そのかずかずの詩からエハン・デラヴィが紐解く “真のスピリチュアリティ”と人類の向かう道

Rumi〜ルーミー“その友”に出会う旅〜

1,980円 (税込/本体価格 1,800円) 在庫あり
20 ポイント獲得
ISBNコード 9784899762492
発行日 2010-04-15

世界で最も有名な詩人“ルーミー”詩集は全米で100万部超のベストセラーに
そのかずかずの詩からエハン・デラヴィが紐解く
“真のスピリチュアリティ”と人類の向かう道

エハン・デラヴィ

日本のスピリチュアル界随一の知識家といわれるエハン・デラヴィさん。
特に2012年問題に関しては、日本でいち早くそのテーマを取り上げた人であり、天文学、物理学、神秘学、人類学、心理学etc.の全ての知識を総結集させて“意識のルネッサンス”を提唱する書籍もすでに20数冊以上。
そんな“知の巨人”が次のテーマに選んだのは、13世紀のイスラムの神秘主義者・詩人である「Rumi(ルーミー)」。
21世紀の今、なぜ約800年も前のルーミーを題材に取り上げたのか?
この本を通して伝えたいことは?新刊『Rumi 〜ルーミー“その友”に出会う旅〜』の著者、エハンさんに伺ってみました。

エハン・デラヴィ

意識研究家・講演家・執筆家・ジャーナリスト。
1952年スコットランド生まれ。幼少から神秘的な世界にひかれ、22才より日本での生活を開始。
来日から15年間は東洋医学と弓道に専念しながら、大学で英語講師を務める。「人類の意識の進化」をテーマとして世界を巡礼しながら、世界の隅々から収集したニューパラダイムに関する情報を伝える。
日本におけるリモートヴューイングの第一人者でもあり、「リアル・エイジの独立個人」へのパラダイムシフトについて、執筆、映像、国内外の講演活動も行う。
2009年、今までの活動の集大成である『地球巡礼者(アース・ピルグリム)』が完成。
著書は、『宇宙人&2012超入門』、『超入門アセンション &2012』(徳間書店・5次元文庫)など多数。

エハン・デラヴィ  インタビュー

◆ 今回、エハンさんが、新しいテーマとして「ルーミー」を取り上げたきっかけは?

私が制作したドキュメンタリー映画『地球巡礼者(アース・ピルグリム)』の中で、ルーミーの詩が彼の翻訳者として有名なコールマン・バークスによって朗読されています。この映画で、初めてルーミーのことを知った人が多く、13世紀のイスラムの神学者であり、神秘主義者、そして偉大なる詩人であるルーミーのことをもっと詳しく皆さんに紹介したいと思いました。また日本には、ルーミーに関する情報が少ないことから、彼の存在を広く日本の人々に伝えたかったのです。

◆ 『ルーミー“その友”に出会う旅』の内容を簡単に教えていただけますか。

『ルーミー“その友”に出会う旅』には「いちばん苦しい峠を越えるときに役立つガイドブック」というサブタイトルがついているように、読者が自分の人生において“その友=神とのコネクション”を見つけるための手引書であるといえます。

内容は、前半と後半に分かれています。前半は、私が10代後半から世界を旅しながら、自らも“その友”を探す日々を送っていましたが、旅の途中で遭遇した人々や出来事を通して学び、葛藤し、成長してきた旅の記録です。そして、その旅路の様子を、アッタールが創作した『鳥の会議』の物語と共に綴っています。

後半は、私たちの生活の中で、“その友”と生きる方法をテーマ毎に紹介しています。各テーマは、人生における普遍的な要素、例えば、友情、セックス、家族、結婚、仕事、孤独感、etc.などですが、それらをルーミーの世界観、スーフィズム(イスラムの神秘主義)の考え方をもとに語っています。もちろん、全編を通してルーミーの詩を紹介するなど、今までの本とは違う新しい作品に仕上がりました。

◆ ルーミーとは、エハンさんにとってどのような存在ですか?

ルーミーは、誰にとっても、アクセスしやすい聖者です。彼の詩が語る内容には、すべての宗教・イデオロギーを超えた普遍性があるので、世界中で愛されています。あのマドンナさえも彼の詩を朗読したCDを、すでに10年前に出しているほど。また彼は、日本人にも好まれる詩人だと思います。なぜならば彼の説く世界観は、禅の考え方と似ているから。さらに、彼は聖人でありながらも、結婚をして子供もいた“普通の人間”でした。そういう面からも、アプローチしやすい人なのです。

◆ エハンさんは、ルーミーの説くスーフィズムのどのような所に感銘を受けたのですか?

10代から旅をしながら、あらゆる書物を読んでいましたが、特に、夢中で読んだのがロシアの神秘主義者・思想家であるグルジエフやウスペンスキーの作品。グルジエフの発想の背後にはスーフィー主義がありますが、例えば、グルジエフが残した言葉に、「スーフィーの道は、第4の道である」というものがあり、その深遠な考え方に魅了されました。

例えば、現代のスピリチュアリティの考え方は、3つの概念に分かれています。まず、ひとつ目は、心に思想を持ち、祈りを捧げる“僧侶の道”。ふたつ目は、肉体的な苦行を行なう“修行者の道”。そして、三つ目は知識を追究する“ヨギの道。”

大抵、スピリチュアルを探求する人は、このどれかに属するものですが、このエモーショナル、メンタル、フィジカルのどれかに偏ることなく、三位一体として探求する“第4の道”こそが“真のスピリチュアリティ”であるとしたのがスーフィーの考え方です。

◆ 「真のスピリチュアリティとは?」を考えたとき、
今の日本のスピリチュアル・ブームについてどう思われますか?

今私たちは、改めて、“スピリチュアリティ”という言葉の意味を問う時代に来ています。スピリチュアリティとは、単純に、週1回のヨガを行うことによって得られるようなものではありません。もし、スピリチュアルがそんなに簡単なものならば、全人類が既に覚醒しているはず。

聖テレサ(16世紀のスペインのローマ・カトリック教会の神秘家。神秘的な苦行を行なった聖人)は、人間の意識を小さな部屋が沢山あり、その頂点に覚醒するゴールの部屋がある城に例えて、「内なる城(インテリア・キャッスル)」と名付けました。彼女は、この言葉で、覚醒を得るためには、多くの試練が待ち受けているということを表現しました。そんな命がけの探求こそが、まさに、本書に出てくる“7つの谷”の試練、“サイムルグの宮殿”としての最終目的地でもあるのです。

◆ それでは、現代に生きる私たちが「真のスピリチュアリティ」に近づくためにはどうすればよいでしょうか?

まず、今のスピリチュアルの現状は“サイキズム”だといえるでしょう。チャネリングやサイキック現象に人々が傾倒し、高いお金を払っていますが、本物のスピリチュアリティとは脳の中ではなく「首の下からはじまるもの」、いわば“ハート”で感じるもの。この点を強く読者に訴えています。

とはいえ、スピリチュアルなグッズで溢れているこの現状も、マイナスな面ばかりではありません。週に1度ヨガをしている人が、次は瞑想をやろう!と思って次のステップに行くかもしれない。こうして、探求が始まるのです。その道は、途中まではワクワク楽しいはず。けれども、最終目的地へはなかなか行けない。途中で必ず、スタニスラフ・グロフ(トランスパーソナル心理学の確立者)が言った“スピリチュアル・エマージェンシー”という、試練のステージを体験するはず。

大切なことは、冒険心を持って、そのプロセスを大切に歩む事。そして、“癒し”を求めがちですが、その探求には“意識的に苦労する”ことも必要。それが理解できれば、苦しみも“栄養”に変わるから。このような、仏教・禅の考え方とも思えるようなものが、ルーミーの世界観にも通じるのです。

そしてこれらのプロセスや経験が、2012年を通過する際の大きなヒントとなるはず。そのためにも、皆さんも“その友”を見つけるための旅に今すぐ出発して欲しいと思います。

<ルーミー詩(書籍より一部抜粋)>

心は光の海です
神のビジョンが宿る場所です
賢さなんて売りはらいなさい
戸惑いなら買いもとめなさい
利口なひとは頭で考えているだけだが、
戸惑っているひとは深いところから直観をうけとっているのです
肉体って、あなたの愛が影を落とした幻ですよ・・・
あなたは翼をもって生まれたのになぜ地面を這いつくばっているのですか?
それを死ぬまでつづけるつもりですか?
悲しまないでください
あなたが失うもののすべては別の形でもどって来ます
私たちは無から回転してやってくる
塵のように散在する星々です
孤独だ孤独だなどと口にしないことです
その怖いコトバが浮かんできても相手にしないで放っておくことです
木も草も生えていない大地のなかの一点になってみなさい
そこにはかならず何かの種子が絶対者によって蒔かれるでしょう



カートに入れる