
バシャールで始まった「ワクワク」の世界。ヴォイスグッズでは、24年間「ワクワク」を通して、たくさんの方が自分の本当の姿に目覚めるお手伝いをしてきました。そして今回、ミラクルサウンドBOXなどで実績のある傅田聴覚システム研究所・所長の傅田先生と「ワクワク脳をつくる」聴覚トレーニングプログラム「ブレイン・フォース」を共同開発。聴覚システムトレーニングによる全脳開発について、そして、ワクワクはどのように導かれるのか、その未来も含め、新商品「ブレイン・フォース」について、傅田先生に説明していただきました。

私は30代の頃から音楽家として「なぜ日本人は一流の演奏家になれないのか」ということを研究し、「聴覚」の奥深い世界に魅せられてきました。聴覚を開発するということは、ただ単に聴こえが良くなるというだけの問題ではなく、全人格的でその人の人生を左右する程のものであることが、今ではかなり分かってきています。私は傅田聴覚システム研究所という、聴覚トレーニングの場を提供していますが、ここに通う方々の日に日に目に見えて変わってくる姿を、日々目の当たりにして、聴覚システムの開発はもはやトレーニングといったレベルのものではなく、その方一人ひとりが「自分自身を発見する『目覚めの場』を提供すること」に他ならないと、強く確信しています。


例えば、次のような「人生を変えた」実例があります。
ある日、強度の自閉症の男の子が、家からも出られず、人生の先の見えない出口の無い真っ暗なトンネルにいるような状態で、何を行ってもよくならず、藁にもすがる気持ちで私のところへご両親と共にやって来ました。早速、私は彼に聴覚トレーニングを試みました。聴覚システムと出会うことで、彼はみるみるうちに「生きる力」を取り戻し、その変化はめざましくて感動的ですらありました。しばらくすると彼は、外出することはもちろん、自分の未来に希望を見つけられるようになり、悩んでいた当時とは別人のように充実した日々の生活を送れるようになったのです。彼は高校に進学することに決め、それだけでも素晴らしいことなのに、今では学年トップクラスの成績を修めるようにもなりました。今彼は、将来に大きな期待と希望をもって自分自身に「僕は大丈夫、できる」という確信を抱いています。まさにワクワクして今を生きています。
彼がどうして「自分自身」を取り戻せたのか・・・。それは誰もが持っている聴覚の潜在能力を開発し、そこから脳が活性化することで「今までと違った世界」を無意識に自分で認識できるようになり、思考、行動、態度が自然と変わったからです。


現在、政治、経済、あらゆる社会の局面が混乱と混沌を呈していますが、多くの方々が「これから私たちは一体どうして生きていったらいいのだろう?」と思われているのではないでしょうか。TVやマスコミの情報は洪水のごとく私たちを襲ってきますし、何が正しいのかさっぱりわからなくなっている・・・。いつの間にかネガティブな情報に振りまわされ不安感を募らせているのではないでしょうか。TVを見て、ストレスを大きくしてしまうより、今は他者の情報に振り回されるよりも、自分の「生きる核」を育む時間を少しでも設けた方が、その人の人生に膨大な可能性をもたらしてくれると思います。聴覚の開発はそこに強力な光を当ててくれるものと確信しています。

それでは、「ワクワクの源泉」について話をしましょう。私が小さい頃は、そこら中が田んぼだったり、現代の風景とは全く違う牧歌的な雰囲気がありました。勉強はそっちのけで、野や川を走り回ったものでした。自然が遊び相手だったのです。自然は変化します。決まりきった答えを与えてくれません。そこが無意識に面白かったのでしょう。ヴォイスグッズさんからご提案を受けた「ワクワクの源泉」のひとつは、確実に私にとって子ども時代の「遊び」にあります。ワクワク楽しい遊びを通じて自然の本質的なエネルギーを無意識に感じ取り、自分の肥やしにしていったと思います。今思えばそのわくワクワクは自然が私にくれたものなのでしょう。


自然には美しい音が溢れています。小鳥の声、虫の声、川のせせらぎ、そよ風の奏でる音、これらの音は単に「自然音」と片付けられるようなものではありません。私の聴覚システムの音源には自然音が使用されていますが、私は自然音の持つパワーは、文部科学省も認めている学術的な「ハイパーソニックエフェクト」にとどまらない、それ以上のものと考えています。「ハイパーソニックエフェクト」とは、一定のレベルの高周波音が脳を活性化させたり血流を促したりする効果のことですが、もちろんこの効果は見逃せません。


高周波音は、脳生理学的にも、神経学的にも脳に対して有用な働きかけをしてくれることは自明です。私もこの「ハイパーソニックエフェクト」を利用しています。しかしながら、私は自然音の本質はもっと別のところにあるのではないかと考えています。例えばラジオはある周波数に音声などの情報を乗せて送信することで番組が聴こえますが、この情報を乗せることを「変調」といいます。自然音にもこの「変調」に似た作用が働いており、実は地球の原初のエネルギーというか根本的な「生命エネルギー」が付帯しているのではないかと私は考えています。そのエネルギーが、私の研究所で起こる奇跡を生み出しているのではないでしょうか。そうとしか考えられないのです。それを周波数として捉えれば、自然音の変調された情報(周波数に変換)が、私たちのオーラやサトルエネルギーにはたらきかけて三次元レベルを超えた効果をもたらしてくれるのだと思います。まさに人は「聴こえない音を聴いている」のです。


私は、時に(結果として)命がけで「美しい音」を録音しに出かけます。私の思う自然音はありていの既成のものではなく、私の感性にヴイヴィッドに感受しうる音しか聴覚システムには使いません。録音しているときは身体全体でワクワクしていますから、時も忘れものすごい集中力を発揮していると思います。打ち合わせの際にヴォイスグッズのスタッフの方がおっしゃったのですが、もしかしたら私は自然音を通して一種のチャネリング情報を得ているのかも知れません(笑)。非科学的ですが、目に見えない、音に聴こえない世界のはたらきかけを確信している部分はありますね。また別のスタッフの方が、「傅田先生は音質の良し悪しでエネルギーの質をよりわけている」とおっしゃってくださいましたが、確かにそうかもしれません。


私は一貫して聴覚のトレーニングによって脳を開発するということを行ってきました。主たる焦点は能力開発などに当てられていますが、人の情動(感情、気持ち)に対するアプローチも当然可能です。というよりも同時に起こってきます。全脳開発と言ってもいいのではないかと考えていますが、人が「あるべき状態にある」ということが根本です。今回ヴォイスグッズさんから企画提案を受けたものは「ワクワク脳」をつくるというものですが、私の今までの技術を総結集して、情動部分に焦点を当てたものを開発しました。もちろん能力開発にも有効です。基本的に万能なのは変わりありませんが、今回は人が生きるための、もっと根源的で、人生に喜びや希望、ポジティブな期待、それを支える「自分自身を受け入れ愛する」部分を育んでいくものを制作してきました。


脳がワクワクする状態であれば、心身バランスがとれ、行動力も自然と出てきますし、脳のコンディションが理想的になりますから、今までになかった創造力なども発揮されるようになります。ワクワクするといっても一時的なものや一瞬では意味がありません。人生の歯車が上手くかみ合わさり、人生の車輪が心地よく回り続けるものではなければならないのです。そのためにも、ワクワクするコンディションをまず脳に覚えさせましょう。脳がワクワクしてくると、身体的にも、精神面でも、心身一如、その人の存在全てでワクワクを感じられるようになるのです。


では、ワクワクを全身で感じられるようになる脳の状態とはどういうものでしょうか?
脳は、大きく分けて3つの部分があります。脳は、最初の部分を2番目のものが覆い、その上に3つ目のものが覆うような構造になっています。
最初のものが「脳幹」といいます。脳幹は「生きるための脳」といわれ、爬虫類脳などともいわれます。脳幹では、呼吸、体温調節、自律神経、血圧などの調整コントロールをはじめ、さまざまな働きを、「自分を生かすために」行っています。
次の脳の部分は「大脳辺縁系」といって「哺乳類の脳」とも言われます。ここでは主に本能に根ざしたはたらきを司り、情動の中枢でもあります。
最後が「大脳新皮質」、「ヒトの脳」です。ここでは創造性や、他の動物には無い人としての働きを行っています。ワクワクを感じるにはこれら脳のストレスがなく、余計な圧力がかかっていない状態でなくてはなりません。


私の得意とするところの聴覚は、耳で音を聴いた信号を伝える神経(蝸牛神経)からすでに脳幹の一部となっており、他の五感よりもダイレクトに脳幹に幅広い情報を送ることが可能です。音を信号にして脳幹の中に伝わり、その音そのものと振動が脳幹自体を癒していきます。脳幹には網様体という神経の束になっているターミナルがあって、そこから上部の脳の各所へ信号(情報)が送られます。一方で、脳幹のなかには中脳という部分がありますが、そこにはA10神経が大脳新皮質の前頭葉に向かって弓状に伸びており、この神経が興奮すると脳内物質が分泌され快感を感じることができます。そのA10神経に「喜び」と「快」、ワクワクにつながる部分を司っている大脳辺縁系の「側坐核」がつながっています。このような経路で、聴覚から脳が活性化していくのです。
とはいえ、脳を活性化してワクワク状態をつくる環境を整えるには、音であればなんでもいいというわけにはいきません。だから厳選された自然音であり、クラシック音楽なのです。今回はこれらに加え人の歌声も採用し、これまでとは違った情動への効果をねらっています。今回の新製品のCDは3枚ですが、それぞれ「ブロックをはずし」→「コンディションを整え」→「自分自身に戻る=ワクワクの源泉」という流れになっています。それぞれの働きに合わせた使い方も可能ですが、最初は順番に聞いていただきたいですね。そのサイクルを続けていただくことが、ワクワク脳への近道だと思います。


なぜリズムやテンポが脳を開く際に重要なのでしょうか。これは、私たちの心身がリズムに支配コントロールされている側面があるからです。代表的なところでは心拍数、人はみな大体同じペースで拍動しているはずです。また、イギリスでは一般医療のなかにも採り入れられている代替医療のオステオパシーという技術には、重要な治療法として頭蓋仙骨療法というものがあります。頭蓋骨には縫い目がありますね。この縫い目には意外な意味が隠されていて、頭蓋骨も呼吸しているのです。そのため「遊び」がないと膨張できません。この療法は、脳と頭蓋骨の間にある髄液の循環によるリズムを一定にすることで、その波動が背骨を伝わり仙骨にいたり、全身のリズムが整うため、いろいろな効果があるそうです。この適切な脳の髄液のリズムと近いのが心拍のリズムであり、どうやら生きるのに心地よいリズムであるようです。面白いことに自然の音の中にもこれと似たリズムをもったものがあります。



その音とは何でしょう?みなさんがご存知の音です。
海の波の満ち引きリズムがまさにそうなのです。当然心拍のリズムにも似ており、1分間に18拍前後のリズムは、生命の呼吸のリズムといえるでしょう。地球をガイアという生命体とすれば、海の波の満ち引きはガイアの呼吸そのものを表わしているのかもしれなません。いずれにせよ、生命のリズムに共鳴し合うことはとても重要です。リズムが秩序とエネルギーを生んでいるからだと思います。ワクワク、この言葉自体がもっているリズムも生命リズムそのものという感じがしますね。


今までは、自然音やクラッシック音楽などによる純粋なオーディオ・アプローチでしたが、今回はさらに効果をあげる方策を新機軸で打ち立てました。音も周波数であり、周波数といえば波動、エネルギーです。大変高価なオーロラという波動生成機器との偶然の出会いによって可能となりました。このエネルギーは非常に強力で、根源的なエネルギーを発生させます。音楽のデータにこれを乗せると、非常に深みのあるクリアな音質になることに気がつきました。この音を聴くと、オーロラのエネルギーがこちらに届き、脳が非常にリラックスするのがわかります。音質も変わるけれど、受信する側も高度なレベルに変わってしまいます。身体的な体感もものすごいものがあります。是非みなさんに体験いただきたいと思っています。まさに今回のために巡り会ったとしか言いようがないほどの出会いに感謝ですね。このほかにも傅聴研でのトレーニングと同じ効果の出るエネルギー処理も加えることとしました。これは企業秘密です(笑)

私は今回の新製品で、今どこを見ても元気の無い風潮を少しでも元気な方向へ、ワクワクする方向へ転換できればという思いをこめて制作いたしました。できるだけ多くの方々が、聴覚を開き脳を活性化し、ワクワクするエネルギーを帯びて自分自身でいられるようになれば、確実にその人たちを中心に新たな流れが出てきます。私はそれを確信しています。