エナジーアライブとは
- SJスタッフ
- ヘンリさんはこれまで「クォンタムタッチ」と「エナジーアライブ」のふたつのワークショップを開催されてきましたが、エナジーアライブはヘンリさん独自のメソッドによるプログラムですね。これまでエナジーアライブは回を重ねるごとにヘンリさんの気づきや経験、工夫が取り込まれ、進化してきましたが、今回ついにフルボリュームのヒーリングシステムとして体系化されました。そこで、ヒーリングシステムとしてのエナジーアライブの特徴をできるだけわかりやすく説明していただけますか。
- ヘンリ
- エナジーアライブは、身体、感情など自己の全てのレベルをみていくヒーリングの手法です。身体的な痛みや緊張を解放する為にも使えるし、コントロールできない感情に直面した時のマネジメント、感情を理解するためにも使うことができます。
- SJスタッフ
- それは、具体的にどういうことでしょうか。
- ヘンリ
- まず、エナジーアライブが生まれた背景をご説明するのがその概要を理解していただくための最も近道でしょう。私はこれまで数多くの生徒に様ざまなエネルギーヒーリングの技法を教えてきましたが、多くの生徒が手からエネルギーを流すことがなかなかできない、という実情がありました。それは彼らが無意識に身体にストレスを溜め込んでいるのが原因でしたが、その状況に本人達はほとんどの場合自覚がありませんでした。リラックスしてくださいと言っても身体をリラックスさせることができないのです。多くの人々は身体に対する機能的な気づきに欠けている、ということが分かったことがエナジーアライブを生み出すことになったきっかけです。
- SJスタッフ
- 分かる気がします。
- ヘンリ
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- SJスタッフ
- クォンタムタッチとの違いはどのようなものなのでしょうか?
- ヘンリ
- クォンタムタッチはリチャード・ゴードンによってつくりあげられたハンズオン(手を当てる)または遠隔ヒーリングの療法です。簡単に言ってしまうと、自分自身の共鳴度をあげてエネルギーを流すという技法ですね。右脳的なアプローチであり、呼吸と注意、意図の3つを使って宇宙の生命エネルギーを自分の中にとりこみ、自分の手からクライアントに流していくことで、クライアント自身の内なるヒーラーを目覚めさせます。 エナジーアライブもクォンタムタッチと同様に、クライアントの内なるヒーラーとワークをしていきますが、エナジーアライブは癒すことを目的としてエネルギーを流すのではなく、身体とエネルギーの非常に優れた構造そのものを使い、それ自体に働きかけていきます。施術中にクライアントにエネルギーを流すのではなくて、クライアントの解放の経路を開いていくという働きかけになります。 具体的には、身体の特定のツボやエネルギーの交差点―ハイウェイ上の交差点のような場所ですね―そこにソフトなタッチを施すことで、大量のエネルギーの通り道にあるゲートを開き、よりエネルギーが流れやすくなるように仕向けていきます。圧力鍋のおもりを傾けると、内側から蒸気がたちのぼっていくようなイメージでしょうか。
- SJスタッフ
- エナジーアライブの軽いタッチというのは押すというよりも、ちょっと触るという感じですか?
- ヘンリ
- 押すのではありませんが、ちゃんとそこに存在するようにします。非常に微細な動きであったり、小刻みな早い動きであったりします。身体にはもともとストレスをクリアにしていく有機的なシステムが備わっています。身体に座りなさい、癒えなさい、行きなさいというふうに命令するわけではありません(笑)。身体の機能に従い、共に働きかけて行くというやり方です。そうすると解放は自然におこってきます。10秒で起こることもありますしもう少し時間がかかる場合もあります。しかし通常は非常に早く起こります。 さらにエナジーアライブのユニークな点は、メンタルな部分も使っていくという点です。ストレスの起こりには、私たちが物事を捉えるときにそれをどうフォーカスしているのか、ということも関係してきます。自分がどのようなパターンをもっているかに気づくことが大切です。 エナジーアライブでは感情のエネルギーに対しても働きかけます。どのように感情がコミュニケートされているかについてみていき、それを自分自身や周囲の人の人生に当てはめていきます。そのエネルギーの循環が、または循環がうまくいっていない、ということが行為としてあらわれている、という見方ができれば、ストレスや自分自身が感じるイライラと自分自身との間にゆとりができていくのです。
- SJスタッフ
- EFTだったと思いますが、感情と身体の関係について、筋肉の中に感情が蓄積されているというような考え方が出てきていますよね。ヘンリさんは、感情と身体の関係についてはどのようにお考えですか?
- ヘンリ
- 非常にパワフルなつながりですよね。基本的には、身体というのはハートや感情、そして精神におこっていることが投影される場所です。ですから身体は様ざまな感情的なフィーリングや思考的な癖を、身体的に表現することでそれに気づかせようとします。私たちはもともとは開かれた、制限のない状態で生まれてきたのです。しかし、いろいろな外的な要因によってそれをそのまま表現しようとしても自然に表現しにくい状況を周囲がつくっている場合があります。そのような状況が起こり始めるのは赤ちゃんや乳幼児の時であり、これは表現してもいい、してもよくないということを小さい時に決めてそれを繰り返して成長していきます。ですが、エネルギーという面から見ると私たちは常に統合し、バランスをとろうとしていくのです。もともとは何かが起こったらそのまま表現するというエネルギー的な循環があるところを留めてしまうと、その留められたものは何らかの形でまた表現されていくのです。実際には、出すべきものを出せない、フィーリングとかスピリットとか感情を自然に表現することができないと、結果としてそれらが身体的に反映されていく、たとえば何らかの形で身体的な慢性症状として現れたりします。 ですから身体的に症状として現れているということ自体が、実際には何かが最も十全で完璧なありかたで流れていないことを指し示すことになります。 エナジーアライブでは身体的に現れている症状、不具合という側面からも見ていくこともできるし、感情的なイライラとか、思考的な不安とか不満といった部分に対してもそれぞれ働きかけることができます。 そして解放がどのようにその人に起こってくるかというのは、当人の内なるヒーラーが決めることです。身体的にとか、感情的にとか解放には個人差がありますが、それは施術者側が決めることではなく、当人の内なるヒーラーが決めていくのです。
エナジーアライブ プラクティショナー養成コースとは
- SJスタッフ
- 今回からスタートする「エナジーアライブ ヒーラー養成コース」の概要について教えてください。
- ヘンリ
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- SJスタッフ
- それはいいですね。今の社会にはストレスフルなビジネスピープルが溢れかえっています。このコースで生まれたヒーラーたちの手により、自分のストレスを自分で解消できる人々が増えていくのは素晴らしいことだと思います。期待しています。ありがとうございました。