開発者:菅野 満先生が語る 怒濤のエナジーリファインCD開発秘話!!

エナジーリファインCD

10年前、斬新な開発理念をひっさげて、彗星のごとく登場した「エナジーリファインCD」開発陣の心意気は人々の心の琴線に届く…そしてあっという間に10年が過ぎて…

編集部:今日はまず最初にお祝いを申し上げなくてはなりません。「エナジーリファインCD誕生10周年」…本当におめでとうございます!! 当社でもこのCDの取り扱いを開始してから早7年になりますが、この間御社の製品の話題に事欠くことはありませんでした。思えば私共が販売したものだけでも、実に数多くの製品が世に送り出されましたが、幸いなことにご愛用者の皆さんからは、つねにお褒めの言葉をいただいてまいりました。

菅野:ありがとうございます。そう言っていただくと10年間の苦労がサーッと報われる思いがします。本当に嬉しいです。

編集部:さて…今日はひとつの“節目”ということもあり、特集記事を企画させていただきましたので、このページは「御社専用コーナー」ということになります。ですから今回はどうか皆さんの「本音」の部分や、忌憚のないご意見などもぜひお聞かせいただきたいと思っております。

菅野:お手やわらかにお願いします(笑)。

編集部:まず…去る'98年の発売開始以降、この10年間で大きく様変わりしたのはどんな点でしょうか? また逆にこの10年間、“一貫して変わらなかったこと”…とはなんでしょうか?

菅野:では「全く変わらないこと」から先にお話ししましょう。ちょうど今、3つの事柄が頭に浮かんでいます…。でもそれらの中で何といっても一番はエナジーリファインCDの《開発理念》です。

編集部:「このCDには●何の力もありません●!!」という、例の口上ですね?

菅野:その通りです。「力」はユーザーの皆さん自身の中にこそあり、その力は皆さんが想像していらっしゃるよりも、はるかに偉大であり、かつ無限の可能性に充ち満ちています。

編集部:その力を発動させるための単なる「キッカケ」や「触媒」としてこのCDは存在すると…。

菅野:なぁ〜んだ、皆さんもうすっかり暗記していらっしゃるじゃないですか(笑)。この開発精神だけは永遠に変わらないと確信しています。

編集部:エナジーリファインCDが誕生した当時は、御社とはまだおつき合いがありませんでしたが、よくこんな大胆なコンセプトを各誌に発表なさって…反発はありませんでしたか?

菅野:エナジーリファインCDが世の中に出回る前は、「この商品にこそ偉大な力が宿る」というふれこみで霊験アラタカな雰囲気をかもしだしている商品が世の中にあふれていました。従って僕が打ち出した製品開発理念は、それらの商品に真っ向から挑戦するようなものだったかもしれません。そうした観点から見るとエナジーリファインCDの登場は日本人の集合無意識にとっては、かなりインパクトが大きくセンセーショナルな一石を投じる結果になったといえるでしょう。でも驚かれるかもしれませんが、エネルギー的なバッシングもほとんどなく、抗議されたこともありません。10年もたった今となっては、たしかなことは言えませんが、我々が分類するところの、いわゆる開運商品、御利益商品、他力本願商品を販売している人達は、当社のようなちっぽけな会社など全く相手にもしていなかったと思います。

仮に彼らの目に留まったとしても「自分で墓穴を掘るような物言いをして…バカな奴らだ…。売れるわけないさ」と一笑に伏していたことでしょう。

編集部:ところがユーザーさんたちからの反応は、先生の予想とは全く正反対だったと…?

菅野:そうですね。まさに「待ってました〜!!」という感じでした。発売当初は、量産態勢も対応人員も全く整っていなかった上に、単価も現在のプレス製品の約3倍と高額でしたので、数十枚も売れれば大成功と思っていました。ところが実際にフタをあけてみるとものすごい反響で、一時期は信じられなくて、ぼう然となりました。

編集部:結果的には先生が提唱なさった製品開発理念が、数多くの精神世界ファンの心を捉え、共感も支持も得られたわけですね。「このCDには何の力もない」。私も30年以上、通販の仕事をしていて、つくづく思うのですが、こんなリスキーな、ある意味身もフタもない物言いでよく売れたものだなあ(笑)と感心させられます。リリース発表当初、本当にご不安はありませんでしたか?

菅野:もちろん不安でしたよ(笑)。心配で心配で悪夢にうなされたこともありました。こんなことを言ったら、みんなしらけてしまって、誰も見向きすらしてくれないのでは…と。でもそれは前述の理念が初めて明記された広告が某精神世界誌上に掲載されたその日の内に消え去りました。

ところで、ヴォイスさんにはこんなお問い合わせはありませんか?「もしもこのCDに何の力もないのなら、なんでそんなものをわざわざ売るんだ?」…的な、クレームっぽい質問です。

編集部:ええ、あります、あります。それもたくさん来ますよ、そんなお電話が(笑)。

菅野:そうですか。メーカーの当社にはなくても、やっぱり販売店さんにはあるんですねぇ…。不思議ですねぇー…で、そんな時、スタッフの皆さんはどのような返答をなさるんですか?

編集部:常日頃、菅野先生がおっしゃっている口癖を、一所懸命受け売りします。「力はあなたの中にあるんですよ」みたいに…。それでそんなお客さまにはメーカーさんがいかにユーザーさん達の「底力」を信頼しているかを…お一人お一人の可能性の大きさをいかに深く信じきった上で製品の研究開発に取り組んでいるかを、こんこんとご説明させていただいております。

菅野:ありがたいことですね。でもそうしたちょっぴり意地悪っぽい質問をなさる方は、うちのCDを買って下さるんですか?

編集部:ほぼ100%お買い上げになると言ってよいと思います。この種のご質問をされる方に限って、コアなユーザーさんになって下さるケースが非常に多いことは事実ですね。

人類の意識覚醒がどんどん進めば、やがてエナジーリファイン製品は無用の長物に…それが我々開発陣の真の願いなんです!!

2007年秋に敢行されたロケーション風景。このあたりはまだまだ入り口付近。ここから下草を刈り、足場を確保しながら重い機材を背負いつつ奥へ奥へと進んで行く

でも一つだけ気になるのですが、この理念を押し進めていく過程で、もし地球人の大半が、自分の中に想像もしなかったほどの「偉大な力」が眠っていることに気づき、その力を自由自在に使えるようになったら…ひょっとしてエナジーリファイン製品は一切必要なくなってしまうでは…?

菅野:もちろんです。一人一人の中にある大いなる現実創造力が発動され、一人一人にとっての最大幸福を現実面に投影させることができるようになれば、この地球は一夜にして理想郷(ユートピア)に変革を遂げていることでしょう。そうなれば、戦争も犯罪も環境破壊も、全てが0(ゼロ)になります。こんなめくるめく至福感に彩られた世界のビジョンが、僕の心の中にはいつもチラついているんですよ。

編集部:揚げ足を取るようで恐縮ですが(笑)、そんな世界が来たら、菅野先生は何をして生計を立てられるのでしょうか? エナジーリファイン製品は誰にも買ってもらえなくなるんですよね?

菅野:いいんです。理想郷の人々の趣味は、愛と奉仕と祝福と分かち合いと献身だけですから…職業という概念がないんですよ。全ての人が周囲を喜ばせること、より幸福になるように手助けをすることにのみ生きがいを感じていますから。ホームレスや餓死者などという言葉は歴史の教科書に載っているくらいのものでしょう。

編集部:ここまでのお話をうかがってピンときました…ひょっとして、エナジーリファイン製品に深層記録されている特殊サポート波形は、今おっしゃったような「未来のユートピア」に対しタイムスリップ的なアクセスをして、そこに充ちているバイブレーションを何らかの方法で持ち帰っていらっしゃるのですか?。

菅野:ものすごい想像力ですね(笑)。でも違います…。時間軸をムリヤリ未来にシフトアップさせて波形を採取する必要はありません。なぜなら現在の地球上にも、あり余るほどの高次元エネルギーが遍在し、それ以外の低い周波数のエネルギーとも混在しています。ですからあえて未来へテレポーテーションする必要はないんですよ。それにエネルギーの性質は高次元化するに従って、時間軸や座標の影響を受けにくくなる性質があり、一定以上の覚醒段階になれば誰でも摂取できるようになってきます。たとえば今、この場にも…あなたの身体の中にも外にも、高次元エネルギーは充ちていますが、誰もそれに気づかないだけの話です。全ての人が平等に高次元エネルギーにアクセスでき、かつ自らに宿る偉大な力を発動させる権利と可能性を持っているんです。知性も才能もスピリチュアリティも、本当は思い通りに開花させる機会も平等に与えられています。ゆえに、その能力を開花させるために特殊なツールを用いイニシエーションやインストール的なプロセスを通過する必要など全くありません。まして幸福実現や能力開花のために特別な霊的機関…たとえば、天国や聖霊界などの認可を得る必要など100%ないのです。これはまぎれもない永遠の●真理●であり、その真理が心ない一部の人々によって故意に歪められるべきではないと思います。

ですから読者の皆さんは、今の数百倍…いや数千倍、ご自分の偉大な現実創造力と無限の可能性を信頼してあげていただきたいですね!! 我々も皆さんの自己実現が今以上に加速するよう、日夜、より愛多き精妙なバイブレーションを持つ製品作りを追求していきたいと意を新たにしています。 編集部:あのう…また水を差すようで申しわけないのですが(笑)、今ここに「ERPミラクル・ハーフケット」がありますが、このケットをヒザにかけるだけで急に心も身体も温かくなり、充ち足りた気持ちになりますし、その内に身体の中心から…言葉にするのは難しいですが、夢や希望、情熱…みたいなエネルギーが湧いてきます…それでもこれらは「未来の不要品」なんでしょうか…?

菅野:あなたは病気をした時に「薬」を飲みますよね。でも完治した後でも飲みますか? これが我々の回答です。現代の地球人は…というより、有史以来、我々人類の心は「真理」を見失っています。真理という言葉をもっとシンプルに、簡単に言い切ってしまうなら…「無私なる普遍的な愛」ということになります。この宇宙でもっとも大切で全ての闇を光明に変え得る力を持つバイブレーションは唯一《愛》であり、この愛の律動に意識をチューニングすれば、あらゆる難問が氷解することでしょう。この真実をわかりやすく教え示すことのできる覚者が、地球上には過去数千年間で数えるほどしか生まれてきませんでした。その結果、新興宗教が乱立し、人々を救うはずの宗教が殺人やテロを平然とくり返すようになってしまいました。このような兆候は真理が見失われ、人心が荒廃しきった状況である証拠にほかなりません。

当社が開発しているエナジーリファイン製品は、この荒廃したエネルギーを、愛、調和、平安、感謝、誠実、豊穣、歓喜などのポジティヴなバイブレーションに回帰させるためのサポート・ツールとしての役割を担っているんです。

編集部:つまり、人々の意識が病んでいる時代だからこそ、エナジーリファイン製品の必要性も大きいわけですね。言い換えれば愛のエネルギーを復興したり、●補充する●ものだと…?

菅野:いえいえ違います。必要なエネルギーは、すでに私達の「内側」に充分すぎるほど存在しています。ただそれをネガティヴな方向にしか使うことができない場合が多い…。しかし要はエネルギーをポジティヴに変換して使えば良いだけの話です。別の見方をすれば、我々の肉体も精神も、他の物質も、全てが元をただせば「エネルギー」でできていますが、エネルギーの振動数が高いものは、目に見えない世界に存在し、物質や肉体は低い振動数の世界に存在しています。しかしどちらも本来はエネルギーですので、その振動数を多少なりとも高めるだけで、世の中の事象はかなりポジティヴな方向に好転します。ちなみに人間の意識の振動数を高めるためのシンクロを誘発しやすいのが、エナジーリファイン製品群の特色です。

編集部:だからほんの少し使ってみるだけで、身体がリラックスしたり気持ちが明るくおだやかになったりするわけですね。でも本当の意味で悟りを得た人類は、このエネルギー状態が当たり前…つまり毎日毎瞬になるのでしょうから、そうなった時には、やはりエナジーリファイン製品はいらなくなるんですね!!

“遠隔スキャニング”を使って自然環境音の収録現場を的確に厳選する隠れワザとは…

菅野先生も自らスコップを片手に、収録ポイントへと向かう。現場に到着し機材をセットしたら、ロケ現場自体を高次元化すべくエナジーリファイン・ワークを行なう

菅野:さて、2番目に変わっていないのは、自然環境音を採取する収録現場の選別法です。広大な山林をくまなく調査し、エネルギー状態が良好な一角を見つけ出すことは至難です。ロケーション・アシスタントは女性スタッフが担当する場合も多く、生命の危険を充分予見して行動しなくてはなりませんから、想像以上の緊張を強いられます。ですからこの調査工程をもっとも迅速に終わらせるためには、「遠隔スキャニング」がもっとも安全かつ効率の良い方法なんです。

編集部:遠隔スキャニング…とはどのような…?

菅野:僕の場合は、各市町村の森林管理事務所で発行している白地図(林道地図)を広げ、そこに投影されている現地のエネルギー状態の良否をリーディングしたり、そこからターゲットの発するバイブレーションをスキャニングしながら、最高のポイントを絞り込んでいます。この方法を用いることで、3〜4日はかかるロケハン(事前調査)をわずか30分以内に終わらせることができます。

編集部:便利〜それは先生がスピリチュアリストでいらしたからこそのワザですよね(笑)。今度はいよいよ3つめの「変わらないこと」ですね?

菅野:僕はいつもユーザーさんがウチの製品を使ったことがきっかけとなり、大きな意識覚醒を果たしてほしいと願っています。意識覚醒(進化)が進めば進むほど、その人の夢は実現しやすくなるからです。エナジーリファイン製品は基本的に波形構築をデジタル方式で行なっているため、一度製品が完成すると、損傷がない限りポテンシャルが落ちてしまう心配はありません。でもやはり僕は一人一人のユーザーさんの幸福実現を祈らずにはいられないんです。ですから取締役退任後の現在も、製品の出荷前には必ず会社に呼んでもらい、最終エネルギー調整のエナジーリファイン・ワークをやらせてもらっています。ワークを施せば、必ず製品の質感が精妙化し、素粒子レベルの振動数も上昇しますので、違いのわかるユーザーさんにはとても喜んでいただけるんです。

人々の持てる「偉大な現実創造力」と「無限なる可能性」を信頼しきった制作姿勢は現在も不変!!だが同社の制作テクノロジーは、この10年間で すさまじい進化を遂げていた!

編集部:ここからは、いよいよCD誕生以来10年間で大きく様変わりした点についてですね?

菅野:それは、なんといっても「制作テクノロジー」の一点に尽きると思います。

誕生当初と現在とでは技術水準に隔世の感があります。10年前の処女作が馬車や人力車のクオリティだったとすれば、現在の技術力は、ジェット機のエンジンのようです。もっとも“大量のCO2”は出ませんけれどね(笑)。

編集部:どのような進展があったのでしょうか?

菅野:それではここで編集部の皆さんに、実際にサウンドを聞き比べていただきましょうか。

―――といって菅野先生は、スタジオのモニタールームへと私達を案内してくれた。何が起こるのだろうとドキドキしていたところ…。

菅野:これはあるロケ地で収録した自然音です。音の性質と雰囲気をよく覚えておいて下さいね。

―――スピーカーから流れてきたのは清流のせせらぎ音…とても細い川幅らしく、水滴が時折はじけて…岩清水のような美しいサウンドだ……。

編集部:山の中にたたずんでいる…という雰囲気ですね。手で水をすくえそうな感じです。

菅野:今聴いていただいているサウンドは、エナジーリファインCDの第1号製品で使われた渓流音とほぼ同等の水準で収録されたものですが、いわゆる「録りっぱなし状態」のものです。これをそのままCDフォーマットにレートコンバート(標本化周波数の下降変換)してお聞かせしています。

編集部:そうですか…これに何か問題でも…?

菅野:「録りっぱなし」ということは、自然環境音の中に地球人類の「集合想念エネルギー」から発せられるネガティヴ因子も●そのまま残って●しまっている…ということにほかなりません。このままの状態では、たとえリスナーが安らいだとしても、意識を地球人類の平均的レベル以上に引き上げるためのサポートはできません。

編集部:「集合想念エネルギー」とは、言葉にするとどんな種類のエネルギー成分なのでしょうか?

菅野:先ほどもお話ししたように、現在の地球人類の意識は大変疲れきっている上に、病んでいます。当然平均的な想念体系もすさんでいるため、愛、至福、平安、歓喜、調和…などとはほど遠い段階にあるといっていいでしょう。そうした人々の発する平均的なバイブレーションは、残念ながら我々のニーズに適合する「高次元の愛」とはひどくかけ離れたものです。集合想念波を言葉にすると、不安、疑心暗鬼、失意、怒り、恨み、妬み、怠惰、排他、虚栄、傲慢…などですね。

「論より証拠」といいますから、これからそれらのエネルギー成分を取り去り、さらに不要なノイズ…たとえば葉ずれの音や動物の足音、虫の羽音などを全て取り除いた「ピュアなサウンド」を聴いてみて下さい。このサウンドに到達するまでには大変な苦労があるんですよ。制作時間ひとつをとっても、たった10秒のせせらぎ音を制作するのに、数週間以上かかることも珍しくありません。

―――私達の目の前にくり広げられた渓流音のサウンド空間は、まさに絶品!! 静寂感と神秘性に充ちた別世界だった!!

ネガティヴ因子が皆無の美音空間…それは天使や聖霊の住する高次元世界なのか…!?

編集部:うわ〜っ!! こんなに変貌するとは信じられません。私達はてっきり●録音したまま●の音がもっとも自然で人間を癒すものとばかり思い込んでいましたから…正直言って驚きです。

菅野:一般の人達は「大自然」という言葉に対し、余りにも強い幻想を抱きすぎてしまっています。森林の割合が比較的多いといわれている日本国内でさえ、手ですくってそのまま飲める川はほとんどありません。僕は北海道出身ですが、親達は子供達にこう教えています。「山の水にはエキノコックスが入っているから、絶対に飲んじゃダメだ」ってね。たとえ伏流水とはいっても、上流で農薬が使われていない保証はありませんし…。

今このサウンドに慣れていただいたところで、もう一度録りっぱなしの音に戻ってみますね!

編集部:なんだか急に暗〜い気持ちになってきました。やるせないような…苦しいような、不安でイライラしたような感覚もあります。一度これらが皆無な世界を体験すると、ネガティヴなエネルギーに対し、こうも敏感になるものなんですね!!

菅野:せっかくここまで体験していただいたのですから、もう少しおもしろい実験をしてみますね!!

今皆さんが聴いていらっしゃるサウンドは、このスタジオの制作コンピュータから直接D/A(アナログ変換)してお聴かせしていますが、このパソコンとハードディスク…そしてD/Aコンバーターも、そこのスピーカーをドライブしているパワーアンプも、とにかく全ての機材の電源コードをいったん抜いて「壁コン(普通のACコンセントのこと)」に差し替えてみましょう。

編集部:ひょえ〜っ!! なんか怖いです…ザワザワ、ギスギスしていて…気持ちが悪くてすぐにも逃げ出したくなってしまいますよ。

菅野:これこそが一般家庭の電源事情です。各家庭の壁についているACコンセントは、電力会社からの送電線でつながれていますね。トランス等が介在していたとしても、結局は「各家庭が手をつなぎ合っている状態」だと言えます。従ってこのスタジオにも送電線を通して、周囲の人々の想念エネルギーが容赦なく流れ込んできてしまいます。その結果、ピュアな再生音もこんなに不調和なサウンドに汚染されてしまうわけですね。

人類の発するネガティヴ想念エネルギーが、ピュアなCDサウンドを汚染している現実!!

編集部:ひどいものですね…ノイズはバズやハムだけじゃないんですねぇ…まさか想念波とは…。それで御社の対策はどのように…?

菅野:まず電源周りについては、全機材をバッテリードライブに改造するわけにもゆかず、商用電源に頼らざるを得ません。そこで引いた電力をいったん大容量のコンデンサに蓄電し、そこから100Vや200Vといった交流の正弦波を起こし、それを各機材に割り振って使用しています。電気的なループを断ち切ることを「アイソレーション」といいますが、制作機材同士も各々アイソレートされ、相互干渉を最小限に押さえています。

編集部:それで御社のスタジオの音は、いつうかがっても温かくて透明で、繊細なんですね!

菅野:話を自然環境音の精製作業に戻しましょう。

先ほどの集合想念エネルギーは、たとえば電源周波数のように特定の周波数に同調しやすい性質を持っています。長年の経験で我々はどの周波数帯域が集合想念エネルギー、つまりネガティヴ因子を拾いやすいかを明確に把握しています。ただその周波数分布は数百〜数千通りにも及んでいるから厄介なんです。多くの実戦経験を積まない限り、エンジニアがこれらを見つけ出し、事前に除去することは困難です。幸いなことに、僕も含めて現在社内にはネガティヴ因子を見つけ出せる者が3名おりますので、全CDに採用される自然環境音をクリアリングすることができるわけです。

収録機材の多くが自社開発であり、業務用機にも全て改良が加えられる…という徹底ぶり

編集部:最後にもう一つだけうかがいたいのですが、自然環境音のロケーションにはどんな機材を使用なさっていらっしゃるのですか? たとえば、今流行のSACDやDVDオーディオ…とか…。

菅野:ハイサンプリングやハイビット、高S/N等への配慮はもちろん、特に周辺機器のクオリティに関しては一般のスタジオや放送局よりもはるかに高いレベルに達しています。たとえば、マイクロフォン・プリアンプは全て自社開発の特別仕様品ですし、レコーダーには随所に高音質化へ向けて改良が施されています。マイクスタンド類も全てロケに最適な一級品を厳選している上に、入念なデッドニング(共振止め)が施されています。しかもほとんどのアクセサリー類が手作りの特注品であったり、自社生産されたものばかりです。

編集部:本当に全てが●超こだわり●の連続ですね!!

菅野:ロケ機材にも全て「エナジーリファイン・ワーク」を施していますし、収録現場自体も前述の「集合想念エネルギー」を極力低減させる…という目的でエナジーリファインしています。

編集部:え?? ということは、レコーディングなさる●土地全体●もエナジーリファインしてしまう…ということですか?

―――と言って菅野先生は、傍らのエンジニア氏に目配せをする。聴こえてきたのは木々にこだまする野鳥のさえずり…そこがまぎれもなく深山幽谷であることがサウンドからも感じられる……。

菅野:では、次にエナジーリファイン・ワークをした直後の音の変化を聴いて下さい。もちろん同じ現場です。マイクセッティングも機材もサンプリングレートも、録音レベルも全て同一です。

編集部:ほおーっ、想像していたのと多少イメージが違いますね。私はてっきりエキサイティングな音になるものとばかり思っていましたので、この変化は非常に興味深いです。せせらぎや小鳥のさえずりが、収まるべきところに収まったというか…とても静かで平安な雰囲気に変わりますね。まぶしい時に色が薄めのサングラスをかけた時のような音の見え方がします。見通しが良くなったというか…半径どのくらいまで影響があるんでしょうか? 先生のワークは……。

菅野:そうですねぇ…エナジーリファイン・ワークの影響範囲を計測する方法がないため、はっきりしたことは申し上げられませんが、マイクロフォンの感度や指向性…集音能力から考えて、少なくとも半径1km程度は確実にリファインされていると思います。

編集部:お疲れになりませんか? こんなにたくさんエネルギーを放出なさって…。

菅野:いいえ、僕は一切自分のエネルギーなんか放出していませんよ!!

編集部:えっ?? 私はてっきり外気功のように、気やパワーのようなものをフワ〜ッと流していらっしゃるものと思い込んでいましたが…。

エナジーリファイン・テクニックは未来型の“エネルギー性状変換ワーク”だった!!

菅野:エナジーリファイン・テクニックとは、ターゲットのエネルギーを瞬時に高次元化させるためのワーク技術なんです。先ほどもご説明したように、必要なエネルギーは全ての生物や物質の中に、すでに充分すぎるほど宿っているんです。その周波数を変更し、上昇させるために僕が考案した技術が「エナジーリファイン・テクニック」の原形です。旧来のヒーリング・ワークのように気やパワーを流したり、封入したりする必要は全くありませんので、仕事自体がとてもラクなんですよ(笑)。

ところでこの地球上で何かに憑かれたように「エネルギーが足りない…足りない」と思い込んでいる生物が一種類だけいます。それが我々人類です。それに気づいた時、前述のエナジーリファイン・テクニックがほぼ完成したといえるでしょう。

編集部:いや〜汲めども尽きない泉のようなお話ばかりですね。それにしても今おっしゃったエナジーリファイン・テクニックのバイブレーションが波形化されたデジタル信号が、このCDにはぎっしりと編纂されているわけですよねえ…。私達の耳には聴こえなくても…

菅野:その通りです。エナジーリファイン・テクニックには一般のヒーリングや気功では宿命的な「流体観念」や「エネルギーロス」が原理的に存在しませんので、たとえ微小レベルであっても充分な変換効率を確保できるのが最大の利点だと思っています。我々に残された課題は、いかにこの特殊波形の精度と純度を高めていくかにあるんです。研究開発工程に終わりはないですね。

編集部:本日はお忙しい中、これまでにない深遠で興味深いお話しをうかがえ、感謝しております。読者の皆さんもきっと目から何枚ものウロコを落としていただけたのではないかと思います。本当にありがとうございました!!