臨死、天国からの電話
ISBNコード | 978-4-89976-063-4 |
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ページ | 376 |
判型 | 四六判 ハードカバー |
著者 | ネッド・ドハティ |
訳者 | 大野百合子 |
発行日 | 2003-11-20 |
若くして富と名声を手にした男が、心臓発作で突然の「臨死体験」。
そのとき「レディ・オブ・ライト(光の女神) 」に導かれてビジョンを見せられる。
それ以降、彼の人生はスピリチュアルなものへと180度転換した。
ひとはなぜ、臨死体験後に人生の目的を一変させてしまうのか。
ニューヨークのナイトクラブのオーナーという物質世界のトップであった著者ネッドは、突然の心臓発作により臨死を体験し、正反対のスピリチュアルな活動へ。本書は彼の臨死体験から、それに伴う混乱、そして自身の使命に生きる道を選んだ現在までを、自ら語るドキュメンタリータッチの自伝です。
アルコール中毒の父親をもち、トラウマに満ちた幼少時代。父を慕いながらも父のようにはなるまいと、不動産会社、ナイトクラブとビジネスを大成功させます。しかし、自身も父と同じアルコール中毒になっていました・・・。
そして1984年7月2日、ネッドは大変なストレスで心臓発作を起こし、死後の世界へ。暗闇の中で、ベトナムで戦死した友人のダンと再会します。ダンの案内で光の世界に行ったネッドは、まず自分の今までの全ての人生を体験。そしてレディ・オブ・ライト(光の女神)と出会い、自分の未来、そして人類と地球の未来を見せられ、自分に重要な使命があることを知ったのです。
ネッドは自分の体験をどう受け入れていいのかわからず、混乱をかかえたまま、度重なる昏倒を体験。やがてアルコール中毒の治療を通し、臨死体験を研究している人々がいることを知ります。臨死体験が自分個人での幻想ではないことを理解したネッドは、子供たちをドラッグから守るなど、人のために生きるように導かれ、現在はすべてのビジネスをたたんで、自分本来の使命を果たすため設立した「ミッションズオブエンジェル基金」の活動に専念しています。ネッドが臨死体験で見た世界は、黙示録的なビジョンだったのかもしれません。
「死ぬってことはホントはものすごいでっかい体験なんだ!」
J ・M ・バリー作「ピーターパン」より