普通だと、浄化される場所はいっぱいあるんですけど、行きにくいとか、行きやすいところはちょっと雑多というところが多い。そのバランスがうまく取れていて、私たちみたいに都会から行く人にとっては、非常にいい場所じゃないかなと思います。
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あそこの木立と森というか、木々の感じが美しいですよね。
若月
そうですね。
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戸隠神社の境内に入っていくと、またいいですね。
若月
そうです。戸隠に行くまでにたくさんの史跡がありますね。神秘の世界に迎えてくれるというか、そんな感じがありますね。
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そうですね。それで、ステップ4と5が非常に突っ込んだ実践的なところですね。
若月
ええ。
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実際にどんな方が参加者でいらしてるんですか。ほかの1つの分野ですでに何かプロとしてやってらっしゃるとか。
若月
そうですね。これも千差万別なんですが、スピリチュアルの世界で言うと、もうすでにボディーワークであるとかヒーリングをやられていたり、何かしらのセラピーの免許状を持っていたりというような方から、あとは本当に初めてスピリチュアルという言葉を聞いた人までいますね。それはもう幅広いです。ただ、その人たちに共通しているのは、やっぱり自分の中の何かに、さらに磨きをかけたいという意識は、やっぱり皆さんある程度以上持ってらっしゃって、その磨きをかける方向性が最初は分からない人が多いんです。どんなことをやっていいのか分からない。型通りの、例えばいろいろなセミナーに出ている方もいらっしゃって、その中で形はきちっと教えてもらえます。でも、その奥の、自分の中のことが本当にどうなんだろうという、はてなマーク(?)の人たちは、やっぱり半分以上いて、その方々にそれなりの解決策を出してあげることはできる。
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なるほど。経営者とか、いわゆるビジネス関係の方もいらっしゃいますか。
若月
経営者の規模によりますけど、個人事業主で自営している方は、全体の2割から3割ぐらいおられますね。
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やっぱりその辺に、何がしかスピリチュアリティーが関係しているという、ありますか。
若月
というか、皆さん、たぶん、さらに1歩何かを広げたいと思うときに、外のアイテムじゃだめだとわかっていらっしゃる。新しい商材でもない、新しいマーケティングでもない、何か自分じゃないかと思う方がいっぱいいると思うんですね。そういう方が自分の中からという感じでいらっしゃると思いますね。
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ビジネススクールはいろいろあるけど、そういうことを扱っているところはないですもんね。
若月
そうですね。ビジネスのためのスピリチュアリティーというか、メンタリティーと言っていいのかな。スピリチュアリティーというのかな。そういうものをきちっと、その側面から言語化する言葉はあんまりないかもしれないですね。
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若月さんは非常に右脳的なイメージ的な部分のお強い方ですけど、でもちゃんと現世的なというか、左脳的なところも、しっかりと分かる方でいらっしゃるから。
若月
少し会社勤めをしていましたので。
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そうですか。
若月
ええ、それもありますけど。
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知っている、知らないって、すごく大きいですからね。
若月
そういうのは大きいですね。
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見落としてらっしゃる方がいると、その橋渡しができますもんね。若月さんは確か神流日合氣(かんなびあいき)というのを長くやってらっしゃる。
若月
ええ。もともと武術というか武道は、ある意味、人の潜在能力を出す最大のツールのひとつだと思っていたので、その中で合氣系の武術に興味があって、昔ちょっとやってたんですけれども、それが皆さんにこういうことを教える中で、自分の中に元々あった深い記憶がそのまま体に出るようになってきて、それをちょっと皆さんにお見せしたら、ぜひ教えてほしいということで、だんだん膨らんでいって。
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普通の合氣道とどこら辺が違う?
若月
表面的には同じに見えるかもしれませんが、まず本当にその人の潜在的な力を、体の、そして心の中心から引っ張り出すということをメインにしているので、ただ形通りに手を打ったりとか投げるとかいうんじゃなくて、本当に臍下丹田から動いて、その氣で自分の体を動かしていきます。そして、相手を破壊するためじゃなくて、きちんと自分の錬磨として、自分の中の攻撃性からではなく、平たい言葉ですけど平和的に何かをするというか、調和的に何かをするという、そういう力を生む氣の中で磨くような形にしようとしています。
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最近はボディーワークに対する注目度が、結構強いような気がします。
若月
ちょっと強いですね。
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ですね。要するに体の気付きというのは結構あるなって、皆さん実感として少しずつ分かってきたのかなという気がしますね。
若月
僕はもともと、最後は体だなと思っています。体というのは、その人にとって最後の現実の部分。だから体が統一できていなくて、スピリチュアルだということはあり得ないって、僕は思っているところがあるんですね。そこまで強調して言っていないですけども、例えば自分の心が円満具足になりましたと、そしたら自分の指が円満具足に動かないというのはおかしいじゃんって、極端な言い方で、皮肉になっちゃいますけどね。だから、本当に円満具足になったら、指も心も体も全部、円満具足に動くんだと思うんですね。だから体は大事なんですね。
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心で起きていることは、体でも起きているんですか。
若月
絶対起きていますね。
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よく自分で自分の体を観察していると、自分の心の今の偏りとか、何が起きているかわかる?
若月
分かります。それはスピリチュアリティーの世界で、今、出会っている現実を見れば自分が分かるよという。その一番わかりやすい部分なんですね。