「バシャールVS須藤元気」対談が実現!「バシャール スドウゲンキ」


格闘技の道を究めながら、同時にスピリチュアルの世界にも造詣を深めてきた須藤元気さん。自らの著書の中でも、スピリチュアルなメッセージをユーモアたっぷりに、そして誰もが理解できるようにわかりやすく、ダイレクトに発信し続けています。そんな須藤元気さんが、かねてより望んでいた、あの「バシャール」との対話が、このたびついに実現。バシャールとの対話の中で、何をどのように語り合ったのか、須藤元気さんに伺ってみました。
(1)スピリチュアルの世界に関心を持たれるようになったきっかけは? また、どのようなことを実践しながら、スピリチュアルと関わってこられましたか?

元気子供の頃は、“スピリチュアル”ということは、まだそこまで意識していませんでした。それでも、目に見えない力を借りることで、人生に成功したい、強くなりたい、幸せになりたい、という思いを持っていました。

もちろん、当時の幸せとは、どちらかというと目に見えない“魂の領域”のことではなく、目に見える物質的なものでした。だからこそ、外側の肉体的な強さにも憧れたんですね。肉体的に強くなれば、精神的にも強くなれるのでは、と思っていましたから。とにかく、目に見えない世界に答えを探して、精神世界系のありとあらゆる本を手当たり次第に読んできました。

本を読み始めた最初の頃は、ある特定の本が説く考え方に傾倒して、その本の信者みたいになってしまったこともありましたね。でも、1つの考え方や信念だけに心を奪われると、それは、自分自身の力も奪われる、ということにも後になって気づきました。

僕自身が悩み多き人間で葛藤を抱えてきたからこそ、スピリチュアルの力を借りて、そこに救いを求めて、そこから脱却しようとしてきました。けれども、スピリチュアルにハマってしまうことが、逆に自分自身を失うことにもなりかねないことが、次第にわかってきたのです。

例えば、1冊の本が説く考え方に、「これはすごい!」と信者のようになってしまい、ハマってしまうと、周囲が見えなくなり、他の考え方を拒んでしまうことになる。そうすると真実が見えなくなってしまうんですね。

かつて、僕自身は自分の中の弱さを認めず、ただ強くなりたい!と外に答えを探してきたのですが、強くなりたいと思うこと自体が弱さの裏返しだったんですね。当時はまだ、弱い自分を認めたくなかったのだと思います。でも今、僕は自分が弱かったといえる。つまり、それくらい強くなれたのかもしれません。

また、今まで色々な人々との出会いを通して、僕の魂の師、メンターと呼べるような方々との出会いもあり、人生における多くの局面で導きを得たこともラッキーでした。彼らは、まさに僕にとって師でもあり、ソウルメイトのような存在といえる人々です。

このように、様々な本を幅広く読んできたことや、魂の師との出会いのおかげで、ひとつの考え方や信念に偏ることもなく、スピリチュアルの世界に関しても、一歩引いて色々な見方ができるようになりました。

(2)元気さんとバシャールとの初めての出会いはいつですか? また、元気さんにとってバシャールとはどんな存在?

元気バシャールを初めて読んだのは20歳の頃でしたが、最初の感想は、やはり衝撃的でしたね。そして、この本はある意味ホンモノ、つまり、バシャールはホンモノだ、と思いました。

実は、精神世界系の本をランダムに読んでいくうちに、その内容について、これは響くもの、これは僕にとっては響かないものと、自分なりに“ホンモノ”を嗅ぎ分けられるようになってきました。それはあくまで、自分の勘のようなものなんですけれど……。なんとなく、本自体や、その著者が持っている振動数とかが伝わってくるような感じがするんです。

まず、バシャールの言うことは、常に話が一貫していて、ブレていないところですかね。何より、バシャール自身が、「私はマスター」だとか、「私を信じなさい!」などとは、全く言っていないですよね。

僕にとって、スピリチュアルに関する書籍が溢れかえる中での見分け方は、その本を読むことで、その本を頼ろうとするのではなく、自分の内側を見つめ、自分を見極められるか、ということ。それによってしか自分の外の世界は変わりませんから。

(3)今回、元気さんはバシャールとの対談にあたって、どのようなことを話そうと思われましたか?

元気例えば初期の頃のバシャールの本は、内容もどちらかというと、その頃の時代的な背景や、スピリチュアルという考え方が浸透しはじめたばかりの要素もかなりあったと思います。皆が皆、悩んでいたというか。だから、その頃は、悩みを抱えた多くの人たちから、バシャールに対して、「どうすれば夢は叶うのか?」、「どうすれば幸せになれるか?」というような質問が多かったかと思うんですね。だからこそ、バシャールの名言である「ワクワクして生きる」ということが本のテーマになっていたのだと思います。

僕自身、試行錯誤している時に、バシャールの教えてくれた「1-3-5、リスクなしの成功法」のテクニックには、かなり助けられました。おかげ様で、悩みなどには自分で答えが出せるようになったので、過去にある、すでに同じような内容は出来れば避けたいと思いました。そこで、もう少し大局的なことや、2007年の今だから聞きいておきたい問題について、また、スピリチュアルの新しい活用法などを聞いてみたいと思いました。

(4)バシャールにあった感想はどうでしたか?

元気感想、というか、バシャールと会った3日間のことは、ほとんど覚えていないんです。後で、データを聞いて、「こんなこと話してたんだ!」という感じ。バシャールとチャネルを合わせることで、思い切り振動数を変えられていたのだと思うけれど、3日間にわたって、ほぼ催眠状態にいたような体験でした。

僕はヒプノセラピーをもう何年も勉強しているので、“催眠状態”ということが、どのような状態になるのかを理解しているのですが、普通の状態では、その振動数に対してまともに立ち向かえないというか……。とにかく、バシャールが僕に、1対1の関係でフォーカスをしてくるのを受け止めるのが、とても大変でした。

その場の雰囲気なども、ヒプノセラピーの時に比べて、空気感がとても濃密で、瞬時にその場が突然シータ波に変わってしまうような感じ? 瞑想をしているとわかるのですが、瞑想を始めて15―20分間位後に落ち着いてくると、脳波がアルファ波に変わり、それからさらに深い、宇宙と繋がるレベルのシータ波にゆっくり変わっていく、という感覚があるのですが、それがバシャールだと一瞬にして磁場を変えてしまうような感覚に陥るんです。

だから、対話をしている間は、こちらもずっと瞑想状態の空間に閉じ込められているという感じでした。とにかく、3日間ずっと集中治療室にいたような強烈な体験で、対談後も3日間くらいは普通の感覚に戻りませんでした。

(5)色々なことを話した中で、主に読者に、どんなことを紹介していきたいですか?

元気例えば、2012年の転換期のこと。多くの本や人々が、このシフトの時期について述べていて、色々な見解があると思いますが、僕としては観念論よりも、もう少し具体的なことについてを話しました。

そのひとつが、その頃の社会のシステムが、どう変わっているのかについてなど。また、その頃には、自分の意志を映し出す世界を投影するスピードが、今よりもっと速くなってくると思うのですが、そんな変遷の中で、どのように生きていくか、などです。

そして今後は、ポジティブはよりポジティブに、ネガティブはよりネガティブに、という風に、同じ地球上で生きていても、自分の映し出す世界はどんどん二極化していくと思うんですね。だからこそ、一人一人の意識の持ち方を変えることが、自分の世界をより良く変えるためにも大切なんだ、ということも伝えたいですね。

(5)今回の本は、どんな人に読んで欲しいですか?また、今後の元気さんのスピリチュアルの方向性、目標などあれば。

元気バシャールからの新しい情報や考え方を紹介するにあたって、今までのコアなバシャールファンだけでなく、スピリチュアルに興味のない一般の人や、量子物理学者などのいわゆる知識層にも広く読んで欲しいと思っています。

僕は将来的には、出来れば、スピリチュアルというものの形を少し変えていきたいというか、スピリチュアルを、もう少し社会に適応できるものにしていきたいと思っているんです。つまり、スピリチュアルの革命ですね。もっと、スピリチュアルをマスに対して、地に足がついた形で紹介していきたい。

僕たちは、魂だけじゃなくて肉体を持っている、ということは、この3次元で生きているということなんです。しっかりグラウンディングして、3次元の世界ときちんと直面しながら生きていく、ということが究極のスピリチュアル、なんじゃないかな? 今後も、そのことを僕なりの形で伝えていきたいですね。

須藤元気(すどう げんき)

高校時代からレスリングを始め、全日本ジュニアオリンピックでジュニアチャンピオンとなり、世界グレコローマンレスリング大会に出場。高校卒業後渡米し、サンタモニカ大学でアートを学ぶ。その後帰国し、逆輸入ファイターとしてデビューし、UFC-J王者になり、現役中に俳優、執筆、書道(第58回毎日書道展入選)など幅広く活動している。2006年12月31日、突然の引退を発表。現在は作家としての活動をメインとし、著書である「風の谷のあの人と結婚する方法」は売上15万部を突破。また、講演活動やチャリティーにも精力的に参加し、それらの活動を通して、「WE ARE ALL ONE(全ては一つ)」というメッセージを発信している。著書に「幸福論」(NEKO PUBLISHING)「風の谷のあの人と結婚する方法」(ベースボール・マガジン社)「神はテーブルクロス」(幻冬舎)「レボリューション」(講談社)。

ダリル・アンカ(Darryl Anka)

バシャールとの同意のもとに、そのチャネルとして活躍。1984年以来、バシャールを通して世界中でセミナーを行なう(初来日は1987年)。その伝説的なメッセージは数々のスピリチュアルなコンセプトを提供。今もその輝きを失っていない。

バシャール(BASHAR)

地球時間で3,000年後の惑星エササニの多次元的存在。「ワクワクして生きる」というコンセプトが、「無条件の愛」の波動と調和した本当の自分自身でいる状態をわかりやすく伝えるために使われるメインメッセージ。

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