感情はプラスにもマイナスにも人間を動かす。「成功」にも効くセラピー"感情選択法"。

感情は、ひとを動かす

1,760円 (税込/本体価格 1,600円) 絶版
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ISBNコード 978-4-89976-078-8
ページ 160
判型 四六判 ハードカバー
著者 マンディ・エヴァンス
訳者 佐藤志緒
発行日 2005-02-07

目標がなんであれ、その達成のために必要なものは「前向きな感情を刺激」すること、と著者は言っています。そして、それは非常に、正しい。人間の根本的な力は「感情」からやってきます。この本は、ブルース・ディ・マーシコによって開発され、数十年にわたって実践的に深められてきた「エモーショナル・オプションズ・メソッド(感情選択法)」というセラピー手法を学んだ著者が、セラピストだけでなく、一般の方にもわかりやすくまとめた「感情セラピー」の本。 感情には二種類あります。ネガティブな感情とポジティブな感情。ネガティブな感情に関しては、それが出てくるのは「なに」があるからなのかを見ていきます。著者はそれを「ビリーフ」(観念または信念)と呼んでいます。また、「成功」や「幸福感」を得るためには、ポジティブな感情が必要です。ひとを強烈なモチベーションで前に動かすためにも、ポジティブな感情が必要。コンパクトにまとめられた本ですが、内容はプロのセラピストがお読みになっても読みごたえがあります。たとえば、セラピストがクライアントに対しておこなうダイアログ(対話)をどのように進めたらよいか、クライアントがみずから気づくためのダイアログの進め方は? などを非常に具体的に語って秀逸です。また一般の、たとえばビジネスマンが読めば、成功への感情の使い方の本としても機能するところがすごい。それは「感情」こそが、ヒューマン・スキルの最大のファクターであるからにほかなりません。

<「感情」こそが、ヒューマン・スキルの最大のファクター>
◆目標が何であれ、その達成に必要なのは「前向きな感情を刺激」すること。 「幸せ」は選択可能な感情である。
◆自覚できるビリーフ(観念・信念)と自覚できないビリーフがあり、自覚できないものが問題を発生させる。
◆私たちを不幸にする6つのビリーフ
(1) 幸せは待つもの、というビリーフ
(2) 感情は出来事によって左右される、というビリーフ
(3) 注目を集めるには怒ること、怒りには怒りで対抗する、というビリーフ
(4) 状況を変えないと自分は変わらない、というビリーフ
(5) 人によって異なる、生きる情熱を奪うビリーフ
(6) 罪や失敗には罰を与えるべき、というビリーフ
◆自分には絶対ムリ、と信じているものを手に入れるには、この感情選択法が効く。
◆ビジネスにおいても「感情」の使い方は、成功への重要な要素。
◆私たちは「原因・結果・知識・理屈・神秘」という五本の糸が織りなす巨大なつづれ織りだ。
◆「願望と幸福感」または「要求と不幸感」このどちらかを使って私たちは意欲を高めようとする。


……これは「本」という形をとった、人生の知恵袋である。その中には、あなた自身の幸福を解き放つための鍵が隠されているのだ。
本書「ジョー・ヴィターレによる序文」より

目次
ジョー・ヴィターレによる序文
第一章 なぜ「感情」が大切なのか?
第二章 オプション・メソッドのしくみとは?
第三章 ありのまま受け入れる
第四章 オプション・ダイアローグ
第五章 おすすめしたい質問フレーズ集
第六章 早わかり「オプション・メソッド」
第七章 願望の力を利用する
第八章 自分を信じる
第九章 幸せになるための、最も簡単な四つの秘訣
第十章 あなたに贈る、はげましの言葉
第十一章 オプション・メソッドの起源について