暮らしの物語
| ISBNコード | 978-4-89976-592-9 |
|---|---|
| ページ | 400 |
| 判型 | A5 ソフトカバー |
| 著者 | �睫� 玲 |
| 発行日 | 2025-05-13 |
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いつもより、ほんの少しだけ視点を変えてみる
世界がちょっとだけ鮮やかに見えてきます
日本には豊かで美しい四季があるのです。
この本は二十四節気七十二候基づき季節を分け、「節句・行事・祭り・習慣・花や動物・食」などを日毎に掲載しています。
それぞれの季節の暮らしの愉しみ方を解説しています。
「春」
2月4日〜5月5日
立春／雨水／啓蟄／春分／清明／穀雨
立春は毎年二月四日〜八日頃にやってくる二十四節気。旧暦では一年の始まりとされており、「立春大吉の札を貼る」「若水を飲む」「立春大吉豆腐を食べる」などの風習があります。
「夏」
5月6日〜8月6日
立夏／小満／芒種／夏至／小暑／大暑
立夏は毎年五月五日〜十九日頃にやってくる二十四節気。立夏の日付は太陽と地球の位置関係に基づき国立天文台が定め、夏の兆しが見え始める頃です。
「秋」
8月7日〜11月6日
立秋／処暑／白露／秋分／寒露／霜降
立秋は毎年八月七日〜二十一日頃にやってくる二十四節気で秋が始まる時期とされています。夏の暑さは続きますが立秋以降は、残暑という言葉が使われます。
「冬」
11月7日〜2月3日
立冬／小雪／大雪／冬至／小寒／大寒
立冬は毎年十一月七日二十一日頃にやってくる二十四節気。「冬が立つ」という通り、冬の兆しが見え始める頃で、暦の上ではこの日から冬になります。
[ＣＯＬＵＭＮ]
旧暦と新暦
二十四節気と七十二候
陰陽五行とは
五行の関係
十二支
料理を愉しむ
レシピから始まるわが家の味
「旬」「二十四節気」「七十二候」「年中行事」「伝統」「習慣」
これらの言葉を聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか？
毎日、仕事や家事育児に追われ、季節の変化を楽しむ余裕なんてない…
そう思うのも無理はありません。
私も以前は、そう感じていました。
でも、実はわざわざ時間を作らなくても、
日々の暮らしの中で季節を感じることはできるのです。
洗濯物を干しながら空を見上げたり
急いで歩く道すがら、道端の花を見つけたり
信号待ちの間に風を感じたり。
何気ないたった一瞬の出来事で、
ちょっとだけ心が休まったと感じる、そんな小さな瞬間が
日々の忙しさでぎゅっと詰まった心を、少しだけ広げてくれます。
もしこの本が、あなたの日々の暮らしに少しでも役立ち
季節を感じるきっかけとなり、毎日の生活に少しの楽しさと潤いをもたらせたら…。
そんなに嬉しいことはありません。
高野 玲 (たかのれい)
1979 年、長野県千曲市生まれ。
豊かな自然と、季節の恵みに囲まれて育つ。料理上手な家族の中で育ったことから、「大人になれば自然に料理ができるようになる」と信じていた。
学生結婚・出産を機に、「手作りのごはんで子どもを育てたい」という想いから料理に向き合い始めるも、当初は味噌汁に出汁を使うことすらわからず、自分の料理下手に愕然。母に教わり、料理本を読み、少しずつ「おいしい！」の声をもらえるようになった頃から、料理が楽しくなっていく。子育てと仕事に追われる日々の中で、食や栄養への興味は尽きず、健康を意識した食卓づくりに励むようになるが、「ちゃんとしなければ」「栄養バランスを完璧にしなければ」という想いから、いつしか「楽しいはずの料理」が義務に変わり、心から楽しめなくなっている自分に気づく。
そんな経験を通して、栄養や健康も大切だけれど、何より 「食べることは喜びで あ る 」 と い う 原 点 に 立 ち 返 る 。肩の力を抜いて、もう一度「料理って楽しい！」と思えるようになった今、食べること・つくることの楽しさはますます広がり、栄養学、陰陽五行、茶道、スパイス、フレンチなど、学びを深め続けている。現在は、自身の経験を活かし、料理にストレスや悩みを抱える女性たちをサポートするオンラインサロン『人生かえるしあわせごはん』を主宰。「苦手だった料理が、いつの間にか楽しくなった！」と、多くの女性から共感と支持を集めている。
