佐原みどりさん特別インタビュー

サンフランシスコから、笑いと気づきの風が吹いてきた!
精神世界が日常の中に定着したときの、これが実例だ!!
サンフランシスコ・スピリチュアル・ダイアリー

海を越えて、
佐原みどりさんにインタビュー!!

肩の力が抜けまくったユーモアあふれる日常の中に、鋭い洞察と気づきの言葉がちりばめられたブログ「SabalaのFrisco Freak」。昨年7月開始以来、多くのファンを獲得しているあの大人気ブログ、ついに待望の書籍化です! 「Frisco Freak」とは「サンフランシスコ・フリーク」のこと。Frisco Freak佐原さんってどんな人? さっそく海を越えてインタビューしてみました。

「佐原さん、人気ブログが本になりますね! ご感想は?」
「恐ろしい……でもまぁ、しょうがないか!」


■佐原みどり・ロングインタビュー
ーこんにちは! 「Frisco Freak」って面白い言葉ですね。サンフランシスコの魅力って一言で言うとどんなところですか?
佐原:お互いにあるがままを200%受け止めようとしているところかな。人と違うこと=ユニーク……。つまり、良いことなんです。ユニークな人にはみんな興味をとても持つ。で、私ってどうもユニークらしいんです。最初は、「なんでこんなに好かれるんだろう」と思っていました。あ、恋愛という意味じゃなくてね。(笑)
日本だと「あの人、ちょっと変じゃない? おかしいんちゃう?」っていじめられるかもしれないけど、こっちだと「おお、この人おもしろい! 話を聞いてみよう!」ってなります。
ーみんな、そんな雰囲気なんですか?
佐原:もちろん、そうでない人もいるけど、サンフランシスコ全体にそういう気質があるということは、間違いのないことだと思いますよ。
ーいいなあ。日本の「横並びOK!」な社会の中にいるので、うらやましいです。ブログでもサンフランシスコの風通しのよさが感じられますよね。そのあたりの空気感が今回の本で読者の人にも伝わるといいな。
佐原:空気、伝われっ!(笑)
ーそもそも、佐原さんがサンフランシスコに移住したきっかけって何ですか?
佐原:たまたまサンフランシスコで英語学校に2ヶ月通い、その後2ヶ月旅行した後、大学院の授業を短期で聴講して、そのまま正規留学、そうこうしているうちにグリーンカードに当選しました。そのまま居ついて、今年2月に永住権取得ってかんじです。
ー「Frisco Freak」では、スピリチュアルな気づきや瞑想などについても書かれていらっしゃいますが、以前からスピリチュアリティに興味があったのですか?
佐原:うーん。そうでもないです。長いこと「宗教嫌い」でした。
ーおぉ! 今は「神様大好き発言」をよく「Frisco Freak」でしていらっしゃいますよね? 「宗教嫌い」から「神様大好き」への移行はどのように?
佐原:こちらで中国人とドイツ人のハーフの鍼の先生にお世話になっていて、そこでいわゆるスピリチュアルな体験を次々にしちゃって……「こりゃ、なんじゃ?」って。たとえば、いろんなスピリチュアルな話を聞いても「お話」で終わるけど、体験しちゃうと、もうどうにもなりません。「神様」を、宇宙、ハイアーセルフ、魂、仏性……どう呼んでもそんなことはどうでもいいのかなと思ってます。
ースピリチュアルな体験もそうですが、日頃の体験も大切ですよね。
佐原:日々の体験、出来事……とくに、きついヤツは勉強のネタですね。学校でも「問題」がないと、勉強できないでしょ。宿題とか課題とかをこなして、ある程度点を取ると次の学年に移れるわけで。
ーそんな日々の出来事や思いが、「Frisco Freak」ではとても率直に語られていますが、ブログを始めたきっかけは何ですか?
佐原:書くのが好きで、前から自分のノートには一日に裏表6枚とか書いていたんです。で、「読まれる」と書き方が違っちゃうんで、読まれる可能性のあるものを書く練習をしようと思いました。読まれるからいいとか悪いとかいうことじゃないけど、何か別のものが出てくるかもしれないと……。
ーで、出てきましたか?
佐原:全部出てきてますね。恐ろしい話だ……。書き直したり、編集したり、見直したり、ほとんどまったくしないので、もう、そのまんまです。自分が自分から隠れられない。
ー失礼ながら、読者にとってはありがたい話です。「Frisco Freak」には、とてもきもちいい風が吹いている感じがするのですが、それって「正直さ」が生んでいる風なのかもしれません。
佐原:うはは。台風じゃなくてそよ風程度だといいですが。
ーえっと、そよ風ということにしておきましょう! いろいろ勝手なことを言ってますがお許しください。
佐原:いえいえ、言っていけないことは、一つもありません。何でも言ってください。「こうじゃなきゃいけない」とか「間違っている!」は、他人に関しても、自分に関しても限りなくゼロに近づけたいですね。
ーあ、ありがとうございます。ところで、「覚悟」がないと、「Frisco Freak」の正直さは出てこないような気がします。私も含めて多くの人は、なかなか正直になれないでいると思うのですが、佐原さんの正直さってどこから出てきたのでしょう?
佐原:いろんな体験が畳み掛けるようにして起こって、私を変えちゃったのかも。もう、そのうち覚悟する以外に道はなくなるんです。でも、すぐに正直になれなくても良いと思いますよ。神様には神様の時計がある。…なんて偉そうなこと言ってます!
ーいえいえ。なんだか気が楽になりました。最後に日本の読者のみなさんにメッセージを。
佐原:サンフランシスコにお越しの際は、ウインドブレーカーとセーターを忘れないように。
ーそれだけ!?
佐原:いやいや。自分も他の人もありのままを大切に。傷ついた時、おいしいもの食べて昼寝して、ちょっと元気出して、それで、もう一回心を開いてみよう。
ーふむふむ。もう一言!
佐原:自分のケアは内側から! あ、内臓から、じゃないですよ!
ーふふ、わかってますって! では、貴重なお話ありがとうございました。

■佐原みどりってこんな人! 一問一答(時々、複答!)
Q:佐原さんのお気に入りの時間は?
A:寝てる時、食べてる時、お風呂に入っている時。以上!
Q:今、住んでいる家は?
A:1912年築。景色がいい。エドワード様式の家。坂の途中に立ってます。猫がよく来ます。時々、オポッサム、リス。昨日は、タヌキだかアライグマだかわからん生き物が出てきました。
Q:ブログ書籍化について周りの反応は?
A:友達に「自分の切り売りだ! そんなこと、していいのか!」と問い詰められました。売ってなくなるなら困るけど別になくならないし、いいかな……と。
Q:人生で一番大切なものは何?
A:愛(げ)。自分を大事にすること。自分を知ること。
Q:自分の好きなところは?
A:全部!(とか言ってみる)全部って言わないと、神様からクビにされるんです、実は……(!)。「自分が嫌い」なんて言ったら、神様は、絶対「あほ!顔洗って、出直して来い!」ってね。
Q:今後の野望(希望)は?
A:死んだ後に「考える」ことができるのなら、「生きる価値のあった人生だった」って思って死にたいですよね。そのためには、有名にならなくても、金持ちにならなくても、なにか私という個人が役に立たないといけないんだと思います。
Q:次に生まれ変わるなら、どこの誰がいい?
A:いやぁ、どこでもいいです。きっとどこでも同じだから。
Q:で、佐原みどりってどんな人?
A:私って……、楽しくて、まじめで、いいかげんで、神様が大好きな人。私って、掃除が嫌いで人が好き。私って、突如として何かにはまる人。戸を開くのが好き(笑)。階段上るのが好き。川を飛び越えるのが好き(ったくもぉ。でも、ない? そういう感覚)。私って、吉田拓郎と一度話がしてみたい(あら……)私って、絶対食いしん坊。「好き」は好きだけど、「欲しい」は、あんまり好きじゃない。私って、私って……だぁれ?

「佐原さん、『サンフランシスコ・スピリチュアル・ダイアリー』の(未来の)読者に一言!」
「『読んで栄養にするのも毒にするのも、アナタ次第。当局は一切関知いたしません』……っていうのは?」

ネズミのような生き物は有袋類のオポッサム。
猫ちゃん登場。とりあえず、我が家ではお猫様、珍獣、怪獣、幽霊、なんでも大歓迎!
本邦初公開。佐原家の冷蔵庫。
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朝食セット(グラノラ、ヨーグルト、コーヒー)。ヨーグルトは、この大きさで2ポンド(907グラム)入り。プレーンだと$3前後です。グラノラはハニー・メープル・アーモンド。2ポンド(907グラム)で$4。他のブランドに比べると安くて、砂糖を使ってません。乾燥したグラノラが2ポンドあると、かなり食べでがあります。
ときどき「神様こんなに集めて喧嘩しない?」って言われますが、喧嘩しませんよ、神様は所詮ひとつですから。
サンフランシスコさばら図書館?!
いえいえ佐原家の本棚です。