特定の病は心理の偏りが生む。 病と心の関係が一覧で読める!

こころを癒すと、カラダが癒される

1,980円 (税込/本体価格 1,800円) 増刷・重版未定
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ISBNコード 978-4-89976-088-7
ページ 256
判型 四六判 ハードカバー
著者 チャック・スペザーノ
訳者 伊藤由起子
監修者 栗原弘美
発行日 2005-08-26


※監修者栗原弘美さんインタビューはこちら


気分の落ち込みが体調に影響することは私たちも日常的に経験しています。また例えば「ガン性格」という言葉にもあるように、現代では、「病気と心理の偏り」には強い相関があることが医学の側からも提起されています。本書は身体を、心理の側からみて、心にどのような偏りがあると身体がどうなりがちか、その代表的相関を一覧にして語ってくれる初めての書。

もともと私たちの身体は、マインドのシンボル、比喩として存在しています。私たちが病気やケガと認識しているものは、表面意識の届かない、潜在意識、無意識で起こっていることを知らせるサイン(兆候)です。ストレス性の胃痛やアレルギーといったメンタルな要因との関連が明白な病気はもちろん、高血圧や糖尿病といった慢性疾患から、癌や心臓病などの重大な疾患、骨折などのケガ、一見病気とは思えない近眼に至るまで、ありとあらゆる体の症状は、マインドの状態を自身で現すためのサインといえます。

体の各部位や臓器に関連する潜在意識、無意識の問題では、たとえば「心臓や生殖器」では「重大な喪失や子ども時代の未解決の問題が存在」する可能性があるというように、具体的に「代表的病気の裏にある心理要因の一覧」を列挙。さらに「身体部位と心理の相関」も一覧表記。いまはじめて明かされる心と身体の相関関係が、私たちの健康にすばらしく役立つ書。



12の癒しの原則と12の病気の法則

体に起こった問題を潜在意識、無意識のレベルから根本的に解決するためのさまざまな癒しの原則とエクササイズを収録。また、病気や様々な症状につながるマインドの法則も数多く記されています。マインドの中の葛藤を癒すにつれ、病気による束縛や不快感、痛みなどから自らを解き放つパワーを十分受け止めることができるでしょう。主要な法則に気づき、抜け道を理解すると、病気の影に隠れている本当の課題に気づき、どのようにそれらに取り組むかがわかるようになります。

マインドの法則はビジョン心理学の12の癒しの原則(「手放す」「許し」「愛と絆」「信頼」「統合」「意欲」「生まれてきた目的」「才能」「選択」「恩恵」「理解」「真実」)を「その身体への影響」を主眼に解説。さらに12の病気の法則(「しがみつき」「罪悪感」「怖れと分離」「自己愛の欠如」「葛藤」「うらみ」「ハートブレーク」「復讐」「犠牲」「権力闘争」「家族の役割」「言い訳」)は、病の原因としての心理を詳述しています。多くの病気や症状は、異なる法則が複合的に作用している可能性があり、また、複合的に対処することが癒しに効果を及ぼします。これらの、いわば「心の処方」を意識的におこなうことによって、病は心の側からも癒されていきます。たとえば、ひどい下痢や腹痛に見舞われたとき、心理面としては「怖れと分離」が原因の一端か、「執着」が働いているのか、双方の視点で自分の心理を見ていくことが有効と説いています。



豊富で役立つ情報を収録

本書は、チャック博士が信頼する医師や看護師など、多くの医療スタッフの協力のもと、書き上げられました。身体部位の解説大図も挟み込み添付。ビジョン心理学ならではの深い洞察があるとともに、自分自身の、そしてまわりの大切な方の、日々の健康生活に即、役立つ内容です。病気やケガの症状と関連するマインドの問題、全身の各部位、臓器に関連するマインドの問題を詳細に渡って解説。心身を確立する誕生から20歳までの期間の年齢の持つ意味などについても解説しています。

本書は、病や身体の部位から原因心理を逆引きする「健康心理辞書」として使えます。しかし、その真の利用法は著者も言うように、心理の原因を「責める」ことに使わず、「癒す」ことに使うことにあるのは言うまでもありません。

人体外観図


心と身体はこんなに関係している(本書巻末 人体図より)