変性意識状態に導いて、問題の真の原因にアプローチ。根本的解決を実現するヒーリングの手法とは!

前世療法とインナーチャイルド

2,310円 (税込/本体価格 2,100円) 増刷・重版未定
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ISBNコード 978-489976-238-6
ページ 256
著者 トリシア・カエタノ
訳者 大野百合子
発行日 2009-06-30

<ヴォイスワークショップ人気講師トリシア・カエタノ氏、待望の初書籍!>

問題が起きた真の原因である場所・時間まで、世代を越えてさかのぼり、根本的な癒しを起こす「前世療法」。今世で身についてしまったトラウマを解放する、「インナーチャイルド・ワーク」。これまで、ワークショップ以外では詳しく明かされたことのなかった、退行両方の開拓者として国際的に知られるトリシア氏のメソッドが、ついに本書で明らかになります。
私たちがかかえる問題やトラウマについて、「人のマインドやソウルはどのようにしてできたのか」「過去、現在、未来といった時間軸の関係はどうなっているのか」という、根源的な部分にまで言及。また、セラピーの手法については、ステップ式で具体的に解説しています。
さらに、クライアントへの質問のテクニック、出まれ順によって生じる特徴や役割、「迫害者/犠牲者/救済者」の三角形のドラマなど、心理の専門的知識を随所にもりこんだ、読みごたえのある一冊です。セラピストを目指す方はもちろん、癒しを求めている方、子育てに悩む方、人間関係に不安を感じている方にとって、必見の書。

本書の内容

  • 第一章 潜在意識とトラウマA
    • 前世療法とは何か
    • 私たちは皆“ひとつ”だった
    • 問題を作り出す要素となるもの
    • 脳の機能と信念体系
  • 第二章 前世療法のテクニック
    • ステップ1「情報の収集」
    • ステップ2「現在から過去への橋渡し」 ステップ3「過去世の再体験」
    • ステップ4「統合とヒーリング」
    • ステップ5「クローズ」
  • 第三章 インナーチャイルド・ワーク
    • インナーチャイルド・ワークとは
    • インナーチャイルド・ワークとは
    • 親から与えられる影響
    • 子ども時代の役割
    • 三角形のドラマという罠
    • 三角形から抜け出すために
    • インナーチャイルド・ワークのテクニック
    • セラピストにとって大切なこと
  • 第四章 セラピーの症状別事例
    • 難しいセラピーの事例
    • 虐待に対するヒーリング
    • 退行セラピーと医療のかかわり
    • ソウルメイトそして全体性の回復

前世療法とは何か? (本書より)
人間は多次元的な存在です。肉体、精神、感情、スピリチュアルといった要素から成り、さらに私たちはそれぞれ、多くの体験、視点、表現方法をもっています。そして、そのいろいろな部分が、私たち自身にダメージを与えています。
私はこれまで、セラピストとして、数多くの統合療法(インテグレーション・セラピー)のセッションを行ってまいりました。その際、クライアントさんはご自身の問題について話してくれるのですが、ご本人が「これが問題だろう」と思っていたことは真の問題ではない、というのが実情です。なぜなら、私たちの記憶や体験は、「潜在意識」の中に押し込められるからです。
その潜在意識にアプローチし、押し込められた問題を顕在意識に浮かび上がらせ、問題に取り組むことができるようにする。そうして問題の真の原因を突き止め、そのトラウマを通り抜けて再体験することによって、インパクトを受けたエネルギーを打ち壊す——これが、前世療法のヒーリングのしくみになります。
かつて私はオレゴンの大学でセラピーについて学びはじめ、やがてそれに飽き足らず、セラピストであるカール・ロジャーズの門を叩きました。彼が亡くなるに会うことができ、来談者中心のクライアントを大事にするワークを一緒にできたことを、心から感謝しています。
のち、ゲシュタルト療法やユングの精神分析、サイコシンセシスなど種々の専門知識を身につけて研究を深め、セラピーのためのセッションを開始しました。
これまで一般の方はもとより、精神科医、セラピスト、心理学者といった医療専門家の方々へのトレーニングなど、各国で数々の経験を重ねてきた経験をもとに、統合退行療法の核となる「前世療法」と「インナーチャイルド・ワーク」についてまとめたのが本書です。その他の専門知識にも触れつつ、多くの実例をはさみ、セラピーの理論とテクニックをわかりやすくご紹介しています。
統合退行療法のワークとは、いわば“魂のダンス”です。究極的にいえば、このワークにより、クライアント本人が自分で自分を癒す責任を持つこと、そしてその大切さに気付くことができます。
長い間生徒さんや各国の出版社の方に本の刊行を熱望していただきながら、ずっとセッションの仕事が最優先となり、なかなか執筆の時間を取ることができずにいましたが、ようやく一冊にまとめることができたことを嬉しく思います。この本が、皆さんや皆さんの周りの方々を癒すための良い道標となることを、心から祈っています。

トリシア・カエタノ
米カルフォルニア州在住のアメリカ人セラピスト。カール・ロジャーズのもとでセラピーを学び、交流分析、サイコシンセシス、ゲシュタルトセラピーなど幅広い研究を行う。統合退行療法の開拓者として国際的に知られており、6カ国にて医療関係者や心理療法家にセラピーを教える。治療方法としての退行療法に着目した専門的国際団体「The Association for Regression Research and Therapies Inc.」の会長を二期にわたって務め、国際的な退行療法セラピスト養成チームの指導責任者としても活躍した。専門紙や雑誌に文献を数多く発表しているほか、国内外のテレビやラジオ番組にも出演。経験と知識にあふれた専門家であり、優れた講師であり、同時にユーモアとあたたかさで人を包み込む現役セラピストでもある彼女のファンは多い。

 

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