6(シックス)センスワークブック
ISBNコード | 978-4-89976-087-0 |
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ページ | 296 |
著者 | ベルルース・ナパスティク |
訳者 | 佐藤志緒 |
発行日 | 2005-07-22 |
「直感」はまだ、私たちの五感の延長上にあるが、シックスセンス(サイ能力)は、直感より劇的で華々しく、複雑で洗練された情報をもたらす。そしてそれは、生まれつきの能力ではなく、誰でも科学的に開発可能なのだ!
6センス(サイ能力)獲得にもっとも大切なのは「こころを開くこと」。
では「こころが開いた状態」とは、たとえば、どんな状態なのか・・・?
サイ能力者たちに聞いてみた・・・
■「いざ心を開いた状態になると・・・それは何の前ぶれもなく、突然なってしまうものなんだけど・・・感謝の気持ちが泉のように湧き出てきて、本当にすばらしい気分になるのよ」・・・・ヴィヴィアン・ボーチェネク
■「たまに”心を開きすぎないように注意しなきゃ”って自分を戒めるときがあるわ。だってその状態でリーディングしないると、大変なことになってしまうか
ら。相手が五歳の子供なら私も五歳の感覚になってしまうし、相手が一輪の花なら私もその花の感覚になってしまうのよ」・・・・ある有名なサイキック・リー
ダー
■「いつだって心を開けるわけじゃない。自己防衛の気持ちがはたらくと、心が収縮してしまうから、その状態からようやく回復して、ふたたび心を開けるようになったとき・・・ああ、それはもう言葉では言い表せないくらいの感動よ」・・・・ローラ・チャップマン
誰にも備わっている、発揮できるサイ能力
「よほどの人でない限り、サイ能力(サイキック能力)なんて発揮できない」—あなたもそう考えていないでしょうか?
でも、サイ能力は特殊なものではありません。シックスセンスともいわれるサイ能力は、実は他の五感と同じように、私たちの誰もが備えている能力です。虫の
知らせや、かかってきた電話の相手や話がとる前になぜかわかったなどがそうです。
同じような能力として、「経験」「直感」がありますが、サイ能力は何もないところから突然情報がひらめくこと、五感を超えているのが他の能力と違うところ
です。「経験による知識」はスムーズで迅速な問題解決を経験によって自動的に導き出し、「直感による知識」は、自分の感覚器官を通じて、他人や別のものの
感情や気持ち、感覚、情動を感じ取りますが、「サイ能力による知識」は通常のプロセスを超越した形で、何らかのアイデアが瞬間的にひらめきます。
サイ能力を磨くことのメリットも、不思議な体験ができるばかりではなく、アイデアが豊富に浮かぶ、危険察知がしやすくなる、他人の気持ちがわかり、やさし
くできるなど実生活でも役立つものも。では、自分のサイ能力を開花させるにはどうしたらいいのでしょうか? そもそも、サイ能力とは?
ベテラン心理療法士の著者が、実際にサイ能力者43名にとった詳細なアンケートの結果を交えながら、サイ能力に関するすべての疑問に明快に答えます。
心を開いた状態にあるとき、サイ現象が訪れる
サイ能力を高めるために特殊なことをする必要はありません。いちばん大切なのは、イメージや直感が働いたときに素直に心を開いて受けいれること。声を出し
て唱える、心の中でつぶやくに関係なく意思をはっきり表明することが、サイ現象を体験する効果を高めます。共感や思いやり、親密な気持ちとともに心を開く
ことの大切さは、サイ研究だけでなく、心理学や哲学でも実証・研究されています。
私たちの心は普段自我の制約を受けています。自我が遮断されると、意識は内面に向かい、つまり心が開いた状態になり、サイ現象が体験できるようになりま
す。何か大きな悲しみ(死別や虐待)を受けたとき、反対にこの上ない喜び(恋に落ちる、何かに夢中になる)を感じたときも、自我は一時的に遮断され、意識
は内側に向かいます。睡眠中は自我を遮断しているため、サイ現象は「不思議な夢」という形でしばしば現れます。
もちろん劇的な変化がなくても、瞑想や誘導イメージ療法によって、サイ能力は無理なく着実に高めることができます。瞑想や誘導イメージ療法の際、深く大き
な呼吸をし、心臓の周辺に意識を集中させるのが効果的。自然に触れたり、仲間を募って楽しみながら自分のペースで行えばいいそうです。この瞑想の仕方や段
階別の誘導イメージ療法、そのときの注意点(他人に話さない/人を傷つける目的では使わない/現実から目をそらさないなど)などについては、本書の後半部
分に具体的かつ詳細に書かれています。
瞑想と誘導イメージ療法でサイ情報にアクセス
瞑想や誘導イメージ療法によって、心を限界まで開くことで、思いやり、愛のエネルギーが高まるため、あなたのよい面が引き出されます。心に負った痛みや悲
しみも癒され、免疫も高まるなど体の健康にも効果が及びます。しかもリラックスしてマイペースでできるため、身体的な負担もありません。心地よく簡単に実
践できます。
誘導イメージ療法は、
- (1)心を開く
- (2)自然と共鳴する
- (3)宇宙の知恵にとけ込む
- (4)答えを贈り物として受け取る
- (5)身体にイエスかノーか訊ねる
- (6)問題解決のヒントを得る
- (7)他人に対する直感的情報を得る
- (8)相手と心を通いあわせる
- (9)相手と心を通いあわせ、サイ情報を得る
の9段階で、「心身の緊張をほぐす」「心を清め、静める」「意識を内側に向けさせる」「左脳の働きを抑える」「感覚を研ぎすます」などの効果があります。
人体は発振器であり、点滅を繰り返しています。瞑想や誘導イメージ療法で共鳴状態になると、宇宙の情報の固まりにアクセスしやすくなるため、サイ現象の体
験とサイ能力の発揮が可能になります。
本書掲載の自分の声でテープに吹き込んで使える9つの誘導イメージ療法の原稿を使ってぜひ実践してみてください。
<主な内容>
- 第1部 サイ能力とは何か?
- 第1章 基本知識について
- 第2章 サイ能力が開花する7つのきっかけ
- 第3章 サイ能力を引き出すための7つの要素
- 第4章 サイ能力を得るための4つの条件
- 第5章 なぜイメージ誘導でサイ能力が高まるのか
- 第2部 サイ能力を高め、活用する方法
- 第7章 サイキック能力を鍛え、維持するための23のアドバイス
- 第8章 その他の注意事項
- 著者について
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第6章 9つのイメージ誘導療法エクササイズ
本書の著者ベルルース・ナパステック は、40年近いキャリアを誇る、ベテラン心理療法士。「誘導心象」というテクニックを取り入れた治療が高い人気。著書多数。